チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

神様は収支決算をさせる

2021年07月01日 16時21分16秒 | 日記
今年から一人会社になり事務仕事も一人でしなければいけなくなって、戸惑うばかり
独立して仕事を初め55年、株式会社にして36年。「やりたい」ということばかりやってきて、その陰で経理を担当していたのが小姑K嬢だ
何もかも丸投げ、絶対の信頼のもと、危ない私をずっと見守り続けてくれた

姑の看病などもあり(本来は私がしなければならない)5年前にやめられて、そのあと少しずつ慣れていったが、そのとき一気にチャ子ちゃん先生のエネルギーは落ちた
「やってみたら?」と思いきり飛ばしてくれるのでいい気になって挑戦していたのだ
大きな失敗も「どんまい、どんまい」と言って気持ちを高めてくれていた
落ち込んでいると
「比佐子さんらしくないよ、ほかに出来る人なんていないのだから」と背中を押してくれた
この時のお金のやりくりは大変だったっと思う

20年前までは凄腕の女性マネージャーがいて、どんどんいい仕事を取ってきてい、しかも私のやりたいことばかり。ご主人の病気でやめてしまった

私のやりたいことが分かり、そしてやらなければいけないこともよく理解して仕事を引き寄せるマネージャー、そして経理はしっかりとしている。こんな会社で思う存分勉強もし、稼ぎもし、人も育っていった

銀行のATMの前に立っただけで緊張し震えていたのが、今は何とか人並みに振り込みもできるようになった
いまさらながら支えてくれた人々の心に深く感謝をするのだが、そのリアルタイムの時はどうだっただろう
「あたりまえ」という気持ちでなかったか

幼少の頃、病弱ということもあって家族や周囲の人たちがとてもとても大事に付き合ってくれた
その「気」が身に付いたのか多くの方たちにも暖かく接していただいた
好きなことだけをやっていればよかった

人生の終わりに来て、神様はチャ子ちゃん先生に収支決算を求めているようだ
特にお金の管理、お金の使い方、この二つをしっかり勉強をしない限り、人生の卒業はできないらしい
此れって結構むつかしい
黙って学ぶしかないなあと雨の音を聞きながらしっかりと腹に落とす

コメント
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