チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

母の愛

2021年07月03日 11時34分04秒 | 日記
家族の分断が戦後から続いている感じがする
母と子供を引き離す政策が今大成功をしている。

10人の若い女性社員を抱えていた時期がチャ子ちゃん先生にもある。しかも新卒にこだわっていたので、家庭婦人は4人。子供が成人、または子供のいない夫婦で、後は未婚、しかもみんな気立てがよく美人
採用条件が、母親が専業主婦、都内住民、お酒が飲める(笑)
みんなよく働いた。そしてスポンサーに愛され、結婚話が引きも切らない。そのうち年ごろとなって結婚する。仕事もやっと一人前になる時期なので、経営者としては、また新人を育てるよりいてほしい。しかし私の考えは違った。

雑誌つくりは面白い、いろんな人を取材して、そこで成長していく。失敗もある、しかしその失敗がまた宝となっていく。そういう日々を送ると、毎日刺激がありこの仕事はなかなかやめにくい。だから辞めたくない。
しかしきっぱりとやめてもらう。もちろん趣味として手伝ってくれるのは歓迎、でも子供が生まれたらその趣味で会社に現れるのもご勘弁とした

そして専業主婦を通して、子育てが終わり美しい中年の婦人として時々現れる
みんな家族愛に満ち満ちている。親の介護の話もユーモアを交えて報告してくれる。プロとして仕事をしたい人は子供に手がかからなくなって再度社会に出て行っている。

会社を小さくしたとき、大手の雑誌社に紹介ができ、いまではそこで力を発揮している人もいる

あるとき
「無理やり辞めさせられてよかったですよ」
「苦笑ーー」
「子供が小学校に行くようになり、クラスの子供たちがかぎっ子が多く、お前のところお母さんが家にいていいなあ、ってみんながうらやむんですって、弁当もお前のところおいしそうだしーー」
そして分かったことは
お金をかせぐためにどこかの会社に行く、弁当もおやつも全部出来あい、夕飯も時間がないので出来たものを買って帰る、お母さん疲れているので、ゆっくり話もできないし勉強も見てやれない、子供を塾に行かせる

「こういうことを時間とお金を計算してみたら、専業主婦をしてる方がはるかにお金がかからないこと分かった。中谷さんここまで計算していたんですか?」
「いや、でもね母親は子供との時間をたくさん持つことで、情緒が安定し、直観が働き善悪の区別がすぐできる子になると思ったのね、それと母親も、家の管理がしっかりできれば、何をしても責任ある態度がとれるようになる。と考えたわけ」

それにもっと大事なことは
老年になった人たちの中で、小さい時母親の愛を充分に受けた人は健康で、いつまでも頭がクリアで社会に役立ち、人を喜ばせることにたけている
その為孫たちや若い人に尊敬され、日本の文化をしっかり繋ぐこともできる
これが国を強くすることだとおもう




コメント
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