リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

距離4分の3、時間半分の不思議

2015年07月04日 | 日々の風の吹くまま
今日も暑い。なぜか11時前に目が覚めて起きてしまった。今日はカレシの弟ジムの家で保
管してもらうCDやビデオを持って行って、集めてくれた段ボール箱を受け取って、ドナがボ
ランティアしているスリフトショップに寄付する本や衣類を届けて、カレシママのご機嫌伺い
という日程。ゆうべのうちにワタシの二階のクローゼットから衣類やバッグを集めて段ボー
ル箱3つに詰めておいたけど、ぼっちゃりになって着られなくなった何枚のもドレスやスカー
トに混じって値札がついたままのものが2枚。我ながら呆れるけど、元々着飾ることに興味
がないワタシ・・・。

Cythera Thrift StoreはDVや虐待を受けた女性や子供を支援する団体がやっていて、売
上げをシェルターの運営費に充てている。店の中で品物を見ている客はあまり貧しそうに
は見えない。(外にはいい車がずらり。)カレシは「ガレージセールで掘り出し物を探すような
もんだろ」。たしかにそんな感じかな。衣類や食器、調理道具、本、ビデオ、額縁に入った絵、
思わず手に取りたくなるような小物雑貨。台車を借りて段ボール箱を奥の部屋に運び込ん
だら、そこは集まった寄付品の山で、ボランティアの女性3人が長いテーブルでていねいに
分別、点検していた。(どうしようもないガラクタを持って来る輩もいるらしい。)

ショップはカレシママのホームに近い。郊外もここまで来るとバンクーバーより3、4度暑くて、
いつもは受付の人に開けてもらう玄関が開けっ放し。ママも扇風機をかけて、バルコニーの
ドアを開け放していた。夏の暑さは98歳の身体には辛いと思う。ひ孫たち用に冷蔵庫に入
れてある冷たいスプライトをご馳走になって、いっときのおしゃべり。「ジーヴスの本はどうし
たの?」と聞くので、カレシが「ストレージに入れてあるよ」と言ったら、うれしそうににっこり。
「ふっとまた読んでみたくなったの」。ペーパーバックのジーヴス・シリーズ(PGウッドハウス
作)はママがずっと前にくれたもので、私たちにとっても愛読書。「引越しが終わって、箱を
開けて出て来たら持って来るよ」とカレシ。

ジムの家に戻って、寄付を届けている間に潰しておいてくれたひと山の段ボール箱をトラッ
クに積み込んで一路西へ。片道50キロ近くの行程はどうしても1時間かかるけど、引っ越し
たら距離は4分の3になるのに、所要時間は半分。つまり、バンクーバーでは道路も高密度
化済みってことで、脱出作戦は正解だった・・・。