リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ミュージカルで息抜きして

2015年07月08日 | 日々の風の吹くまま
きのうの反動で今日は正午過ぎに起床。ベーコンと目玉焼きで腹ごしらえをして、廃棄処分
にする材木をゴミ捨て場に持って行った。今日は木材だけなので、「再利用可能」、「廃棄ご
み」と印刷してある紙切れをもらって、2番ドアへ。チップなどにする廃材は投棄料金が半額
なので、カレシがガスマスクをした係の人に紙切れを渡しながら、「ペンキやステインはして
ないけど、釘やネジが付いてて・・・」と説明。係のおじさんがどれどれと荷台を覗き込んで
「はい、あっち」と指差したのは大きなコンテナ。トラック1台分を片っ端から放り込んで、ま
た気分すっきり。レシートを見たら80キロ・・・。

ひと仕事終わったら早目の夕食をして、今夜は『レ・ミゼラブル』のオープニング。シーズン
最後の演目で2ヵ月公演の大作。レセプションで舞台装置のデザイナー氏が「6年前にやっ
たときの衣装を出して来たら、虫食いでぼろぼろだった」と裏話。小学校の頃にユーゴーの
原作の読後感想文を書かされて、内容が濃すぎて辟易した記憶があるせいか、それほど
の興味はなかったけど、どんどん引き込まれて、最後はとうとう涙ポロポロ。終わったとたん
に客席は総立ちの大喝采。カレシは「オレの好みじゃないけど、よくできていた」。うん、コメ
ディじゃないし、オペラみたいだし。でも、長いのに舟を漕がなかったのはエライ。

プログラムを見ると、子供時代のコゼットを演じた女の子は9歳で4歳から舞台に立ってい
るベテラン。浮浪児ガヴロシュを演じた男の子は11歳でこの秋に高校2年。えっ、11歳で
高校2年?良く見たらミスプリントじゃなくて、ギフテッド教育の学校に通っていて、数学大好
き、科学大好き、語学大好き、音楽大好き、演劇大好き。バイオリンを弾いて、オペラにも出
て、子供合唱団で歌って、体操選手でもあって・・・すごい多芸多才ぶり。達者な演技に感心
しちゃったけど、将来はきっと演劇とはまったく別の道に進むんだろうな。カナダにはこんな
風に「普通」からはみ出た子供が存分に手足を伸ばせる環境がある。

息抜きをしたところで、あしたからは引越し大作戦をハイギアに切り替えて、がんばらなきゃ。
カレシは「オレのやることは終わったからプランター作りに専念する。運転手が必要なときは
やるけど、後は任せるよ」。うん、ヘンな横槍さえ入れないでくれれば、それでいいから。ワ
タシ、ちゃんとやれると思うから・・・。