リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

クリニックで珍しく待たされずに診察してもらえた

2023年06月06日 | 日々の風の吹くまま
6月5日(月曜日)。☀。午前7時40分、火災警報で目が覚めた。各戸にある煙探知器と違って、全館で鳴る警報で、我が家の場合は寝室3つと他に2ヵ所の合計5つが一斉に大音声でキロロン、キロロンと鳴るから始末が悪い。ただし、2回鳴っただけで沈黙しちゃったので、誤報だったのかなと思いつつしばらく何となくうとうとして、8時20分に起床。今日はカレシが行きつけのクリニックの「ウォークイン・ドクター」(予約なしで行っても診てもらえるのが趣旨だったはずが、コロナ以来予約制が定着してしまった感じ)のシャサヴァン先生と予約があるけど、午前10時10分だし、車で10分もかからないところなので、せかせかしないでもいいか。

クリニックはサッパートン地区にあって、ロイヤルコロンビアン病院のすぐ近く。ムーディ大佐が工兵隊(サッパー)を引き連れて来た時、とかく行儀の悪い工兵たちの兵舎を新しい植民地の首都となるニューウェストミンスターの「郊外」に作ったのが、この地区の名前の始まり。イーストコロンビアストリートにこの地域の中核となる病院ができて、周りに専門医のオフィスやいろんなクリニックが建ち並んで、坂の下にサッパートン駅ができてからは急速に開発が進んで、今ではタワマンがにょきにょき。坂の上から病院までの道路はその名も「ホスピタルストリートで、古い住宅が並んでいる。思うに、住所を聞いて「病院通りです」と言う答えが帰って来たら、ちょっとえっ?てなとならないのかな。

予約時間の10分前にクリニックに着いたら、早い予約がなかったようで、カレシはすぐに診察室に通されて、ワタシは待合室でスマホいじり。標準の診察時間をかなりオーバーして出て来たカレシが「シニアの男性によくあるんだってさ。処方箋を行きつけの薬局にファックスするから午後にもらいに行けって」。要するに泌尿器科の専門医に診てもらうようなものじゃないってことね。「年のせいかな」。うん、年を取ると、何かといろいろ新しい体験があるよねえ。午後にスーパーの薬局に行って、抗生物質の錠剤と軟膏2種類を受け取って、薬剤師でマネジャーのアンナに錠剤の服用のタイミングや処方薬の軟膏と市販薬の軟膏の違いと使い分けの説明を聞いて、おつかいは終わり。今月から、ごくマイナーな疾患について、薬剤師が問診して処方箋を出すことができるようになったので、カレシの「問題」もたぶんドクターに見てもらわなくてもいい「軽微な疾患」ものなのかもしれない。

かかりつけのスラニナ先生がニューウェストへの出張を再開する見込みはなさそうなので、政府が立ち上げた待機リストに登録したら、ニューウェストミンスター市の家庭医の待機日数は現在200日だというメールが来たと、アンナに言ったら、ちょっと目を丸くして、「あら、少しは短くなっているの」。へえ、200日というとほぼ7ヵ月だけど、短くなっているのか。それは朗報かな。メールには他の市町村の待機日数も書いてあって、200日以上の市町村もあったから、200日というのははましな方なんだな。まあ、政府もいろいろ報酬その他の制度の改革をやってはいるから、家庭医が同業と語らって共同でクリニックを開くと言う動きも増えているらしくて、希望的観測ではあるけど、うまく行けば、市の中心に住んでいる私たちに順番が回って来るのはもう少し早いかもしれないな。シャサヴァン先生はイランから移民して来たようで、まだ英語にちょっと難があるそうだけど、英語先生のカレシは慣れているし、カレシが信頼感を持ったようなので、「半径5キロ以内」の家庭医が見つかるまで、よろしく。たぶん、てっぺんにポチっと雪帽子を乗っけている山が再び真っ白になる頃かな・・・。