リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

膝が痛いんだけど

2023年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月20日(火曜日)。☁🌧☁🌥。うは、まだ寒いよ。きのうの「最高」気温は何と12度。最低気温の間違いじゃないかと思ったけど、いや、まちがいなく日中の最高気温。やれやれ、夜には家中にしっかりヒーターが入ってたし、月も下旬だってのに、ほんとにどこかおかしいなあ。でも、去年もちょっと涼し過ぎると言っていたような気もするけど、いくら何でも12度がやっとはないんじゃないかと思うなあ。

ウォーキングから帰って来たら(義)妹のマリルーからテキストメールが入っていて、「膝に人工関節を入れることになって、手術の日が決まるのを待っているところ」。え、あなた、バイオニックウーマンになるの?と返事したら、「そうなのよ。手術の後でリハビリがあるから、この夏はガーデニングはできそうにないわ」。そうだなあ、マリルーはワタシより一つ年下だから74歳で、趣味の庭は家の裏の斜面だから、園芸に戻れるようになるのに時間がかかるかもしれないな。このところ膝の調子が良くないカレシにニュースを伝えたら、「オレは手術なんか嫌だ。車椅子にする」と言うので、ワタシは肩の調子が良くないんだから押してあげないよ、電動のにしてよねと言ったら、「それで歩道をぶっ飛ばすかな。あはは」。

ベルギーの病院からの請求を払うのに、銀行の中央支店でマネーオーダー(つまり国際為替)を発行してもらおうと、ランチの後ですぐに請求書を持って、バンクーバーへ。ロイヤルアベニューからニューウェストミンスター駅までの300メートルほどは、勾配が10%近い下り坂なので膝にきついな。やっぱり、ワタシもそのうちに膝も肩も股関節もぼろぼろになって、しまいにバイオニックウーマンになるのかな。やぁだ。グランヴィル駅を出てすぐの中央支店はけっこう空いていて、請求書を見せてユーロのマネーオーダーをお願い。カナダではIBANを採用していなくても、オンラインで送金できるんだそうだけど、その場合は手数料が5千円。でも、外国へのオンライン送金はやったことがないから、マネーオーダーを送ることにして、フランス語なので受取人の名前を確認するのに手間取ったけど、旅先で救急センターのお世話になった経緯や請求書の内容を知るのにグーグル翻訳を使ったことなどを話しながら、為替を作ってもらって、30分近くかかって任務完了。手数料は当座預金口座の特典で無料。オンラインでやらないで良かったね。

とんぼ返りで電車に乗ってニューウェストまで帰って来て、あの急な坂を上るのはきついから、駅下のバスターミナルで乗継ぎ。バスも同じゾーン内なので、乗り継いでも別に料金はかからないのがいいところ。帰って来て着替えをしたら、もうマティニアワーで、カレシが「ジンがないよ」。それじゃあと、トートバッグをお財布を掴んで、2人で角の酒屋へひとっ走り。プリマスジンを3本とワタシのムッシュ・ヘネシーを2本買って、道路を斜め横断して帰って来たら、故障していたエレベーターが復旧していて、やれやれ。今日はラスベガス・サイズのマティニをおねがぁ~いっ。いつの間にか青空が出ていて、うん、明日は晴れて、少しは暖かくなるのかな。



巨大な森林火災

2023年06月21日 | 日々の風の吹くまま
6月19日(月曜日)。☁🌧。寒いよぉ。うち中でヒーターが入っている。あさっては夏至だってのに、何、これ?天気サイトをチェックしたら、きのうの最高気温は15度、最低気温は9度。今日の予報は雨で、予想最高気温は何と13度。ずっと内陸の山地を通るハイウェイでは雪が降るかもと言う予報だって。あんまり寒いもので、June(6月)をJanuary (1月)に引っ掛けてJunuaryとまさにお寒いジョーク。ロッキーの向こうのバンフやジャスパー国立公園では積雪25センチの予想だと言うから、ああ、もう寒すぎっ。(来週は暑くなるんだそうだけど・・・。)

でも、季節外れの低温と雨は、森林火災を抑えるのにはまたとない助っ人なんだから、あまり文句ばかり言っているわけにはいかないな。去年からの乾燥にやたらと早かった猛暑が重なったりして、一時は80ヵ所以上で燃えていた森林火災が今のところ61ヵ所。炎が3キロまで迫って、全住民に避難命令が出たタンブラーリッジは、風向きが変わって、避難命令は解除。森林火災の警戒レベルもほとんどの地域で格下げになって、ちょっとひと息と言うところかな。雨、雨、降れ、降れ。

それでも、州の北東部で燃えている「ドニークリーク火災」(一定規模を超える火災には固有の名前が付く)は、5月半ばに落雷で発火して以来1ヵ月で53万4888ヘクタール、つまり5348.88平方キロに広がって、とうとうBC州の史上最悪の森林火災の記録を更新。現場の周囲は948キロもあるそうで、『赤毛のアン』でおなじみのプリンスエドワード島の総面積に迫っていて、近いところではメトロバンクーバーの2倍、ロスアンゼルス市の4倍、ニューヨーク市の7倍、バンクーバー市の47倍、ニューウェストミンスター市のほぼ360倍と言うから、まったく想像もつかない規模だけど、BC州の面積は約94万5千平方キロで、日本の3倍くらい。その日本の地図に投影してみると、東京都の2.5倍で、千葉県や愛知県が丸々燃えている勘定だから、やっぱり想像を絶する災害だよね。

森林火災の原因は半分以上が落雷などの自然現象なんだそうだけど、考えてみたら、太古の昔から、森林はそうやって繁り過ぎたところや倒木や下草で混雑した部分をクリアしては、新しい森を再生させて来たわけで、マットも山火事や雷雨の後はきのこが豊作になると言っている。でも、出火原因の半分近くは人間の火の不始末なわけで、地球上に人間が増え過ぎて、都市や道路や行楽施設が森林地帯に近くなり過ぎたってことだと思う。ま、寒いから、セータージャケットを着込んで買い物に行って来ようっと。