主人公「珠世」は御鳥見役・矢島家<八十表五人扶持に十八両の伝馬金をいただく>の女房である。
といっても、夫・伴之助は婿である。
家族は父・久右衛門<隠居>、夫、嫡男・久太郎<御鳥見役見習い>、次男・久之助<剣術修行中>、次女・君江。長女・幸江は百三十石の旗本に嫁ぎ新太郎という5歳の息子がいる。したがって、珠世はお祖母さまなのである。
この矢島家をめぐって事件がおきる。
というのがパターンであるが、いろいろと仕掛がある。
前半の大きな柱は、20年前ひょんなことから、久右衛門と知り合いになった「石塚源太夫」が矢島家を訪ね、子供5人ともども厄介になる。
そこへ、久之助が道場で知り合った沢村多津をつれ、居候させようと帰ってくる。
実は多津の父を源太夫は果し合いで討ち果たしており、多津は源太夫を狙っている。さて・・・
どの物語でも、珠世は気強く・優しく・暖かい。
これが読んでいるこちらをすごく安心させる。どんな事件がおきようとも、珠世がうまーく穏やかに解決してくれるだろう。
その方法とは?
を楽しめばよいのである。
文庫本はまだ一冊しか出ていないが、単行本では3冊まで行っているようである。
文庫本が出る間は、小説新潮で楽しむしかない。
今回は物語の発端を知ることができ、先ずはホッとしているのであった。
といっても、夫・伴之助は婿である。
家族は父・久右衛門<隠居>、夫、嫡男・久太郎<御鳥見役見習い>、次男・久之助<剣術修行中>、次女・君江。長女・幸江は百三十石の旗本に嫁ぎ新太郎という5歳の息子がいる。したがって、珠世はお祖母さまなのである。
この矢島家をめぐって事件がおきる。
というのがパターンであるが、いろいろと仕掛がある。
前半の大きな柱は、20年前ひょんなことから、久右衛門と知り合いになった「石塚源太夫」が矢島家を訪ね、子供5人ともども厄介になる。
そこへ、久之助が道場で知り合った沢村多津をつれ、居候させようと帰ってくる。
実は多津の父を源太夫は果し合いで討ち果たしており、多津は源太夫を狙っている。さて・・・
どの物語でも、珠世は気強く・優しく・暖かい。
これが読んでいるこちらをすごく安心させる。どんな事件がおきようとも、珠世がうまーく穏やかに解決してくれるだろう。
その方法とは?
を楽しめばよいのである。
文庫本はまだ一冊しか出ていないが、単行本では3冊まで行っているようである。
文庫本が出る間は、小説新潮で楽しむしかない。
今回は物語の発端を知ることができ、先ずはホッとしているのであった。
かなり書ける人ですね、もっと早くから読んでればよかったと思いました。
次、何にしようかなと思案中です。「お鳥見女房」は文庫がまだ1冊なので。
連休中はこれ1冊でした。時間が欲しい。
とはいえ、作品や作家と出会うのは、やっぱり何かの「縁」なのでしょう。
今出会ってよかった、と思うことにします。
私は、オール読物、小説新潮の読み残しをいまフォローしているところで、そのあとは、文芸春秋の三国志(宮城谷昌光)と思っています。
とは言うものの、文庫本もそれなりに・・・