goo blog サービス終了のお知らせ 

Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

数え間違い?

2023年05月14日 16時49分13秒 | 天体望遠鏡 関連
数日前に『 The Cambridge Double Star Atlas 』では 2500 個分から 200 強を選んで「 showpiece 」として★印が附されていると書きました。星表の前の説明文に 200 or more と書いてあるので、数えずにそう書いたのです。で、滝・重星星表にマークを附けていったら楽に 300 個以上ありました(白頭翁調べで 317 個。但し、再鑑せず)。何だよ!
もっとも主星が 7 等以下の暗いものや日本から見えない南天の星も含まれていましたけど。

The Astronomical League's Double Star Observing Program

2023年05月10日 10時18分14秒 | 天体望遠鏡 関連
重星にもいろいろな「〇〇選」があります。持っている書籍でも『 An Anthology of Visual Double Stars 』なら 175 個が記載されていますし、『 The Cambridge Double Star Atlas 』ですと 2500 個分の星表があり、その中から 200 強に「 showpiece 」として★印が附されています。WEB でも 200 個程度のリストが多いようです。
早く達成感を得られるように(笑)「 Lunar 100 」のような 100 個程度のものを探してみたら、The Astronomical League (アメリカの天文愛好家団体の連合会?)が 75 倍から 150 倍を使った 7.6cm の屈折望遠鏡で見える重星 100 個をリストアップしているのを見つけました( This program introduces observers to 100 of the finest double and multiple star systems in the heavens.・・ 中略・・All objects on this list were originally observed with a three-inch refractor using between 75X and 150X. )。余談ですが(在米以外の人には関係なさそうですけど)全部見たら証明書を出すこともしている由。
https://www.astroleague.org/al/obsclubs/dblstar/dblstar1.html

意識したのはここ数週間ですが、重星の記録を付け始めた去年暮れから見ている分も含めると(拙宅改修工事に拠る中断があるなか)既に 3 割を超えていました。Lunar 100 も 7.6cm で見えるとありますが実際には倍くらいの口径が必要そうなものもあり 6 割を超えた辺りからペースが落ちています(私の 10cm では達成不可能?)。なので、Astroid の助けも借りて(笑)こっちの方が早く達成しそうです。
もっとも達成とか力まずに、昨夜のような好シーイング下で ε Boo を観て素直に感動するようなことが、隠居の Pastime としては本筋ですね(爆)

Astroid 革命

2023年05月04日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連
Astroid を使えるようになって、書き込みして活用していた『滝・重星星図』が用無しに近い状態になりました。ただし、附属の重星表は加工できる EXCEL 版ですので引き続き必須の資料です(この重星表には SAO 番号しか附されていません。しかし EXCEL の LOOKUP 関数を使って SAO と HIP の両方載っている恒星表から HIP 番号を張り付けられますので問題ありません)。

重星の HIP 番号を Astroid に登録しておけば次から次へとどんどん見ていけますし、同様に星雲星団も NGC 番号などを登録できます。また、夜になってから見ている方向で表示された星雲星団を流して見ていくこともできます。しかも( Alignment と無関係で)登録は昼の間に先に済ませておけます(リストは左下に表示されます。下の画像の青い矢印ご参照)。

登録は Astroid 側で保存されるようで iPad で登録したものをスマホでも使えました。なお、対象の登録は赤道座標の数値入力でも可能です(スターベース東京の S 宿さんにご教示いただきました)。拠って Astroid で HIP 番号を持っていない 7 等以下の暗い重星、例えばおとめ座の Σ 1575( HIP 57858 )も登録と導入ができます。太陽に近くて今は鑑賞時期では無い天王星も鑑賞時の赤道座標を入力すれば XW5 の 148 倍 0.47 度の視野に入りますから、秋には楽に円盤像が捉えられる筈です(恐らく海王星も)。ただし、座標登録は現状では一回毎に行なう必要があります(ファームアップで改善して欲しい箇所です)。
重星の登録は( HIP 番号のある)重星表だけでもできますが、星図がある方が何かと便利です。そうなると重星名が緑色の表示で見易いので(しかも限界等級が 0.5 等級暗い)『 The Cambridge Double Star Atlas 』が使い易いです。書き込みはしませんし(笑)、星雲星団も私くらいの鑑賞者には十分過ぎるほど載っていますし。光学ファインダーで夜に実際に探していくなら滝星図はとても便利なのですが、抑々星図を使わずに導入できていきますからね。

