ペダルを踏み込んだ瞬間に重いと感じた。
ハードに乗って2日間休養、2回復しているはずが重いのは何故、走りながら原因を考えた。
何時もと違うのはホイル、ここまで影響はない、ギヤ比を間違ったのではと確認するも間違いは無かった。
ウォーミングアップで苦しくなるははずは無い、速度に対する我慢がきかず速度は落ちるばかりだ。
身体も温まりもう一度周回にチャレンジするが、脚が異常に重く回転しないが少し休めば動き出すだろと休息。
そんなに速く無い周回速度なのに、森口の後方で力を温存する事も出来ない。
多分、走れない高校生も同じような状態に追い込まれているんだろうと想像しながら速度にチャレンジしてみたが無理だった。
速く走ろうと力を入れ回転モーメントをかけるが、だた重く心拍に異常な負荷がかかる。
こうなれば練習しても意味が無い為に今日の練習は終了。
選手時代に同じような経験が一度だけある、30年ほど前の海邦国体。チームパーシュートのメンバーで出走したが、脚が動かず1回だけ先頭を引いて切れた。
この時、予選は通過したが、迷惑がかかるので選手交代を頼んだ。
原因は定かでは無いが、筋肉の疲労以外考えようがない、ヨーロッパから帰国後の国民体躯大会で心身ともに疲れ果てていた。
今回も数日前の高強度が影響しているのか。調子の悪い原因は究明する必要がある、指導する上では非常に良い経験だ。
練習時間の合間に足の重さを回避できるのではと、ストレッチや身体の筋肉を緩めてみた。
これでもう一度練習再開、時間と距離が短ければ根性で乗り切れるかチャレンジしたがダメだった。
速度を殺さないように踏み込んでも固まる身体、あと数百メートル我慢だ根性だと言い聞かせ引き、交替した時の安堵感。
苦しさで集中力は半減している。
根性は良く鍛えられた選手が使えるアイテムと言う事を再確認した。
色々考えさせられる練習だった。