5年前にイオンで卓上IH調理器を購入した。
メーカーはドウシシャ、中国製の安物である。
カセットコンロはガス欠で鍋が中断してしまうことがある。
それが嫌で卓上IH調理器に変えることにしたのだが、使ってみると音があまりにもうるさかった。
結局、もとのカセットコンロに戻ってしまった。
埃をかぶっていた卓上IH調理器が役立つときがきた。
昨年、家の改築にあたり、仮住まいとして近くのアパートを借りた。
そのアパートにはガスコンロがなかった。
そこで、この卓上IH調理器で代用した。
半年間は大いに役に立ったが、新居に移り住んでからは再び使わなくなった。
すき焼きをやるため、久しぶりにIH調理器を準備した。
鍋に割下を張り、過熱ボタンを押した。
すぐに割下が沸騰してきた。
温度を下げようとしたら、ボタンが効かない。
電源を切ろうとしたら、電源ボタンも効かない。
軽いパニックになり、あわてて電源ケーブルを引き抜いた。
買ったばかりのすき焼き鍋が焦げ付いてしまった。
詳しく調べてみると、温度を上げるボタンは効くが下げるボタンが効かない。
電源ボタンは触れる場所によっては効く場合がある。
しばらく使っていない間にボタンの基盤が錆ついたのかもしれない。
それにしても、怖い壊れ方だ。 お気に入り名盤! キース・ジャレット:The Koln Concert