「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

小坂こども元気クリニック・病児保育室9月のお知らせ(このページが9月中トップです。)

2014-09-27 02:19:19 | 小児医療

 実りの秋です!
 
 子ども達、ひとりひとりに、それぞれの成果が発揮される秋になりますように。

 早寝・早起き・朝ごはんをきちんとして、頑張ってください。
 芸術の秋、読書の秋、本もいっぱい読んでください。
 
 
 さて、小坂クリニックの9月のお知らせを致します。

 
【小坂こども元気クリニック・病児保育室】
 
診  療:月~土 午前8:30受付開始 受付終了18:30(土曜は午前診療のみ)
     日曜日・祝日 急病対応あり(午前中)

予防接種、健診(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1歳、1歳半、3歳、5歳、入園児健診など)
     :毎日、適宜、対応可能です。診療時間の場合は、健康隔離室でお待ちいただき、病気のお子様から風邪をもらわないように対応致します。
      予防接種・健診特別枠として、11:30~、15:00~も設けています。

      区で行われる公費の3ヶ月健診、3歳児健診の日程が取れない方々にも、健診の対応致します


病児保育:月~土/ 時間8:30-17:30 

      17:30~18:00の延長病児お預かり、土曜日病児保育のご希望は、ご相談下さい


東京都中央区月島3-30-3 ベルウッドビル2~4F
電話 03-5547-1191
fax 03-5547-1166


<当院が紹介されているサイト>
中央区ドクターズさん:
http://www.chuo-doctors.com/hospitalDetail/596    
http://www.chuo-doctors.com/movieDetail/596    

ドクターズファイルさん:
http://doctorsfile.jp/h/28824/df/1/    

**********************************
<小坂クリニック平成26年9月のお知らせ> 


<小児予防医療関連>
重要!【1】デング熱の基礎知識について

 デング熱の基礎知識
 ⇒http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/837f10772f66343762278ceedcd53a94

 ポイント: 〇急に発熱を起こす感染症(予後は比較的良好)で、蚊(ネッタイシマ蚊、ヒトスジシマ蚊)が媒介したウイルスが原因です。
         感染から発症まで、だいたい、3-7日。

        〇ひとからひとにうつりません。

        〇治療薬やワクチンはなく、対症療法になります。

        〇予防は、流行地域で、蚊(ネッタイシマ蚊、ヒトスジシマ蚊)にさされないようにすること。        


【2】予防接種のご相談、お気軽に。

 安全安心の予防接種を行うことが、私達小児科専門医の責務と考えています。
 それも、痛くない注射、泣かない注射を、実施できますように。

 お気軽にご相談ください。

 場合によっては、注射の針を刺すときの痛みをなくすシール(貼付用局所麻酔剤)(無料)を、事前にお渡しすることも可能です。
 注射の30-60分前に接種部位に貼ることで、その部位の痛みをなくします。


予告!【3】インフルエンザ予防接種、来月10月から接種を開始致します。

 時期が近づきましたら、あらためてお知らせいたします。


【4】水ぼうそう、2回目接種も含め、お済ですか? 当院は、自己負担分は、中央区助成券をお持ちのかたは、無料対応させていただきます。

 中央区助成券をお持ちのかたは、水ぼうそう予防接種の自己負担を無料とさせていただきます。

 (もしかして、秋口に水ぼうそうワクチンが不足気味になるかもしれませんので、ご希望のかたはお早めにご相談下さい。)
 

【5】大人の風しん、赤ちゃんの麻しん
 〇おとなの三日ばしか(風しん)
   お父さん、お母さん、風しんの予防接種(助成により自己負担無料)は大丈夫ですか?
   風しんに罹る成人が依然多いことに対応するため、中央区では、妊娠を希望される女性やその同居家族(お父さんだけでなく、祖父母も含め)にも予防接種の費用を助成することとなりました。
   当院でも、妊婦やその同居家族(お父さんだけでなく、祖父母も含め)の皆様に接種可能です。

 〇赤ちゃんのはしか(麻しん)
   はしか(麻しん)の予防接種(麻しん風しん混合MRワクチン)、お済ですか?
   一部地域で、はしかの流行が見られます。
   一歳になったら、お誕生日に接種をするなどのように、早めの接種をお願いします。
   保育園で0歳児入園のかたには、麻しんの早期接種のご相談もお受けします


【6】夏休みのご旅行の準備として、持参薬・旅のくすり、大丈夫ですか?

