My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

トーレンス(Thorens TD320 MkⅡ) + SME(3009 S2) ~回転数の調整~

2018-05-12 11:02:23 | レコードプレーヤー

レコードを聴いていて、同じ曲のテンポがCDに比べ少しゆっくりに感じたので、回転数の確認と調整をしてみました。

恐らく調整が必要だろうと、ターンテーブルを分解し調整が出来る状態にしました。

調整のためには、その都度分解が必要なところが厄介です。

今どきのプレーヤーなら分解しなくても表から調整可能、更にはクォーツロックで調整が不要なのですがね。

でも、これがまたアンティークでマニアチックで良いですね。愛情を込めて調整しなさいって事かな。

裏蓋を開けて、基板を外しました。

念のため、電解コンデンサの膨らみ、液漏れを確認しましたが、大丈夫な様です。

この機種は、元々、エンド検出、オートリフトアップ機能があり、それが右側のコネクタからの出力と思うのですが、取り払われています。この機能が悪戯すると言って、態々取り外して使われている方もおられる様です。

調整は、基板の左端にある2個の半固定ボリューム(SVR)で33回転と45回転をそれぞれ調整します。

下の回路図から読むと、P1が33回転、P2が45回転の調整用ボリュームの様です。

 

調整には、FIDELIXさんがWeb上に掲載されていたストロボスコープを印刷して使用させて頂きました。

ボリュームを裏から調整するのは大変なので、基板自体をターンテーブルの横に取り出しました。

ストロボの光源は、LEDの豆電球を使いました。AC駆動で私の地域では周波数60Hzです。

調整風景は、こんな感じです。

これで、ゼブラのゲージが流れない様に、ボリュームを調整します。

調整前は、少し流れていたので、33rpm、45rpmとも再調整しました。 

調整後は、良い感じになりました。

タコメーター(回転数計)を使えば、もっと正確に調整できそうですが、私は絶対音感も持ち合わせていないので、これで充分です。

 


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2 コメント

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Unknown (ちば乃木)
2018-05-12 17:48:55
ストロボスコープとは!

でもパネルメンに調整ないんですねー。
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Unknown (ブログ主)
2018-05-14 11:31:51
パネル面には調整など、一切ありませんね。回転数の切換だけです。
回転数の正確性、ズレなども、そのままではわかりません。
このレトロなところと言うか、基本機能に徹したところが好きです。不便ですけどね。
その後、回転数のズレの確認で、同じ曲をCDと聴き比べ、そして数曲を通して経過時間を比較しましたが、ほぼ合ってましたよ。
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