やはりヴィンテージ機器は定期的なメンテナンスが必要ですね。
私が使用しているレコード・プレーヤーは、トーレンスのTD320MkⅡというベルトドライブ駆動のターンテーブルとSMEのトーンアーム3009 S2を組み合わせたものです。
このプレーヤーは、2年前の購入時にメンテして以来、シェルの接点の掃除と回転数の確認くらいで、他は何もしていませんでした。
購入当時のメンテナンスの様子は、こちら(カテゴリー:レコードプレイヤー)に書いています。
ところが最近、気のせいかピアノなどの1小節くらいの余韻のところで違和感(揺れ)を感じる様になりました。アンプの性能が良くなったのでより明瞭に聴き取れるのか?はたまた私の耳が肥えたのか?
という事で、ターンテーブルのスピンドル、所謂プラッターの軸への注油をして見ました。
深い穴が有り、そこにスピンドルが刺さる様になっています。
使用したオイルは、以前と同じタミヤのメタルオイルを使いました。
オイル充填後は、フラッターが減った様な気がします。さらにフロアーノイズも減って音楽そのものが、よりクリアーになった様な気がします。
オイルも種類が有り、それによって音質が変わるかも知れないので(そこまで違いが判るかな~)、色々と試して見るのも良いかも知れません。
恐らく両方とも多分にプラシーボと思いますが、何もしないよりは安心感が生まれ、気分的に落ち着きますね。
良いんです、プラシーボでも。プラシーボもオーディオを楽しむ上では必要な要素のひとつでしょう。
オーディオなんて自己満足の趣味ですから、自分が良いと思ったら良いのです。
あくまでも人間の五感ですからね。音の感じ方も人夫々なので、音質に絶対的なものは有りません。