チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 434

2021年07月07日 10時50分51秒 | 日記
小暑になった
ぼつぼつ梅雨も明け本格的な夏がやってくる兆し
ここのところ毎年梅雨明けが遅い
「温暖化」と言われているがどうも違うcO2のことばかりに注目させ、山を削ってソーラ畑をあちこち作っている
その為に今回のような土砂崩れにも合う
山の斜面がソーラーで埋まっている所も多い。新幹線に乗るたびにその景色が広がっていっている

何か違う
と思っていたら動植物たちが「冷夏」を知らせている
冷夏になると体が冷えて病がはやる、もっとも今も疫病がはやっていることになっているがーー

この体の冷えに石油繊維の衣服をつけるとますます体が冷えていく
冷えは万病のもとということをご存じであろうか

夏こそ自然素材を身に付けないと健康は約束されない
絹や麻を生活の場から捨てて75年。私達の体がいま結果を出している

マスクも不燃布や石油繊維の物ばかりをつけている人達は血液の循環が思わしくなく、倦怠感などに取りつかれている人も多い
人間は肌から呼吸もしている
その肌を守ることにより体の中の細胞や血流にも元気を与えられる


食べ物にこだわる人が石油繊維の物を身に付けている矛盾に驚く
着物を着てほしいとは言わない
せめて自然素材の物を身に付けてほしい。特に直接肌に付けるものは絹か麻であってほしい
木綿はかなりの農薬を使うし、また人身売買での強制労働の産物でもあって、生産過程の悲しみのエネルギーは着る人の体に影響すると私は考えている
和綿の栽培、大麻の栽培、養蚕の発展が望まれる

日本は今滝つぼの淵まで来ている。国の存続の危機に陥っていることを感じてほしい
それには
先人たちが愛した日本の自然をみんなで守り育て、衣食住「気」の通りやすいものを身に着け食べるように努力をしたい
戦う心ではなく、自然を愛する心が日本を救うことになる筈
本当はそれが着物を着ることでもあるのだがーーー

時は夏
麻の浴衣、縮緬浴衣から手始めに楽しんでほしい。
綿の浴衣も生産地を吟味して着よう
コメント
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