九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

試練の日々

2010年03月29日 16時37分31秒 | Weblog
環境を自分の物にしなければ強くはなれん。
そんな事俺に言われなくても判るだろ、頑張れよ。
昨日も今日も速い先頭交替、人数が集まれば自然と速度が上がるから練習になる。
アジア選手権組みは時間が無いから、ここが勝負所で小娘と翼は正念場となる。
そんな翼は平坦が速い、力強い、でも欠点も多い、早く色々覚えろよ。
小娘は落車してから不調だったが昨日本領発揮、最後の勝負所で大勝負に出た、追撃する俺は今回は負けたと何度も思ったが、何度も何度も速度を上げる、まさに挑戦、逃げる小娘を捕らえたのは頂上200mここで最後の勝負に出た俺の勝ち。
今日は褒めてやろう、良くやった。
それにしても、俺は追い込ませるのが仕事だが、これじゃ身体が持たん、幾ら昔選手とは言え今ではただのオッサン、でも一応足は回る、心臓は常に一杯一杯の限界走行、おまけに花粉で苦しい。
後ろを見ると、小小娘も最後の坂は粘ってた、小小娘の遅れた1年間をどう取り戻すかがこれからの課題となるが、その為に今は粘りに粘り、基礎能力を固めるしか無い、自分に強くなれよ。優しい言葉はかけんからな。
そして今日、又しても小娘の魚雷型先制攻撃、これで一気にバラバラになり、頂上決戦とななった。
追撃して二人になったが、お互い無酸素状態で頭に酸素が回っていない、呼吸が荒れまくり息がすえない、でもここで折れたほうが負ける事はわかっている、先行する小娘の後でこのまま居たらかわせないと判断、二の足を使い一気に前に出て振り切ろうとするが、着いてこいる、しつこい。
この試練の後、もう一度、ここはパワー勝負に出た俺の勝ちだが、その差はわずかだった。
この後もまだまだ続くが粘る小娘、並走から速度を上げるのは非常に難しい練習だが、1年の歳月をかけ力を伸ばして来た小娘のパワーは本物になりつつある。でも未だ甘い。
最後は小小娘のスプリント力を使いダッシュだ。
ここで小小娘はあせりすぎ何と早がけ、何時もそこじゃ無いだろうと言いかけた時にはすでにトップスピード。
マーしょうが無いか?練習のパターン覚えとけよ。

強い

2010年03月28日 09時02分20秒 | Weblog
俺の生まれ故郷から、葉隠れの女翼がやって来た。
(UAEで行われるアジア選手権に備えての合宿)
数年前からMUUR-ZEROチームに所属していたが、今年からチームあさひで走らせる事にした。
今は、アルバイトですき屋、たまにイチゴ借りで生計を立てながら頑張っている。
しかし牧瀬は普通の経歴では無い、全国でも一流の陸上名門校で走り、実業団トップのランニングチームに所属していたのだ。
少女時代から厳しい訓練を受けているから基礎能力が違う、初めて見た時の事を鮮明に思いだす。
しかし自転車に乗るのは下手だった、金銭的に走れなくなった時期もあった、しかし今年は違うぞ。
12月後半からあさひのメンバーと合宿を行い、例年に無い強さを発揮している。
昨夜、体力測定の3kmTTでは男子ジュニアトップクラスにひけを取らないタイムをたたき出した。
このタイムは何と萩原を数秒うわまる、多分女子では最強の速さだろう。
その潜在能力おそるべし。

春の選抜大会

2010年03月27日 23時39分38秒 | Weblog
先生から連絡があった。沖縄の少年達も、京都の山奥の鍛造も、お前ら出し切っているか?
ゴール勝負が弱い?そんなはずは無い、俺がこの目で見たんだから、走れないはずは無いはず。
自分に甘えているだけじゃねーか?次のインターハイまで時間が無いぞ、欠点は徹底的に鍛鍛えぬけ、長所は更に伸ばせ。
その為に必要なものは不屈の闘志と精神力、そしてほんの少しのテクニックだ。
先生にメール入れとく、実戦しろ。
本当は花粉のこの時期、何時でも沖縄に行きたいんだけど時間がねー。

