リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

時間が止まってくれないから立ち止まれない

2023年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(日曜日)。☀🌤。きのうはまた寒かったけど、今日はまた暑め。金曜日が27度で、朝方ヒーターが入っていたきのうは18度で、はて、今日は何度まで行くのやら。温度計が壊れてるんじゃないの?

午前中は大汗をかきながら掃除をして、ウォーキングに行って、ランチを食べて、やっとひと息。調子づいているので、バージョン4の手直し。メモしておいたハナちゃんのコメントを読んで反芻しつつ、コメントのなかった部分にもちょこちょこと手を入れて、自分でもずいぶんよくなったと言う気がする。ハナちゃんが翻訳に興味を引かれたと言っていたので、大学の継続教育部にある日英翻訳コースを教えてあげて、オンラインでも受講できるようなので、興味があったらやってみたら?とメール。東京の先生の後継者になりたくて、押しかけて弟子入りしたわけだけど、たとえ芽が出たとしても、ワタシの年令を考えると、若い人が後に続いてくれなければ、先生の足跡が途絶えるのは時間の問題。

それで、おととい翻訳について話をしていた時に、ハナちゃんに「あなたのような若い人が必要なの」と言ったわけ。演劇界では、役者から演出家や劇作家に転身するケースが多いけど、ハナちゃんはカナダと日本をまたいで演劇活動をするつもりらしいから、カナダ演劇を翻訳して日本で演出、上演するというのは、かなり将来性があるんじゃないかと思うけどね。商業翻訳と文芸翻訳はまったく似て非なるものだから、大学のコースは翻訳そのものの基礎を学ぶ程度かもしれないけど、直感的にハナちゃんならできるという印象を持ったので、カナダの演劇作品を海外に広げるためにも、ここはひとつ、やんわりとプッシュしたい気がする。

バージョン4の手直しが終わったところで、次は「平治郎」の英語訳の続き。こっちの方は、原作の釧路の浜言葉がワタシの母語みたいなものだし、日本語から英語の方が脳内変換がスムーズでいい。もっとも、訳し終わったら、原作を翻案に近い形で再構成しなければならないので、えらいこっちゃと言う気分。PTCのハイディにドラマターグをお願いしようと思っているけど、ま、最後まで訳して、「カナダ版」の大枠を組み立ててからの話。あと2冊ある日本語訳したい戯曲にも手を付けたいし、何だか急げ、急げという感じだけど、時間は止まってくれないんだから、ワタシも止まっていられないよね。空の雲だって、刻々と姿かたちを変えるじゃないの。







何にも勝るのがプロのアドバイス

2023年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(土曜日)。☁⛅🌤。きのうは最高気温が27度だったのに、今日はまだ何だか急に冷えちゃって、けさはまたサーモスタットの炎マークは1本だったけど、少しの間ヒーターが入っていた。あぁ~あ、あと1週間で7月なのになあ。ほんと、7月って夏じゃなかったのかな。猛暑は嫌だけど、冷夏も嫌だな。

きのうはハナちゃんが、ワタシが翻訳した芝居の脚本のコメントしたのを2人でディスカッションするために、午後に遊びに来てくれて、(ご飯を食べて行ってよと言ってあったので)食後のテーブルを片付けてから、コメントのレビュー。最初の質問が登場する2人の女性の年齢で、単語や言い回しひとつでジェンダーや年齢、人間関係がわかってしまう日本語はやっぱり難しいね。(それで社会でのジェンダーや年齢による差別撤廃が進まないのかもしれない。)ナチュラルな英語をマスターすべくカレシのレッスンを受けているところで、英語はほとんど不自由しないレベルだから、ディスカッションも脚本を読み上げるとき以外は英語で、ごく普通にああだこうだと進んだからすごい。ワタシは、日本語は初めてワープロを買ったときからローマ字入力でやって来たせいもあって、手書きは漢字はほぼ全滅だし、平仮名と片仮名は小学1年生のレベルなもので、ハナちゃんが説明してくれる台詞の考慮点を、英語とローマ字日本語のごっちゃ混ぜでメモ、メモ、メモ。

今日はさっそく手直しを始めて、バージョン4として新しいファイルを保存。現在の日本語のネイティブスピーカーで、しかも俳優であるハナちゃんに読んでもらったおかげで、日本語訳について考えつかなったことや、知らなかったことがわかって、いろいろと勉強になった。し、原文に忠実であろうとして直訳調にならないように、演じる人の役作りの妨げにならないように、もっと自由な翻訳を心がけなさいという、東京の大先生のアドバイスと一致するところが多かったし、さらには台詞回しのような、演劇の観点からの日本語の抑揚や流れに触れることができて、ほんとに中身の濃い2時間半だった。ありがとう、ハナちゃん。

それにしても、ワタシの日本語、脚本の話し言葉に、平成生まれで平成育ちのハナちゃんによると昭和的なところがけっこうあったし、声を出して台詞を読むと自分の耳に聞えるイントネーションが英語的だしで、やっぱり劣化しているんだよね。まあ、日本を離れて久しいし、長年の翻訳稼業はもっぱら話し言葉とは縁遠いビジネス文書と論文だったし、考えたらもう何年もまともに日本語をしゃべったり、聞いたりしていないから、しょうがないかな(と言い訳していていいのかどうか・・・)。さて、見直しも進んで、洗濯も済んで、夕暮れが迫る午後8時45分。明日は晴れるかな?