久しぶりにトラックレーサー乗り始めると、バンクのコーナーでバランスを取り走れず加速するどころか、失速気味になった。
コーナーの出口、ここで加速がきかなければ話にならない。
ロードレーサばかり乗っていたから、足を止めるのではないかと言う恐怖心があり、リラックスして握るハンドルを持つ手が痺れる。
ダンシングで踏み込むでと、心拍が急激に上がり運動の継続が難しくなる、ギヤが重いのか軽いのかさえもわからない。
元選手とは言え、運動しなければタダのオッサンだが、イメージだけは残っていてアンバランスな自分の姿。
週末の練習相手は森口、校時代に個人追い抜きで日本一になった男で、平成生まれの教え子。
森口はギヤが軽くハンデがあるが、オッサンがどうあがいても、ついていけるレベルでは無い、座って1000KWを軽く超える、俺との差は250wほどある。心拍1分間に180以上、俺は160マックスで心臓のポンプはフル稼働して追走するが力の差は歴然としている。
若者の力を借りて、神経をつかさどる発育曲線をもう一度、過去に鍛えられた頭脳から途切れた神経を修復だ。
乳酸を食らう俺の身体、有酸素系から非乳酸性無酸素系、乳酸系無酸素系まで全ての能力に対し挑戦。
これから寒さが増す中、体力を向上させていくのが一つの課題なんだけど、
気力もつかな。