My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

高級抵抗を追加投入(Vishay VSRとAlpha FLCX) ~良いものは良い~

2015-03-13 20:25:47 | ヘッドホン・アンプ

Vishay VSRを追加で4本(前回交換済みと合わせ合計6本)、Alpha FLCXを28本の抵抗をヘッドホン・アンプに投入した。

これで抵抗だけで約16,000円の投資をしたことになる。これだけでそこそこのヘッドホン・アンプが買えてしまう。

なにもそこまで投資する価値があるのか?、馬鹿じゃない?のと思われますが、出てきた音は今までと次元が違いすぎました。

音の情報量が違うのは当然ですが、音楽の表現力が違います。今まであまり注意して聴いていなかった音が聴こえてきて、この音は何だろう?と音楽を聴き入ってしまいます。音が迫ってくるような感じです。音が太くて、一音一音がしっかりと脳に訴えてきます。今までの音は何だったのだろうと思わせます。

 

因みに、今のシステム構成は、ES9018 DAC~真空管プリ~ヘッドホン・アンプ~ヘッドホン(Shure SRH1540)。

Foobar2000を使い、foo_dsd_asioでWAV(44.1KHz/16bit)をDSD128にリアルタイム変換しています。

ES9018 DACは、あれから更にファインメットシートを追加しています。Foobar2000を使い、foo_dsd_asioでWAV(44.1KHz/16bit)をDSD128にリアルタイム変換しています。

 

前回までの経緯をおさらい。

まず出力抵抗1Ωx2本をVhishay VSRに交換したところ、圧倒的に音質改善した。この抵抗はやはり凄いという事を実感。

でも値段が値段だけに、お財布的には全ての抵抗をこれに換える訳にはいかない。

そこで、他の部分はニッコームのRP-24Cを使って見ることに(@32)。

まず、出力プッシュプル部分に使ってみたが、交換当初はなんじゃコリャ?篭っていて、全く音が前に出てこない。50時間くらいエージングして改善されたものの、100時間経過しても付帯音が多いのか篭っていてスッキリしない音。コリャ駄目だ。28本買っていたRP-24Cは使用を止めてそのままお蔵入り。

そこで音の良い抵抗をもう少し調べて見つけたのが、今回投入したAlpha FLCX。 MCYも良いそうだが入手難。

ご存知な方もおられると思いますが、一応、今回使用した抵抗を紹介しておきます。いずれも金属プレート抵抗です。

Vishay VSR(無誘導金属箔抵抗)

 これはもう、音が良いことで有名な抵抗ですね。この上のクラスでZ201と言うものがありますが、@3千円オーバーです。

 VSRは若松通商や海神無線で入手可能です。@1千円程度。

Alpha(アルファ) FLCX

 Made in Japan。日本が世界に誇る高信頼性精密抵抗です。Vishay Groupの1つのブランドだそうです。純国産品で秋田の工場で作られています。

 ここの金属箔抵抗器は自動検査装置(ATE)、精密計測器、電子秤、航空宇宙、研究所、校正機器、工業計器、半導体製造装置、医療機器、高級オーディオといった精度と信頼性を要求される様々な製品の基幹部品として採用されているそうです。

航空宇宙にも使用!。この抵抗を使えば、私も宇宙に持って行ける?(笑)

@518円です。若松通商で入手可能です。これでも抵抗としては結構な値段です。ICよりも高価?。


ただ、Alpha FLCXの実装に苦労した。まず今までアキシャルの抵抗が実装されていたのでピッチが合わない。そこで足をかに足の様にフォーミングしないといけないのだが、足が平リードでしかも曲げ方向は曲げ難い方に曲げないといけない。さらに元々のリードが短いためフォーミングした後、基板に挿入してみると、足の先が少しだけ顔を出し、ギリギリ半田付けが出来るくらいだ。もう少しでも短いと実装できない。

交換後の様子。ずいぶんとカラフルになった。


交換の結果、得られた音は投資しただけの価値はありました。

交換の直後から生々しい音を聴かせてくれ、約20時間のエージング後、さらに良くなりました。

久々に、改造の結果に感動しました。


ただ、全部の抵抗まで交換しなくても、要所の抵抗交換だけでも音質は確実に良くなるでしょう。

それと、VishayでなくてもAlphaで充分かも知れません。値段も半額ですし。


今回の交換で、同じ金属箔抵抗でもニッコームとは随分と音の素質が違い、やっぱり値段だけの特性を備え、高音質が得られるという事を思い知った。

また、エージングしないと良くならない部品は、ビンテージ品を除き、そもそもの素性自体が良くないかも?。

抵抗は音の情報量に大きく影響します。今まで聴こえなかった小さな音、表現が聴こえる様になります。遠くで鳴っている音や小さな音、今の音は何の音だろう思わず耳を澄まして聴きこんでしまします。こんなに沢山の音でひとつの音楽表現をしていたんだと気づき、今までとはまた違った感覚で音楽が楽しむことができます。


次の改造は、上の写真で見える赤LED。 これは終段プッシュプルのバイアス電圧を決めるために使ってあり、これを普通のシリコンダイオードに交換する予定。部品はすでに購入済み。 

 


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