気になっていた作品である。
高橋克彦は美術にも造詣が深いらしい。初めて読んだ作品が「写楽殺人事件」だったような気がする。
さて、このゴッホ殺人事件は、あの画家「ゴッホ」についてが軸になっている。
文庫本の帯には
「幻の作品群(コレクション)があった!?明かされるゴッホの真実」(上巻)
「美術界を揺るがす問題作 パリ⇔東京 空前の謎」
とある。
この帯のとおり、ゴッホの新たな(=幻)の作品群をめぐって、パリと東京、スイス、ドイツ、オランダと物語は、超国際的なのである。
この物語の面白さは二つある。
先ず一つは「ゴッホの謎」である。
つまり、ゴッホの人生を探り、自殺の理由と方法を推理し、そして幻の作品群を推理する、という、歴史的な謎解き。
そして、現実におこる殺人事件の謎解き。
この二つの謎を解いていくことによって「真犯人」があぶりだされる。という二重の楽しみがある。
私はどちらかといえばゴッホの謎のほうが面白かった。(というか、多分、やっぱり、こっちのほうが面白くなければ、せっかくの題名が泣く、というもの)
登場人物も多彩で、それぞれがそれぞれの役割をちゃんと果たしている。
久々の長篇推理小説を楽しむことができました。
ゴッホの作品というのをネットで見たりして、今度は図書館あたりで画集を見てみようかと思ったほど、ゴッホ、に興味を持った。
ゴッホ入門という側面もあるなあ、と思ったりもしたのであった。
高橋克彦は美術にも造詣が深いらしい。初めて読んだ作品が「写楽殺人事件」だったような気がする。
さて、このゴッホ殺人事件は、あの画家「ゴッホ」についてが軸になっている。
文庫本の帯には
「幻の作品群(コレクション)があった!?明かされるゴッホの真実」(上巻)
「美術界を揺るがす問題作 パリ⇔東京 空前の謎」
とある。
この帯のとおり、ゴッホの新たな(=幻)の作品群をめぐって、パリと東京、スイス、ドイツ、オランダと物語は、超国際的なのである。
この物語の面白さは二つある。
先ず一つは「ゴッホの謎」である。
つまり、ゴッホの人生を探り、自殺の理由と方法を推理し、そして幻の作品群を推理する、という、歴史的な謎解き。
そして、現実におこる殺人事件の謎解き。
この二つの謎を解いていくことによって「真犯人」があぶりだされる。という二重の楽しみがある。
私はどちらかといえばゴッホの謎のほうが面白かった。(というか、多分、やっぱり、こっちのほうが面白くなければ、せっかくの題名が泣く、というもの)
登場人物も多彩で、それぞれがそれぞれの役割をちゃんと果たしている。
久々の長篇推理小説を楽しむことができました。
ゴッホの作品というのをネットで見たりして、今度は図書館あたりで画集を見てみようかと思ったほど、ゴッホ、に興味を持った。
ゴッホ入門という側面もあるなあ、と思ったりもしたのであった。