「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

仏は「3歳からの義務教育」。中央区は「3歳からの幼保連携」

2018-04-04 10:24:37 | 教育
 義務教育とよぶよばないは別にしても、幼稚園と保育園の教育・保育は、融合して行ってよいと思うところです。

 認定こども園を、保育園型としてではなく、幼保連携型認定こども園として開設していくことが、有効な手段ではないでしょうか。

 すべての区立幼稚園の“幼保連携型”の認定こども園への移項は、取り得るべき政策と考えます。


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https://digital.asahi.com/articles/DA3S13435273.html


天声人語

(天声人語)3歳からの義務教育

2018年4月4日05時00分


 小さな子どもの言葉がいざなってくれる世界がある。飛行機雲を見上げて「ひこうきが、お空にらくがきしてる!」。夏の日に朝顔を見て「あさがおってどうして朝だけさくの。ひるまになると小ちゃくなっちゃうよ。早起きしたからおひるねしてるの」▼いずれも口にしたのは3歳児である。保育の現場に詳しい今井和子さんが著書『子どもとことばの世界』で紹介している。心が対象と一つになっている姿が、詩人と共通しているように思えてならないと▼そんな3歳児から義務教育を始めると聞けば早すぎると感じられるか。フランスから届いたニュースである。現在は日本と同じく6歳からだが、来年秋に引き下げる▼子どもたちの格差を是正するのが理由だという。欧州メディアによると、日本の幼稚園にあたる保育学校には現在も3歳児の97%が通っている。それでも場所によりばらつきがあり、貧困地域では割合が低めだという。明確に学校と位置づけ人生のスタートラインをそろえる▼生まれた家庭の差が教育の差につながり、格差が再生産される。先進各国で指摘される懸念である。公教育の力を使い、溝を埋めようとするフランスの姿勢は価値あるものだろう。願わくは苗木たちを無理にまっすぐにしたり、競わせたりすることのないよう▼今井さんによると3歳は「こんなこともできる」「あしたもやる」などの言葉が目立つ頃でもある。将来へと続く意欲をどう育むか。日本の幼児教育にとっても課題であろう。
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