チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 438

2021年07月15日 09時12分34秒 | 日記
帯どめのことを思う
工芸品として残っている帯留めは江戸時代から明治にかけて作られたものが多い
帯どめそのものは江戸ジッダ今では必要がなかったから
江戸時代の帯結びを見ると自由自在
今日はこの感じというように思いのままだ
現代のような「お太鼓結」が定着したのは明治維新で明治が落ち着いてからである

自由に気の向くままに結んだ帯の姿は浮世絵などで見ることができる
この浮世絵になじんだ外国の方々が、日本に来てあの帯結びを見て驚く。「背中のクッションはなんのため?」不思議な光景なのだろう

このお太鼓結びのために私たちは悪戦苦闘をしているといってもいい
この結び方を覚えることは脳を活発化させるとちゃこちゃん先生は思っている
もともとこの形は手伝いの人がいて成り立っているのだから、自分一人で結べたらこよなく喜んでいい。天才だと思っていい

いろんな本に
この太鼓結びは亀戸天神の太鼓橋ができたとき、渡り初めの儀式に芸者さんが渡ることになり、前で結んだ帯を渡りにくいので後ろに回して結んだので太鼓結びができたと書かれている。
もっともらしいと思ったが、まずは調べようと思い亀戸天神にいき、社務所で史実を確かめた
思った通り書き残しはなかった
だからと言って嘘とは思わなが、それをそのままうのみにして話すのはやめた

今日のライブはそういう話をしようかと思う
20時から
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