徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

オホーツク紋別空港名物「ずわい蟹弁当」

2016年03月07日 | 通販・買い物

近所のスーパーでは、2ヶ月毎に「駅弁・空弁」フェアを開催している。
かつての盛り上がりはなく、品数もめっきり減った。
この企画もそろそろ潮時だ。

今回の弁当はわずか11種類で、目新しいものもなかったが、厚岸の「かきめし」があった。
これを逃すわけにはいかない。
ところが、早めに行ったにもかかわらず、「かきめし」はどこにも置いてなかった。
棚札も貼ってなかったから、どうも最初から品物が無かったようだ。
チラシには、「航空便にて入荷の為、天候不順により未入荷の場合があります」と書いてはあるが、そんなことってあるのだろうか。
釧路空港のフライト状況をチェクしてみたが、天候不順の様子もなく、どうも釈然としない。

手ぶらで帰るのも馬鹿らしいので、ひとつだけ買って帰ることにした。
蟹関連が3種類あった。
稚内駅の「かに三種鮭親子弁当」、福井駅の「越前かにめし」、紋別空港の「ずわい蟹弁当」である。
「越前かにめし」はチラシに載っていなかったから、「かきめし」の代替品かもしれない。
そう思うと買う気にはなれず、稚内の駅弁は前回買ったので、今回は紋別空港の「ずわい蟹弁当」にした。
手のひらサイズの小さな弁当で、値段は972円。
ずわい蟹弁当
酢飯の上に、ずわい蟹身の酢じめ、錦糸卵、紅しょうが、しば漬け、昆布の佃煮が乗っている。
具も少なく、見るからに工夫のない弁当だ。
工夫がないというのは、食べなくても味の想像がつくということである。
案の定だが、蟹は甘みがあって意外に美味かった。
それ以外は見たまんまだ。
外箱には、「オホークツ紋別空港名物」と書いてある。
これが本当に名物ならば、なんと魅力のない場所だろう。

北海道におけるずわい蟹の主要水揚げ地は網走市と紋別市で、水揚げ量は150トン程度である。
20年前は年間12,000トンを超えていたというから激減である。
道内で出回っているずわい蟹の大半がロシア産だという。
一方、福井では越前蟹と呼ばれ、越前町の水揚げ量は400トン。
どうやら今は、「越前かにめし」のほうが本流のようだ。

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コメント
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