 時期をずらして、9月に夏休みを取られる方も、多くいらっしゃいます。
 遅い夏休みの国内旅行/海外旅行、思いでいっぱいの家族旅行、楽しんできてください。

 持参薬、旅のくすりを、忘れずに!!

 楽しいご旅行となるよう、乗り物酔いのご相談等も、お受けいたします。

 ご旅行中の病気などについて、注意点を簡単なパンフも作成致しました。
 お渡しいたしますので、診察の際、ご希望のかたはお声掛けください。

 旅行中、万が一なにかございましたら、旅先からお電話下さい。
 海外からでも、構いません。
 

 小坂クリニック
 国内:03-5547-1191
 海外:81-3-5547-1191


予告!【7】小坂クリニックの来年2015年の健康標語、大募集

 小坂クリニックの健康標語を、来月大募集致します。

 今年2014年の小坂クリニックの健康標語:にこにこ笑顔が、1ばんのくすり

 素敵な標語、お考え下さい!
 



<小児医療関連>
New【8】9月の日曜、祝日は、すべて急病対応致します。
 急病対応可能な休日:9/7(日)、9/14(日)、9/15(祝、月)、9/21(日)、9/23(祝、火)、9/28(日)=電話対応


 
New【9】9月の土曜日の開始時間が変則的となります。
  9/6(土)、9/13(土)開始を10時からとさせていただきます。
  9/13(土)、9/27(土)は、通常通り9時から。


【10】赤ちゃんの鼻カゼには、まず、吸引!

 風邪治療のスタンダードとして、ポータブル鼻吸引器(医療用)の無料貸し出しを行っています。

 秋は、鼻の風邪が増加します。中耳炎予防にも、早めに吸引対応してあげて下さい

 なかなか、お鼻がかめない乳幼児のお風邪で、吸引により、だいぶ楽になられていて、ご好評いただいております。


【11】当院でも、禁煙外来治療が可能です。

 親御さんが、禁煙できず、または、禁煙途上でお悩みの場合、お気軽にご相談ください。


<病児保育関連>
【12】当院の病児保育について

 〇お子さんの急な発熱、ご病気で保育園・幼稚園・小学校に登園・登校できない場合、当院の病児保育でお預かりいたします。

 〇病児保育時間の延長について:
 原則平日17時30分までのお預かりの病児保育ですが、子どもや子育てには、例外がつきものです。万が一、17時30分を過ぎることがわかっている場合、ご相談ください。

 18時30分までの延長も可能です。

 〇土曜日の病児保育について:
 土曜日の病児保育もまた、ご相談ください。

 〇病児お迎えサービスについて:
 保育園での急な発病の場合、親御さんに代わって当院スタッフが、保育園に出向き、そのまま当院で病児保育へ移行することも可能です。

  
<学校生活>
【13】食物アレルギー アナフィラキシーに備えたエピペンを学校に常備できていますか?ご旅行中も、大丈夫?

 食物アレルギーのお子様が、給食を食べて、万が一アナフィラキシー・ショックを起こした緊急事態に、治療薬としてエピペン接種が必要です。

 学校に常備し、担任・養護・副校長・校長先生の指導の下、対処できる体制になっていますでしょうか?