そして鍛造よ、俺は昨夜お前に聞いたろ?数年間の展開を、そして俺が何と言った。
その答え、ずばり当たったろ?これが長年の経験と言う物だ、それを聞いていて失敗するとは何だ?
自分の弱さを見つめなおせ、そして鍛えぬけ、鍛錬、鍛錬、鍛錬、熱いうちに鍛えぬけ、そして鋼のような肉体と精神を見につけてみろ。
次のレース楽しみにしてるからな。
それにしても近畿勢の女子は強いね、追い抜き優勝の北大和の選手は昨年一緒に練習したし、(奈良の後輩)スクラッチ優勝で鍛造の後輩は2年前に少し走った事がある。
皆んな将来が楽しみだ。
心引き締めていくぞ。

夜中の電話

2010年03月27日 01時11分54秒 | Weblog
夜中電話がなった。
年中無休の俺は即電話を取ったが、何を話しているのか、さったぱり、でもロシア語のような気がした。
携帯を見ると77の国番号。
と言うことは数人の該当者が頭に浮かぶ。
元KGB校長先生、ロシアスポーツ科学アカデミー、セルゲイ、ユーリー、オギ。
何かあったのだろうか?即連絡は入れたいが、ロシア語の単語は数個しかしらねー。

記憶が

2010年03月27日 00時58分25秒 | Weblog
昨夜、俺の仕事場で娘がパソコンをいじり始めた。
そして現役風来坊にスカイップ、それも夜中、いい加減にしろと言いながら睡魔に襲われそのまま倒れこむ。
昨日は激務で、相棒は6時に寝た、俺は急な来客で居酒屋で小さな会議、でも9時には帰宅。だがオッサンの身体は疲労困こんぱいだった。
倒れこむ所から記憶が無くなり、そして余りの暑さで目が覚めたのは真夜中の3時。
誰も居ない部屋は電気、パソコン、暖房つけっぱなし。
服は着たままで、俺は完全に記憶喪失、、、、そして花粉で鼻が詰り呼吸困難、喉が痛い。
おもいっきり、ナザールを吸い込み、鼻の粘膜の腫れを押さえて、もう一度寝よとするが腫れが止まらない、最悪。
朝娘に、何だ寝るときには毛布ぐらい掛けろ、凍死するじゃねーかと言い放った。(大昔凍死しかけた事がある)
だって何言っても返事しないんだもんだって、どあほ。

休みでも練習

2010年03月23日 20時19分27秒 | Weblog
休みでも練習する小娘、その気持ちよくわかる。
スキルの練習は自分で出来ていると思っても、そうでは無いことが多い。
選手は自分の踏み方があるが、自分で思っているのと速く走るは違うのだ。
小娘の0度から315度の解析は明日以降にするが、ここで判るのはダッシュは番外として、非常に効率の良いペダルの回し方はしていると言う事だ。
しかし何とか強くなろうと努力する姿は選手なら普通だ。
職人じゃ無いが見て盗め、そして自分の物にしろ。

