読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

選挙制度改革案

2005-09-11 21:59:36 | 日々雑感
衆議院議員選挙の開票が進んでいる。自民党圧勝らしい。

さて、選挙制度についてここ数年考え続けてきたことがある。
それは、現行の制度改正についてである。

先ず第一点は「投票率」である。国民が政治あるいは選挙への関心が薄れている、という事がよく言われる。しかし、その対策がなされていないように思うのである。で、その対策である。

① 投票率によって当選者数が変わる。
 つまり、投票率50%未満であれば、当選者なし、とする。
 で、国、県の議会議員選挙については、50~65%未満は選挙区から1人、65から80%未満は2人、80%以上は3人の当選者とする。
 首長(知事、市町村長)は50%未満は選挙無効とし、再度の選挙とする。
 また、一人しか立候補しない場合も、選挙(信任)となり、これも投票率50%基準を適用する。

② 選挙権の「放棄」と「停止」ができるようにする。
 選挙権を持っていても、選挙にいけない人などがいる。そういう人は理由が適正であれば選挙権の「放棄」を認める。選挙権を放棄した人は「免税措置」とか「医療費負担の軽減」を与える。これは主に高齢化対策である。
 それから、選挙権があるのに二回続けて「棄権」した者は、選挙権停止とし、何らかの確約(あるいは何がしかの金額の納入)をしないと解除できないこととする。これは国民の義務を果たさせるための措置である。
 これら「放棄」と「停止」の者は、勿論、投票率の分母には含めない。(これで投票率は上がるだろう)
 
③ 希望すれば他の選挙区への投票ができる。
 国民一人一人の考え方が多種多様化してきていること。
 市町村合併が進んでいるとはいえ、居住しているところと生活基盤が違うという人は多い。つまり、自分の住んでいるところよりも、生活基盤としている地域の政治のほうに選挙権を行使したい人がいるはず。
 また、自分の選挙区より他の選挙区の候補者こそ、自分の主義主張と一致しているということがあるはず。
 こういうことから、住所を移さなくても他の選挙区への投票ができるようにしてはどうか、ということである。
 勤める会社のある選挙区、単身赴任をしている選挙区などいろいろあるんではないか。

以上が大雑把な改革案である。
つまりは「選挙権」という権利を「力強いもの」「使いやすいもの」にしようということなのだ。

追伸
 恒例の仙台「定禅寺ジャズフェスティバル」に行かなかった。気持が乗らない、というのはチョット身体の調子がおもわしくなく・・・
 ということで「ローマ人の物語」20巻(塩野七生)を完読。
コメント (2)
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