【14】ネット上の誹謗中傷被害から、お子さんを守って下さい。

 ネット上の掲示板で、お子様方の誹謗中傷が書かれた場合、その掲示板を運営するプロバイダーに削除を申し出ることが可能です。
 指摘を受けたプロバイダーは、削除することが法律で定められています。
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/46c187ebbac775189f5beb5e76a27ba3 

 実際の適用例⇒http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/5d2ead2996bb28ffae57072fe29f66b5

 まだまだ、インターネットは、新しい技術であり、その功罪をこれからも考えて行きたいと思います。


<子育て支援関連>
【15】クリニック隣り、みんなの子育てひろば“あすなろの木”のお知らせ

【スペシャル企画 学びの宝箱】受付開始迫る!受け付けは、9/11(木)からです(9/18(木)まで)。

みんなの子育てひろば“あすなろの木”では「学びの宝箱」と題し、

地域の中で活躍する各分野のスペシャリストを講師として招き、

一日を通して親子で楽しい学びの時間が得られる、実感できる体験型授業を行います。

この企画は、中央区地域家庭教育推進協議会と共催!

今年も「平成26年度 家庭教育学習会」の一貫として行います。(今年で10回目)

小学生の皆さん、子育て中のお母さんお子さんご一緒に御参加ください。

***********************

第10回『学びの宝箱』

共催 中央区地域家庭教育推進協議会

   みんなの子育てひろば“あすなろの木”

●日時:9月20日(土)

午前10時~午後5時 ※複数講座、受講可能です

●会場:月島社会教育会館

●費用:無料 ※�のみ材料費:1組500円 お子さん2名参加の場合は700円

●応募期間:9月11日(木)~9月18日(木)

●応募方法:Eメールまたは電話

asunarohiroba@yahoo.co.jp

1) テーマ

2) 住所

3) 電話番号

4) 保護者名

5) 子どもの名前

6) 学校名・学年

 

●各講座名

『木のおもちゃをつくろう』

第一部『エコ! チラシ・ペットボトルでストラップづくり』第二部『ものの〈始まり〉クイズ』

『テコンドー教室』

『超常現象は本当にあるのか?』

『みんなでうたおう! たのしいゴスペル』

『世界で1 つだけのオリジナルスパイス作り』

************************

 

昨年『第9回学びの宝箱』の様子です。

http://ameblo.jp/asunaro-kids/entry-11619154724.html

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

テコンドー教室を毎週日曜日に開催しております。

2部制で親子の部では、日頃、子育てで忙しいお母さんでも

仕事でお子さんと接する機会の少ないお父さんでも

お子さんと一緒にテコンドーを習いながら、

お互いのコミュニケーションを取ることができます。

また、小学生の部では、低学年から高学年のお子さんが

一緒に頑張って汗を流しております。

もちろん、年に2度の階級別の進級試験があります。

御興味のある方は、ご連絡ください。

 

講師:石田峰男(岡澤道場総括)

毎週日曜日 / 親子クラス AM9:30-10:30 / 小学生クラス AM10:30-11:30 

連絡先 / あすなろの木事務局 03-5547-1191

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

木の部屋、空間でイベント開催しませんか?

 

あすなろの木では、大人1人300円、

こども無料で何時間でも遊べます。

もちろん1組から御利用できますが、

お友達のイベント(お誕生会・歓送迎会・お食事会)など

グループでの御利用も頂けます。

 

お母さんは、仲間同士、デリバリーでピザを頼んで、ビールやワインで乾杯!

お子さんは、お菓子を食べながらジュースで乾杯!

ティ―パーティとしても御利用頂けます。(土曜日・日曜日でも利用可能)

御利用お待ちしてしております。

 

利用:完全予約制

利用料:おとな300円 こども無料

連絡先:03-5547-1191 あすなろ事務局

※   お陰様で御利用頂く方が沢山おられます。

御利用希望の方はお早めに予約されることをお勧めいたします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

『あすなろ倶楽部』無料体験会開催中!!

 

あすなろ倶楽部では、少人数制で、お子さんの発達に合った

いろいろな遊び、絵本紹介、しつけ方法などお話します。

また、参加されているお母さん同士の交流の

きっかけなどで御利用を頂いております。

只今、無料体験実施中!