自動導入装置でなくても Astroid は天体鑑賞に「革命」を起こしました。うん!?、革命的堕落(自爆)

Astroid にも慣れ・・・

2023年04月24日 23時58分00秒 | 天体望遠鏡 関連
何夜か使っている間に Astroid にも慣れてきて、自分、不器用なんですが、実視界 28 ' の XW5 でも視野に楽に入る程度まで alignment の精度を上げられるようになりました。精度も上がったうえに電源を入れてから 10 分もあれば準備が完了するくらいに手早くなり、望遠鏡をベランダに出して温度順応させている間に行っておけば無駄な時間がありません。
「無駄な」時間と言えば、星図と光学ファインダーを行ったり来たりすることもなくなりました。一方で光学ファインダーで星を辿ってみていくときの偶然の「楽しみ」は当然乍ら無くなります。M47 を探すのにシリウスから東に振っていった際に、その手前辺りで KQ Pup の深紅に感動することもなければ、 M46 を行き過ぎてしまい可憐な二重星 2 Pup を眼にすることもなくなります。偶然視野に入った重星は(実際以上に!?)綺麗に感じるものです(笑)

Astroid Impressions

2023年04月13日 15時40分40秒 | 天体望遠鏡 関連
Astroid の Impressions です。この日曜 9 日の夜に漸く実戦配備できました(1日に引き取って3日の夜も使ってはみたのですが、短時間だったこともあり上手く使えませんでした)。

先ず当日の必須作業である alignment(照準合せ:望遠鏡と電子ファインダを画面上で平行に認識させること)をシリウスで行いました。が、自分、不器用ですから、iPad 上のジョイスティックの操作で微調整が上手く出来ず、手間取りましたし結局ピタリとはいきませんでした。導入誤差は公称 0.05 度=3' といわれているものの、その所為でベテルギウスで導入テストをした際、実視界 28’の Pentax XW5 ですと視野の外でしたが、同 41’ほどの NAV-7SW では入っていました。公称値の 6~7 倍外していることになります。ここはジョイスティック操作のスキル改善余地が大いにあります(自爆)
この程度の alignment 精度にしか追い込めませんでしたが、何とかなるだろうと M41、M46&M47、M35、M42 を導入していきました。面積があるので視野に楽に入っています。気をよくして重星の β Mon、δ Gem、i Cnc も HIP 番号入力で導入していきました。δ Gem は光度差が大きくて分り難かったので NAV-7SW で導入しておいて Pentax XW3.5 に替えて観ていました。
alignment から導入・鑑賞で小一時間です。やはり便利。光学ファインダーで見えるものばかりとの当然のツッコミは甘受しますが、δ Gem、i Cnc は天頂に近いので光学ファインダーなら頸が痛くなって導入できないと思えるところ、非常に楽に導入できました(想定通り!)。一方で、手動導入とは言え、かなりズルしてるなァと云う「後ろめさ」は禁じ得ません(爆)

Astroid

2023年04月06日 10時23分14秒 | 天体望遠鏡 関連
先週末にスターベース東京から引き取ってきた電子ファインダーは DynamicDeepSKY 社( DDS )の Astroid です。

ファインダーや本体で見えない天体の写真を撮ることもないので、牛刀を使って鶏を割くイメージは否めません。しかも新しい星図を買ったと書いた直後でなんですが、馴染みのない星座の二重星も楽に視野に入れられる筈ですし、光学ファインダーで覗き難い(覗けない!)天頂付近も苦にならないので、購入に踏み切りました。自分としては、自動導入はズルい感じがして嫌なのですが、これは手動導入なので許容範囲です(爆)
  
MORE BLUE 95mm 鏡筒バンドを追加して、それに 同 FG301 ファインダーアリミゾを装着し、Astroid を搭載しています。多少のケラレは問題なく使える由ですので現有の鏡筒バンドに乗せても問題ないとは思いますが、こうするとケラレ皆無なうえに、真上で分かり易いでしょうし安定感もありますから。なお、追加の鏡筒バンドの分 140g 弱だけ余計に重くなりますが、今回の追加全体で 600g 弱ですので鏡筒部分の出来上がりが 5.1kg 程度になります。APZ 経緯台の積載可能量は公称 8kg なので問題ないと考えました。

