チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

関東平野

2013年01月06日 11時51分46秒 | 日記
大宮を越すとそこは関東平野
通夜に赴くのでちょうど夕日が沈むころ湘南新宿ラインの列車に乗っていた
東大宮を過ぎた頃から
壮大な夕焼けシンフオニーが始まった
しかも遠くに富士山がその中心に姿を見せている

その光景が延々と続く
ビルで途切れることがない
だいたい此の時間電車に乗ることがないので
興奮してその景色に見入ってしまった

江戸時代イヤそこまで行かなくても
昭和の30年代までは
此の景色は最ダイナミックではなかったか

大正は?明治は?そして一気に奈良時代は?
と空想しながらその景色の中に風物を入れてみながら眺めていたら
あっという間に日が落ちてしまった

昔から結城を訪れる度に
地図で習った関東平野の広大さを思い知らされていたが
此の景色を毎日眺めていた昔の人たちは
自然との共生が当たり前の日常だったのだろうと察しが付く

人はあまりにも自然を征服しようと躍起になってしまったなあ
と深く反省
便利さとの引き替えに私たちは壮大な宇宙の愛を感じなくなったように思う

親しい人を亡くすとややセンチになりますわね
立ち直るのに少し時間が必要
でも其れを知ってから一週間になるのでぼつぼつ元気になろうかな
コメント
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