早いもので、今年も残す所あと僅かとなりました。
恒例の今年の振り返りと成果を書いてみたいと思います。
年の前半は「今まで製作した真空管アンプの設計見直し」、後半は「デジタル・オーディオの再構築」でした。
※それぞれの詳細については、記事一覧からアクセスして下さい。
①KT88 ppアンプのB電源チョークトランスを撤去。
高耐圧の良質な電解コンデンサが調達出来たので、アンプの軽量化のため、2個(左右CH分)のチョーク・トランスを取り去り、その代わりにCRリップル・フィルタを追加しました。
聴感上ではハム音、リップルは問題無さそう。
②6C33C-B シングルアンプの球構成変更、設計の見直し。
6C33Cを強力ドライブするために、ドライブ段の球を12AU7から12BH7Aに設計変更しました。
また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。
結果、先日の投稿でも書きましたが、期待以上の満足いく音質となりました。
③WE 421A ppアンプの設計見直し。
こちらは、球構成はそのままで、ドライブ段、PK分割段、初段、それぞれのロードライン、動作点等見直しを行いました。
また、アースラインの見直し、ウエスタンのブラックエナメル単線も使用しました。
結果、こちらも満足いく音質となりました。
④RCA245 シングルアンプの見直し。
カソードパスコンの変更、B電源の見直し、グランドラインの引き廻し見直し、要所へのウエスタンのブラックエナメル単線の採用、ステムリードの再半田を行いました。
さて、後半戦は、デジタル・オーディオ関連です。
⑤ IO DATAの3TB NAS (LANDISK)、ネットギアのHUB導入。
ネットワークオーディオが使い易くなりました。
どの端末からでも途切れる事なくデジタル音源資産にサクサクとアクセスが出来ます。
今の所は3TBで充分ですが、もっと大容量のものを買っても良かったかも。
⑥ネットワーク・ストリーマ「ifi ZEN STREAM」(トランスポート)の導入。
とにかくコストパフォーマンスが高いです。
この価格でこの音! 音の良さに驚かされました。
特に、排他モードで使うとかなり良い音がします。
電源はスイッチング電源からアナログ(トランス式)のリニア電源に変更しています。これも効果有り。
左がリニア電源、右がオリジナルのスイッチング電源。
今は「Babble UPnP」アプリでスマホのプレイリストから再生指示を出しています。
使い勝手と音質は、ほぼ満足しています。
これで、今年最後の投稿となります。
来年はどうか平穏な年であります様に。それでは良いお年をお迎えください。