「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

『保健医療福祉計画』『子ども・子育て支援事業計画』『教育振興基本計画』三つのパブリックコメントを提出し終えての雑感

2020-01-07 23:59:59 | 区政などの進捗状況

 重大なテーマである健康、子育て、教育のこの先5年~10年を決する3つの計画へのパブリックコメントが2020.1.7〆切でした。ぎりぎりの23:50数分で提出完了。

 締切日が、何も一緒でなくてもと思いつつも、逆に一緒であるからこそ、三者を自分の中で否が応でも比較しつつ考えることとなりました。パブリックコメントを終えて雑感を書きます。


 〇最も強く感じた点は、三つの改定作業が同時であったことを好機ととらえ、それぞれ相互に連携すべき内容を反映しあうことができたかどうか。
  それぞれが確定していない以上は反映できなかったと言うのではなく。各検討委員会では、それぞれ委員として参加されています。委員として参加した職員が、各部署に検討中の段階で計画内容を持ち帰ることができていました。

 〇三つの計画ともに、パブリックコメントを受けて、1月下旬から2月上旬に開催の一度の検討会で確定させてしまうとのこと、本当に残り一回の会議だけで済ますことができるのだろうか。

 〇計画の進捗状況を把握する尺度としての「指標」の設定を、『教育振興基本計画』『子ども・子育て支援事業計画』も設定すべきではなかったか。

 〇それぞれに意見を聴くべき現場(学校・保育所・幼稚園、サービス提供者・当事者団体・医師会など職業団体など)に、中間のまとめを提示し、現場の意見を聴取したか。


 など。


 今後3月に、各計画が策定されてからは、その計画内容の実現に向け、意見をしていきたいと思います。計画に書かれているという根拠は、何よりも強いです。足りていなかった部分は、中間の見直しの段階で反映をして参ります。先になりますが…
 来年度令和2年度は、『保健医療福祉計画』の下位の計画である『障害福祉計画・障害児福祉計画』と『高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画』、社会福祉協議会の『地域福祉活動計画』の改定作業が待っています。内容の充実を見守って行きます。

<提出したパブリックコメント>

『中央区教育振興基本計画2020(仮称)』(10カ年)に対する意見書2019.01.07障がいの有り無しに関わらず全てのひとの生涯教育の充実、学校運営協議会、保健医療福祉計画との連携ほか



『中央区子ども・子育て支援事業計画』に対する意見書2019.1.7 成育基本法や保健医療福祉計画・教育振興基本計画の反映、確保方策への質の視点の導入、医ケア児施策前進、断らない病児保育、共生ケアほか



『保健医療福祉計画』に対する意見書2019.1.7 進行管理のための「指標」設定不足、パブコメの地域福祉専門部会報告と議論、がんと仕事・勉強の両立、なんでも総合窓口を各地域に開設ほか



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