バルコニーの掃出し窓の両端には物干金具を取り付けてある。
これがどうにも使えない。
掃出し窓を270cmの特大サイズにしたため、物干し竿も3m以上の特大サイズが必要になったからだ。
こんな長い竿は、買って帰るのも、後々処分するのも、一苦労だ。
物干し竿はやめて、物干しスタンドを使うことにした。
これもうまくいかない。
我が家のバルコニーはとにかく狭い。
幅わずか70cm、溝があるので、物が置けるサイズは65cmである。
このサイズの屋外用物干スタンドはない。
やむを得ず、室内用スタンドで代用しているが、風の強い日は今にも倒れそうで気が気でない。
そこで思いついたのが、バルコニーの壁に物干金具を取り付けることである。
使うときだけ引っ張り上げ、使わないときは手すりのように収納できる。
特大サイズの竿も必要ないし、風で倒れる心配もない。
我ながら、いいアイデアだと思った。
購入した物干金具は、タカラ産業のKB35という製品。
取付用のネジが同梱されていない。
壁によって使うネジが違うので、別売りになっている。
壁の構造を調べなければならない。
設計図面を見ると、窯業サイディング(横張り)と書いてあった。
「窯業サイディングって何だ?」
こんなことは家を建てるときに調べておくことなのに、すべてお任せで何も知らない。
結局、窯業サイディングとは何かから始めることになった。
たった4個の穴を開けるだけなのに、マーキングシール、インパクトドライバー、シーリング剤、コーキングガンが必要らしい。
もうくじけそうだった。
「取り付けは便利屋に頼もう」
「便利屋!お助け本舗」に依頼し、40分で完了。料金は、5,400円。
柱の見えない家は本当に面倒くさい。
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