波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

              思いつくまま   

2010-02-24 09:59:51 | Weblog
世の中には冒険家といわれる人が多くいるのだが、日本人の代表としてあげられるのは、
皆さんもご存知の「植村直己」氏であろうか。この人が日本の最高のアルピニストであり、
冒険家の元祖といわれているからである。その足跡はモンブラン、マッターホルン、ケニア
キリマンジャロ、アコンカグア、エレベストの五大陸最高峰を踏破したからである。
そして、彼はその後登山家から冒険家となり、犬橇単独12000kmの旅に成功し、更にマッターホルンの登頂を目指したが、途中命を絶ったといわれている。43歳であった。
つまり冒険家とは誰もした事がないことをすることにあるのだが、一つはっきり言えることは自分の興味と関心のないところへは進んでいくことは無い。つまり自分の興味と関心が
成功するたびに大きく、強くなり、更に困難な壁に挑戦していくことになる。
それはそれで立派なことであり、偉大なことだと思う。しかし、私たち人間が夫々そんな冒険をすることにはならない。しかし、よく考えてみると自分たちの生活はそのまま冒険に近い、否冒険そのものではないか。ただ、好むと好まざるとに限らず自分の目の前にある事を避けないで取り組んでいくことを免れないのだ。これこそある意味冒険なのである。何故なら毎日の生活は自分の興味と関心につながらなくてもそのことに挑戦しなければならない。
まして、その日のことは何時、いかに何が起きるか、どうなるのか、全く分らないわけである。そして一つ一つのことに取り組んでいくことで内側から自分自身が変革されていくこと。これはその人でしか得られない大切なことであり、これこそが本当の冒険と考えたい。
さて、2月も終わることになる。今年は二回の積雪を見たり、気温の動きも平年並みで推移していたような気がする。(予想では暖冬と聞いていてもう少し暖かいのかと思っていた。)自然の流れの不思議さは変わらず春を待つことになる。球音の響きが聞こえはじめ、
冬のオリンピックもたけなわとなり、周辺の動きが慌しく迫ってきている。間もなくすべてのものが躍動し始めるのだ。私も新しい住まいに転居を終わり、新しいスタートを切ることになる。環境が新しくなることで気持ちも変わり、心も新たになる思いだ。今年ほど3月を迎えることに思いが新たになったことも珍しい。日々新たにの言葉が改めて身に沁みるこの頃である。

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