読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

外は白い雪の夜 吉田拓郎

2008-01-17 23:03:10 | 観た、聴いた
吉田拓郎の歌には「男女のかけあい」の形のものもある。

デビューアルバムでは「男の子☆女の子」という歌を、中沢厚子と歌っている。
またアルバム『ONLY YOU』では「春を待つ手紙」もそうである。
この二つは吉田拓郎の詞であるが「外は白い雪の夜」は松本隆の詞である。

松本隆の詞の「かけあいふう」では、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」が第1である。
ちなみに、木綿のハンカチーフの「返歌」のようなものが「水無し川」ではないかと私は思っている。

さて「外は白い雪の夜」であるが、この歌を聴くたびに思うのは「なぜ拓郎は一人でこの歌を歌ったんだろう」ということである。
1番と3番は男のセリフ、2番と4番は女のセリフである。
誰か女の人とデュエットしたら良かったのになあ、と思うのである。

この歌は
♪傷つけあって生きるより なぐさめあって 別れよう♪
と男が言い、女は
♪今日で別れと知っていながら シャワー浴びたの哀しいでしょう♪
と言って
♪せめて最後の一本を あなた喫うまで いさせてね♪
とか
♪最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして♪
とか
♪席を立つのは あなたから 後姿を見たいから
 いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が直らない♪

なんていうのである。

ここまでいわれても別れるのか!
と、つっこみたくたくなる。それほどこの女の人は『いじらしい』と思うのである。

この歌は「情景」が目に浮かぶ。
どこかの店で、黙りあっているカップルを見ると、この歌を思い出したりする。

そしてこの歌は2月の歌ではないか、と勝手に思っているのである。

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