My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管6SL7の聴き比べ。

2024-08-10 11:44:50 | 真空管いろいろ

手持ちの6SL7にロシア管が仲間入りしましたので、種類は少ないですが6SL7系真空管を聴き比べた印象を書き留めておきます。

あくまでも私の主観で、また過去の記憶で曖昧な物も有ります。

この6SL7はμ(増幅率)が高くMT管の12AX7相当です。

KT88 PPアンプの初段SRPP回路で使用しています。

 

1.RCA 5691 赤ベース

  高信頼管でマニアの間では評価の高い高級品。

  支持ポールが6本と2枚マイカが特徴的で堅牢に作られています。

  音質は、一番纏まりの良いハイファイ的な音質。

  芳醇でシルキー、熟成されたウイスキーの様。

  US管に有りがちな荒々しさは無く、とても聴きやすいです。

 

2.TUNG SOL 12SL7GT(VT-289) Black Glass Round Plate

  型名の通りヒーター電圧が12Vなので、アンプ内の配線を変更して使用していました。

  希少品ですが沢山集めました。

  音質は空間表現が特異です。スペクタクル・サウンドとでも言うのでしょうか。

  音が前後左右上下360度立体的に広がります。

  年代物なので、ノイズを拾ったり、電源のON/OFF時にノイズが出る物が有ります。

 

3.Slyvania 6SL7GT

   

  前回取り上げましたが、プレートが短く黒クロメート処理?がして有り光沢が有ります。

  音には締まりが有ります。これも人気が有り、定番としている人も。

 

4.KENRAD 6SL7GT ニッケルプレート

  プレートにニッケルを使った物です。

  ニッケルプレートは音が良いという人も居られますが、

  私には、薄っぺらくスカスカの音にしか聴こえませんでした。手放しました。

 

5.TUNG SOL復刻 6SL7GT

  現行品でショップから新品が入手可能です。ロシア製。

  所謂普通の音で、音数はそれ程多くありません。

 

6.MELZ製1579

  最近入手したMELZ製。今の所、これが一番!音源の良し悪しまで再現します。

  解像度高く、低域から高域までキレッ、キレッ!の切れ味の有るサウンドです。

  音の粒立ちが良く、聴いていて気持ちが良いです。気分上々になります。

  スピードの有るJ-POPやRockを聴くのには良いでしょう。

 

この中では「RCA 5691」と「MELZ 1579」がお気に入りです。

 

コメント
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