引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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南米日系農村婦人リーダーさんと、だしとり教室1月21日

2016年01月24日 | いんどうさち だしとり教室

 海外日系協会からのお申し込みで

ボリビア、ブラジル、コロンビアからの

農村婦人リーダーのみなさんを

だしとり教室にお迎えしました。

 

日本の文化&事業を1ヶ月間の

研修旅行中のみなさん。

(現地には)昆布は日高昆布

しかありません。

・だし昆布、4種類もあるんですか?

・それぞれ価格の違いは?

・養殖もありますか?

・天然と養殖のだしの違いは?

・天然と養殖の価格の違いは?

・全部、煮染めにも使えますか?

・この4枚の他に煮物用の昆布は

ありますか?

伊吹いりこは、臭くない、おいしいと

大人気。

南米では、煮干しのことは「いりこ」

と呼ぶのだそう。

活発な意見交換のあと

台所でだしとりです。

 

 イベントや行事があると

組合婦人部はお弁当をつくり

販売するそうです。

 

協会の方から、

お弁当のごはんは、お寿司と

伺っていたので、わたしの五目

寿司の作り方をご紹介。

錦糸玉子用の薄焼き玉子を

お1人ずつ焼いていただきます。

慌てることもなく、スピーデイに

きれいに焼けました。

さすがです。

かぼちゃは、すぐに炊けて、

かさがあるので

お弁当のおかずに人気です。

べちゃべちゃしない炊き方の

ポイントをお教えして喜ばれ

ました。

食べては「クリ」、「クリ」と確認

しあうみなさん。

栗かぼちゃのことのようです。

おすしはボウルで。

記念撮影(笑)

<ブラジルの方>

みんな、おいしいです。

わたし、母(80歳)の影響で

ケミカルのダシ使ってました。

もう、ケミカルのダシやめます。

<ボリビアの方>

私の父はケミカルなものが

大嫌い。お味噌も自家製

以前はお醤油もつくって

ました。

近所にお寿司屋ができて、

早速両親が行きましたが、

怒って帰ってきました。

あんなのは本物じゃない。

お寿司じゃない、

気持が悪いって。

チーズとハムの巻きずしという

ような、変な組み合わせのネタ

ばかりだったそうです。

日系じゃない人が料理人の

和食店が増えています。

 

みなさんの毎日の食事について

うかがったところ、なんと全員の

方が朝はパン、昼食と夕食はご飯。

「漬物、絶対要ります」という方も。

穀物は多種あり、ご飯料理もいろ

いろあるけれど、昼食と夕飯は

必ずご飯です。

話はつきません。

 

「お吸い物には、柚子や

生姜を使いますが、今日は

生姜にします。生姜なら

いつでも買えますよね」と

言ったら、ブラジルの方が

「うちの庭には、山椒と

柚子の樹がありますよ。

多分、母が日本から持ち

帰って植えたんでしょう。

山椒は葉も実もいい香り

です」。

たくさんのお土産を頂戴しました。

ボリビアの伝統刺繍をつかった

ポーチ。

お菓子。

りんごがモチーフのクロスと羊は、

サンふじ組合の売店で販売して

いるのだそう。

デザインはこの方、AKIKOさん。

これも彼女の作品よ。

 今日で来日10日目。

「今までで、どこが印象に

残りましたか」と尋ねたら

みなさん日本語で「ココ!」「ココ!」。

だしの力はすごいです。

料理のレッスンだけじゃ、

そうは言ってもらえません。

あと20日。

築地の見学もしてほしいな。

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