使ってみての印象は、夜のお天気がイマイチなので改めて。


https://www.dynamicdeepsky.com/astroidplatform

The Cambridge Double Star Atlas

2023年04月04日 17時37分51秒 | 天体望遠鏡 関連
The Cambridge Double Star Atlas リング製本版を入手しました。下の画像の右側は以前に書いた Bob Argyle 他の『 An Anthology of Visual Double Stars 』です。一緒に購入する人が多い由ですが、私も仲間入り。もっとも時間差がありましたけど(笑)

とはいえ、実戦配備は滝・重星星図のままです。貧乏性なので、リング製本の高価な(!)星図には書き込めません(爆)
元々これは他の文献などと同様に資料として使う目的で買ったのです。重星のリストが最大の狙いですが、それだけでなく Σ などのカタログ番号がグリーンで統一して記載されていて見易いので、他の星表と同定しやすいのが良いです。

因みに Amazon で 3 月 20 日にポチ、22 日 Book Depository 発送、「 4 月 2 日から 4 月 13 日の間に到着予定」とありましたのが想定外の早さで 3 月 29 日着です(新品にしては表紙に少しだけ凹み(?)がありましたが、それ以外は綺麗でした)。

冬のアルビレオ

2023年03月14日 22時22分16秒 | 天体望遠鏡 関連
β Cyg は 北天最美と言われる二重星で、アルビレオという固有名は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』でも有名です。
白鳥座は夏の星座とされるので、春秋冬に色の対比が美しい二重星は「〇のアルビレオ」などと呼ばれたりします。で、「 the Winter Albireo」「 the Southern Albireo 」と呼ばれるのがおおいぬ座の HJ 3945 です。暗いものの離角が小さく、本家よりも望遠鏡向きかもと思いました。
今夜は他にも、整った綺麗な三重星の β Mon、色の対比ではアルビレオに負けないと思える μ CMa とうさぎ座の HJ 3752 など重星三昧でした。なお、今夜もリゲルは容易に分離したのですが、シリウスは無理でした。


Pentax XW3.5

2023年03月07日 00時02分00秒 | 天体望遠鏡 関連
先日のスターベース東京での用件は Pentax XW 3.5 の購入でした。昨日記載した「新兵器」です。なお、スターベース東京では TSA120 と FC-100D の比較(実地検分)をしたり、多機能電子ファインダーDynamicDeepSKY 社の Astroid の使い勝手を教えて貰ったりしました。実店舗、有難い!!

さて、この XW 3.5 で中期的目標としていた 3mm( Delite )と 5mm( XW 5 )の間を埋めるピースを入手したことになります。4mm の方が良いのかもしれませんが、 √2 刻みの並びになりますので。つまり中低倍率の 10mm と 20mm は飛ばしているものの、XW 3.5、XW 5、Nikon NAV 7、NAV 14、タカハシ Erfle 28 と並びます。Delite 3mm は個性的なので、日本製 5 本の優等生の枠の外として、好条件下で二重星などを凝視する専用と見做します。またタカハシ Hi-Or 4mm も同様のイメージで、ヌケの良さを活かして惑星専用にします。
しっかし XW 5 も大きいと思いましたが、XW 3.5 は更にデカい!

で、デビュー戦の昨夜、新兵器は凄いと感じました。初日の感想としては重さと大きさ以外に欠点が見当たらないですね。

久し振りの天体鑑賞

2023年03月06日 22時24分34秒 | 天体望遠鏡 関連
1 か月半以上に及んだ拙宅の改修工事がこの 1 日に終わり、天体望遠鏡が復た使えるようになりました。で、漸く晴れた今夜は久し振りの天体鑑賞です。晴れた、とは言っても、雲が流れてきて 18 時半くらいの未だ夕暮れの空から 1 時間程度しか鑑賞できませんでした。とは言え、先週の金曜にスターベース東京で入手した「新兵器」が大活躍で、今宵は気流の状態が良かったこともあり(冬に比べれば!?)、新兵器で η Ori(オリオン座イータ星)、ζ Ori (同セータ星)の何れも簡単に分離し、β Ori( Rigel )の伴星もクッキリと見えました。得たりとばかりに α CMa( Sirius )にトライ。
Rigel より少し難しいくらいだろうと高を括っていましたが、とんでもないことでした。全く分からず。偶々、群雲がよぎってディフラクションリングが少なくなった時に見えた気がしましたが、恐らく錯覚でしょう。今後も更にトライしますが、難易度高し。