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築地を守る。本日8日14時東京地裁703法廷、都はなぜ、豊洲を土壌汚染なしの価格で購入したのか?

2016-09-08 05:43:59 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 小池都知事を初め、都の関係者そして市場関係者、都民に注目いただきたい裁判が、平成28年9月8日(木)14時〜東京地方裁判所703号法廷で開かれます。

 なぜ、東京都は、築地市場の移転候補地豊洲6丁目東京ガス工場跡地の土地を、土壌汚染があるにも係わらず、土壌汚染のないものとした価格で購入したしたのか?

 小池都知事が、市場移転の膨大な経費に疑問を呈されていることの内容のひとつに該当すると考えます。
 都民の有志の皆様、そして、14名の弁護士の先生方が、法廷の場で、明らかにしようとされています。


 以下は、一級建築士 水谷和子氏からのお知らせ。

******水谷氏 文章 転載******



「9.8汚染地購入裁判。裁判所がいよいよ証人(尋問)の人選へ。石原慎太郎氏決定なるか?」2011年購入分、公金支出返還訴訟

【日時場所:9月8日(木)14時~@東京地裁703号法廷】

 裁判の後報告会があります。地裁隣、弁護士会館5F(504号室)。



 この裁判は2011年(H23)、東京都が膨大な汚染の残置を知りながら、豊洲市場用地を汚染地無しの価格で不正に購入し、汚染原因者東京ガスに処理費用の大半を免責した問題で、石原慎太郎(元)都知事に損害の賠償を求めるための裁判です

 この不正な土地取得に関与した石原慎太郎氏や、東京ガスに天下りをした前川あきお氏(現練馬区長)他、都幹部の証人尋問を求めています。原告の要求する証人は採用されるか等、裁判は今山場を迎えています。

 土壌汚染のある土地が、汚染無しの価格で売買される為には、少なくとも汚染が除去されたかどうかが問われます。2006年(H18)購入分で都は、財産価格審議会に「現在汚染物質は存在していない。」と虚偽の議案書を提出して、その関門を潜り抜けました。また2011年(H23)購入の場合は、汚染評価を都と東ガスの当事者間の「別途協議」に委ねるとして、財産価格審議会の方が逃げ出しました。どちらにしてもまともな話ではありません。

 結局東京都は、東京ガスの汚染地37.3㌶土地の取得に、1859億円(1㎡当たり約50万円)を投じ、さらに汚染対策に849億円を負担する事となりました。市場施設の建設が進む現在でも土壌汚染問題は深刻です。東京都による豊洲市場用地の購入時の土壌汚染の隠ぺいが、最終的に土壌汚染対策法に反して必要な調査300区画、3㌶以上を怠るという、取り返しのつかない事態を引き起こしています。

 土壌汚染問題については、都知事選挙を通じて築地移転問題が争点化されたため、多くの人が注目する事となりました。「これほどの汚染地になぜ市場用地が立地されたのか」という疑問を解くために、実態の解明とその責任の追及は不可欠です。この様な不正が再び行われる事を防ぐ意味においても、この裁判の重みは増していると思います。

 引き続き移転問題にご注目いただき、裁判などへのご協力をお願いします。



 汚染地購入賠償請求裁判 原告メンバー 水谷和子

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