お子さんと一緒に、勉強、遊びながら素敵なお友達をつくりましょう♡

 

講師:NPO法人あそび子育て研究協会 理事長 増田おさみ

毎週木曜日(月3回)費用:月5,000円

時間:�0~3才クラス 2:00 -3:00 �3歳以上クラス 3:00 – 4:00

場所:みんなの子育てひろば『あすなろの木』(こども元気クリニック隣り)

連絡先:080-6905-6498(増田)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



以上です。


 どうか充実した秋になりますように。

 お大事に。

 7、8月中は、病児保育室は、満杯状態が続きました。
 スタッフを増員し、冬場に備えます。
 丁度、スタッフ2名研修中です。どうか、よろしくお願いいたします。

医療法人小坂成育会
こども元気クリニック・病児保育室
小坂和輝

*こども元気クリニック・病児保育室は、「いつでも(24時間・365日)・どこでも(学校・地域の子ども達と関わられる皆様・NPOと連携して)・あらゆる手段を用いて(医学・心理分野にとどまることなく、法律・行政分野などの多角的視点を持って)」子どもの健やかな成長を守る小児科でありたいと思っています。

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平成26年9月28日 日曜日18時~葛飾区医師会『デング熱を知ろう』どなたでも参加可能

2014-09-27 02:10:34 | 医療
 以下、勉強会の開催がなされます。

 「当会には、医師・医療関係者でなくても、真面目な関心をお持ちの方ならどなたでも参加できます。」とお知らせされています。

 私も、久々に大学院のない日曜日夜の開催なので、出席することができ、楽しみにしています。
 時々、患者さんから当該疾患についてご質問をいただくため、勉強して参ります。

*************************************************

デング熱を知ろう
川崎市健康安全研究所長
岡部信彦

平成26年9月28日 日曜日
午後6時~
会場 葛飾区医師会館 3階 講堂
東京都葛飾区立石5-15-12 電話 3691-8536

 私がデング熱(DF)という病名を知ったのは、1980年代前半の日本感染症学会での国内発症に関する症例
報告でした。その時私が勤務していた国立小児病院に研修に来ていて一緒に学会に出席したフィリピンの若
い医師が「DFは日本のインフルエンザみたいなもので珍しくないが、中には出血やショックに陥る重症型
がいるので、それを適切に発見治療することが大切だ」とフロアからコメントをしました。
 私は1990-94年、WHO西太平洋地域事務局(マニラ)に勤務していましたが、その時の担当疾患の一つ
がDFでした。熱帯アジアの小児病棟は、点滴を受けているDFの小児が廊下まであふれている状況で、重
症型の早期検知、出血に対処する方法や適切な輸液、そして蚊やボウフラの駆逐、アスピリンを使わないこ
となどを地域に普及させることが主な仕事でした。シンガポールやクアラルンプール、バンコクなどの都会
では重症例は少ないものの、今でもデング熱は減らず、蚊の対策の難しさが現れています。
 70年前の国内のデングは、第二次大戦終了後の戦地からの復員兵や引き上げる人々からもたらされ、国
内にいるヒトスジシマカによって一時的に媒介・拡大されたものでした。当時より圧倒的な人口の拡大やネ
ッタイシマカの生息域の拡大は、アジアでの拡大にとどまらず中南米、アフリカと広がりました。さらにこ
のところアジアと我が国を往復する人々の数は70年前当時の数をはるかに上回っていることは、国内発症
例の増加に結びつき、そのことは媒介蚊であるヒトスジシマカが生息している我が国では、感染者数や重症
者数の急増のリスクは少ないものの二次感染、三次感染のリスクは増加していることを示しています。
 今回のデング熱発生は当然と言えば当然の事象で、疾病の重症度から言えば多くの人が不安に思うもので
はありませんが、これを機に海外の感染症は海外だけのものではなく国内でも発症・感染があり得ること、
またそれに対して通常からの備えをしておくことの重要性を再認識する良い機会でもあったと思います。

感染・免疫懇話集談会/葛飾区医師会
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