リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いよいよ引越しの段取り

2015年07月15日 | 日々の風の吹くまま
午前11時にゲートのチャイムで目を覚まして、後はうとうとで何となく寝足りない気分。7月
も今日で半分。朝食を済ませた正午過ぎに前庭で人の気配。Bekinsのアポは1時だし、何
よりもゲートはロックされている。どこのどいつだ!と玄関を開けたら、カエデの大木の写真
を撮っている人がいる。そっか、ドリスが予告して来たアーボリスト(樹木の専門家)。「チャ
イムを鳴らしたけど誰もいないようだったので、ボスに聞いたら塀を乗り越えろと言われたも
ので・・・」と。(その出っ張ったおなかでよく乗り越えられたなあ。)まだ寝ていたと言ったら、
「じゃ、嫌われてしまいましたね」。いえいえ・・・。

アーボリストと入れ替わりにドアにBEKINSと大書した小さなSmart。冗談に「ハーフカー」
と呼んでいる車だけど、「あれで引越しするんじゃないだろうなあ」とカレシ。現れたベニー君
は訛りからすぐアイルランド人とわかる好青年。まず家財道具のリストを渡して、2ヵ所から
引っ越すことになるけどと言ったら、「大丈夫ですよ」。さすが創業124年の老舗。問題はト
ラックを1台にするか、2台にするか。どっちにしてもどちらかが家具屋での積み込みに立ち
会う必要があって、トラック1台なら家で積んでから回るからいいけど、2台の場合は積み込
み2ヵ所と新居の受け取りの3ヵ所を2人でカバー・・・できるのか?

トラック1台の線で検討することにして、家の中を回って移動するもののチェック。荷造りは
前日に専門の人に来てもらう手もあるけど、私たちはもう何ヵ月もやってるから一応はベテ
ラン?なので、梱包材を買うだけにした。(きれいな状態で返せば半額返金してくれるらし
い。)帰りがけにディングル半島での霧に包まれた荒涼とした風景が生まれ故郷に帰ったよ
うで懐かしかったと言ったら、「ボクはキラーニーから車で3時間くらいの沿岸育ちなんです
よ」。ついついアイルランドの話に花が咲いた。

夜になってベニー君からメールが来て、総合的に検討したところやっぱりトラック2台の方が
効率的と判断したとのこと。荷物が推定4トンで、トラック2台と人員5人、延べ16時間で保
険料と税込みの見積額はざっと30万円。もっとかかるかと思ってたけど、普通に車で30分
くらいの距離だから、まあこんなものかな。でも、トラック2台になるなら、5日は新調の家具
の搬入、6日は家からの引越しと2日に分けた方が負担が少なくていいかもしれないな。