リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

6月は何とも忙しいこっちゃ

2023年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月1日(木曜日)。☀。いよいよ6月。カレンダーをめくったら、うは、いろんな予定を示すフラグがぺたぺた。

明日はルーフデッキの「5年に1度のアンカーの点検」で、検査員が来るまで出られない。日曜日4日はArts Clubの大口寄付者を集めてのブランチパーティ。場所はスタンレー公園に古くからあるTeahouseと言う、ちょっといいレストラン。スタンレー公園に入るのはいったい何十年ぶりだろうな。カレシとTeahouseに行ったのは30年くらい前だったんじゃないかな。月曜日5日は午前中にカレシがスラニナ先生がいたクリニックのドクターと予約を入れていて、火曜日6日にはマンションのエレベーターのブレーキの点検。来週の土曜日10日は、最上階から21階まで(32戸)の住人が、午前9時から午後5時の間にバルコニーを水洗いしていいという日で、再来週の水曜日14日はArts Clubの夏の大作キャロル・キングのヒット曲をベースにしたミュージカル『Beautiful』のオープニングナイトで、古い邸宅HycroftでADCのレセプションがあり、次の水曜日21日はダウンタウンのレストランCin Cinでファンドレイジングのディナーパーティ。うん、Cin Cinに行くのも20年ぶりくらいかな。そして最後の水曜日28日はArts Clubの今シーズン最後の作品『Million Dollar Quartet』のオープニングナイト。その間のどこかでクレジットカードの支払いや所得税の予定納税の振り込みがあるし、何とも忙しいこっちゃ。

今日は日がな1日関節炎で痛む指をなだめながら、『ピアノ教師』の翻訳バージョン3に、登場人物(女2人男1人)や舞台装置の説明と制作上の注意書きの部分を翻訳して加える作業。舞台装置はストーリーテリングの重要な一部で、この芝居では、2人の女性の家が、ピアノとキッチンのカウンターを共有する形で、舞台の手前と奥に配置されていて、舞台の奥の踊り場にそそり立って見える壁が、ストーリーの展開に大きな役割を演じている。最後にせりふをさっと読んで、流れが良くなったのを確認して、これでほんとに「完」。(Y君、お礼にご飯をご馳走するから、よろしく頼むよ。何だったら同業の彼女と一緒に読んでもらえるといいな。)

青空いっぱいに、白い雲たちが形を変えながらふわふわ。6月、この調子で、次は田舎に引越して民泊を始めた同性婚カップルの騒動記の翻訳にかかろうかな。その騒動の顛末を(観客に)語ると言う形なので、登場する男女20人を、カップルを演じる役者2人が早いペースで入れ代わり立ち代わり演じるんだけど、シンプルな舞台で、衣装も替えないから、まさに役者の技量の見せどころ。ゲイもアンチゲイもみんな地に足のついた人間として描いて、差別などの問題は大声で主張せずに、いろんな場面でさらっと取り上げて、最後にちょっとほろっとさせるから、誰でもコメディとして楽しめるのがいいところ。作者のマーク・クロフォードには2度Arts Clubのレセプションで会ったけど、穏やかで気のやさしい人だったな。最近の日本の議会や政府でのドタバタを考えると、時事ネタっぽいところもあるから、タイミングがいいと思うんだけど、これ、日本語版にするのは、『ピアノ教師』よりも難しそう。でも、チャレンジしなきゃ先へ進めないからね。