クリシュナムルティは、講演で「死とともに生きる」という話をよくしていた。
つまり、「死にながら、生きていけ」というのだ。
いわく、
>「日々死ぬこと、あらゆるものに対して毎分ごとに死ぬこと、数多くの昨日に大して、そしてたった今過ぎ去った瞬間に対して死ぬことがいかに必要であることか!
死なしにはいかなる更新もなく、死なしにはいかなる創造もない。過去の主にはそれ自体の連続性を生じさせ、そして昨日の心配事は今日の心配事に新たな活力を与える」
(メアリー・ルティエンス著 大野純一訳 『クリシュナムルティの生と死』より)
つまり、「毎日死ね」というのが、Kの教え。
いや、毎日どころではない。「毎分ごとに死ね」というのが、Kの教えだった。
裏を返せば、「毎日、生まれ変われ。いや、毎分ごとに生まれ変われ」ということ。
過去の記憶をすべて消去し、未来への不安をすべて終了してシャットダウン。
そして、再起動。
古い建物を壊して、更地に新しい建物を建てるようなものだ。
常に、徹底したリニューアル。
これを実行すれば、悩みのない人間になる。
ありがたや・・・。合掌。
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