飛行機さつえい奮闘記
旅客機の写真撮影やヒコーキ旅が好きなこうへいのブログです!
ツイッターアカウント作りました!是非フォローお願いします!






2月某日、ANAのX(Twitter)にてこのようなイベントの募集がありました。
羽田空港格納庫で行われる夜の飛行機撮影会…夜の格納庫見学は初めての試みということもあり、魅力的です…!


夜の格納庫にてこの後離陸を迎える生きた機体を用意してくださるようです。
機体の外周をぐるりと回って撮影するスタイルは以前参加したスーパードルフィン撮影会と同様ですね。
そして撮影する機材は当日までのお楽しみとのこと。


記念品は非売品のRBFタグのようです。月とヒコーキ…なんとも幻想的な雰囲気でしょうね。


気になる参加費用は17300円。…日中の格納庫見学が無料なだけに、正直お高い…と思ってしまいます。
はたしてこのお値段の価値があるのでしょうか。


タイムスケジュールはこちら。17時30分にANAコンポーネントメンテナンスビルに集合、オリエンテーションのち1時間の格納庫撮影会、20時15分~順次解散。


当日の日中は雨模様。羽田空港のターミナルにバイクを置き、モノレールで新整備場、そして歩いてANAコンポーネントメンテナンスビルへ。


整備士さんの案内によりオリエンテーションが行われる会議室へ。


机にはお土産品が置かれていました。RBFタグとクロスシートです。両方とも今回の企画の為にデザインした非売品とのこと。




裏側はこのような感じ。整備士さんのツナギをアップサイクルし、制作しています。


今回企画された方の挨拶からオリエンテーションがスタート。企画された方は整備センター所属のライン整備士さんであり、夜間の整備がメインの職場。
昼と夜の飛行機の顔が全く違うことに気づき、その違いや美しさを見ていただきたいの思いで企画したとのこと。
解説には実際に整備に携わっている整備士さん、そして参加者と同じように飛行機が好きで普段写真を撮影しているグランドハンドリングの方々。
オリエンテーションの内容を一部記述しておきます。まずは整備の昼と夜の違いから。
昼間は運航便の整備として到着便を出発までに整備しています。パイロットからフライト中の状況を確認し、限られた時間内で作業を実施。
夜の整備は2種類あり、一つは定例整備。最終便で到着した便を翌朝の始発まで整備するもので、飛行時間、着陸回数により細かく決められています。飛行機の種類により膨大な量があるとのこと。
もう一つは不具合修復。不具合状況を整備のマニュアルにそって実施します。今回企画された方はこの不具合修復を専門で携わっているとのこと。
その他にもオリエンテーションでは飛行機に関する雑学、そして本日の撮影会で用意されている機体の紹介があり、いざ格納庫へ。
第1格納庫では重整備の為、ドックインした787-8、JA829Aが足場を組まれるところでした。




正面には川崎製油所の炎が。闇夜に機体が浮かび上がりメカニカルな雰囲気。




隣ではA320neoがエンジン不具合関連の整備でしょうか。エンジンを外されています。


第2格納庫へ。ここからが本日の撮影会のメインディッシュ。
本日用意された機体は国際線機材の777-300ER、JA787A。THE ROOMを装備したANAのフラッグシップ機です。


これはプレスリリースが発表された直後につぶやいた当ブログのX(Twitter)。
モデルとなる機材は当日までのお楽しみ…とのことですが、この後フライトする機体、そして初回の撮影会…ということもあり、国際線フラッグシップ機である『777-300ER』を投入すると予想していました。そして見事に当たりました(^^)
外れたのはその後の投入便。夜間帯のニューヨーク便もしくはサンフランシスコ便かと思っていましたが、翌日日中のニューヨーク便、ANA110便に投入されていました。












大型のGE90-115Bエンジン。
ANAの777は2種類のエンジンを採用しており、国内線用の777-200、及び777-300にはPW4000シリーズ。
国際線用の777-300ER、及び貨物型の777FにはGE90エンジンを採用しています。


直径は737の胴体とほぼ同じ。一見すると737ってこんなに小さい!?と思うのですが、737の胴体は3.76m、GE90エンジンの直径は3.96m。確かにほぼ同じです。




L1ドア。


こちらはL2ドア。








777-300ERのランディングギアはタイヤが3列。767や787は2列のタイヤですが、777は機体が重いから3列にしているわけではないとのこと。
機体としては2列で十分だが、2列だと地面側が重さに耐えきれない為、3列にして重さを分散しています。


777-300ERの特徴の一つであるレイクドウイングチップ。空気抵抗を減らし、燃費向上に繋がります。


闇夜から月が見えました!


きっと企画した整備士さんも、この格納庫から見える月をイメージしたのでしょう。
まさに記念品のイラスト通りの光景になりましたね。

次回も777-300ERを余すことなくお届けします!


【さつえい後記-PWエンジンの鷲のマーク】

これはエンジン整備中のA321neoのエンジンカウル。PWエンジンを到着しており、鷲のマークが描かれています。
昨年、777-200のPWエンジン装着機よりこの鷲のマークが剥がされたことが話題になりました。
剥がされた理由を今回案内してくださった整備士さんへ尋ねたところ、『ANAの落下物防止の観点より剥がすこととなった、都心上空ルートができてから落下物にはシビアになっており、たとえシールでも航空機とわかるものは極力減らすようにしている』とのことでした。
なるほど納得です。このA321に描かれている鷲のマークもいつか剥がされてしまう日が来るかもしれませんね。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ



コメント(0)|Trackback(0)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 2024年03月23... 2024年03月23... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