以前から気になっていたOpampの出力のDC成分。
差動Opampから若干オフセット電圧が出ている。Lch:+11mV、Rch:-7mV。
この程度ならほぼ気にならないが、これが次段の真空管のグリッドに抵抗を介して直結されているのだ。
真空管の受け回路は以下。 IN(CN4)に、このDC成分が直結される。
この39KΩの手前にカップリング・コンデンサを入れてみることにした。
ずっと気になって精神的に痞えるものがあったが、やっと実行できた。
容量値は、まあ受けがこの抵抗なら、0.47uFでも良いであろう。
ということで、どうせならと思い、奮発して手持ちのDynamiCap(ダイナミキャップ)を投入した。
物が大きいだけに設置後は大変な事になった。
赤い煙突が2本建ってしまった。
このまま使い続けるなら、なんか考えなきゃ。
コンデンサを通った後の電圧はDC 0V。良い感じ。
音は、まだヘッドフォンでしか聴いていないが、ちょっとクリアーになったかな?
音が生き生きと生命を感じるのは、ダイナミキャップのお陰?。
このダイナミキャップは暫く眠っていたのでエージングも必要。
(後記)
こんな事をしてみたが、実際にスピーカーで聴いてみると、あまり音が良くなかった。音に力強さや広がりが無い。
初めは、ヘッドフォンで大きな音で長時間聴いていたので、自分の耳が調子悪くなったと疑ったが、暫くしても、以前より音が悪いので、少し考えた。。。
そう言えば、ここはOPampの出力やTrの入力にも繋がっているので、バイアスとか信号の分圧に影響が出たのかも知れないと思い、このコンデンサを外して、元通りにした。
そしたら、以前の様に音が良くなった。
原因は、上の要因のほかに考えられることは、真空管に入力する結線の半田をやり直した事くらいだが、これも影響するかもしれない。
今度は、オーディオ用の半田が手元にあるので、これを使ってみるとしよう。