バンク練習

2010年03月22日 23時23分47秒 | Weblog
何だ何だ、そのふにゃふにゃダッシュは、全然かかってないじゃないか?
それに、昨日は冷たい風が吹き荒れ、身体も心も冷え冷えになったからしょうが無いが。
今日は俺が練習相手になってやると意気込み、トラックレーサーを持ち出し、バンクに行った。
軽い周回が終りバイクペーサー2番手、つきっぱなし20周回、何だこの感覚は、足がついていかないじゃないか?ギヤが軽すぎる、そんんははずは無い、元々トラックでは軽いギヤを回すタイプなのにと考えながら苦しんだ。2回目は小娘ストロコビッチの後ろでペダリングの確認、この頃になると回る回る、オッサンなのに感覚がよみがえるのは早いのに驚く。
3回目、小小娘、小娘、俺の番手で速度は5km増し、この頃になると、小娘も良く回っている、いいじゃん、その調子と思いながら20周回全開、フルスロットル。
そして仕上げに加速の練習、これが大きな課題なのだ。
こうして、かけおろせと見本を見せるが、なんと見本になって無いじゃないか?完全なロード選手のへぼダッシュ、ロードとトラックでは踏み方が違うから意識的にペダリングを変えてはいるが、ダンシングのダッシュがどう見ても変、頭で考えるように簡単にはいかないのだ。
これは何十年も前から判って居る事だが、上手く行かない、しかしこれも時間の問題で思い出すからバンクに通うしかない、
これじゃ、普段ロードに乗っている小娘に何だそのダッシュはなんて言えない、まずはなれる事が大切、ここで倉庫に眠るマシーンの登場となる、早急にマシーの調整をしないとへぼなダッシュが改善できない。へぼなダッシュ、短時間で改善できるかな?


鍛造と沖縄の少年達

2010年03月19日 20時07分29秒 | Weblog
数日前、鍛造から電話があった。
ゴール勝負、燦々たる結果だったとの事だった。
その後、沖縄の少年達を指導される先生からのメールも見た。
よいか少年達よ、幾らお前らが若くとも、時間と共に年老いていく、だからがむしゃらにペダルを踏んでみろ、結果を考えるな、良い練習が出来れば結果はおのずとつきて来る。
お前達が将来自転車のプロになりたいのなら、今しかない、現時点でプロと変わらない力を見につけるしか将来の道は険しくなるぞ。
そしてレースは観光旅行じゃない、先生達はツアーコンダクターじゃない事も忘れるな。

厳しい練習には、それなりのやり方と、方程式がある事も忘れるな。
考えない奴に明日は無い、先生を信じて走れ。

鍛造、お前の走りはゴール前か?そうじゃないだろ、自分の全てをかけトーマスのように走れ、そして豪快なレースを俺に見せてみろ、その為には全身を鍛え上げるしかない。

沖縄の少年達も同じ、お前ら良い素質してるぞ、のそ素質眠らせるきか?1月初旬、皆で走った時の強度を考えてみろ、あれが練習の第一歩だ、二歩も教えたろ、苦しい時にペダルを踏みこむんだ、力を弱め、ペダルを踏むのをやめるのは自分自信だということも忘れるな。

ゴール前に何が必要か?先生に伝えてあるから良く聞いて実戦で使え。
又色々教える機会もあるかもあるだろう、じゃ3月半ばのレース健闘を祈る。

久しぶりの金剛山

2010年03月19日 15時53分17秒 | Weblog
何十年も前から2月3月はろくな事が無いんだ。それは原因不明の腰、肩、膝、筋、色々な所が痛み出すのだが、原因が今ひとつ解らないのだ。
ここ数年、ハイ強度で自転車は乗っていないのに、膝の筋を痛めた、痛めるような事はしていないのだが。
その膝もここ数日は痛みが無い、しかし練習をしていなかったから、自転車に乗ると心臓が苦しい、でも足は回っている、不思議な老朽化した身体が何故動くのか人体の不思議。
平坦は意外と踏んでいるのに心拍が上がらない、これは昔からだけどやはり変。
しかしだ、少し登ると上がる心拍、膝の上が笑う、どんどん落ちる速度を維持しようと必死だが、もちろん重力には逆らえん。
こうして最後は金剛山、坂が見えるに従い血糖値が下がる、このままでは失速?エネルギー補給、これから始まる坂が今日の練習の締めくくりだと気合を入れる、ここで小娘の、へにゃへにゃだが落ちない速度に徐々に苦しめられ、徐々に離されていくが、何とか追撃距離を維持する、しかしオッサンの心臓は完全にオールアウト気味。
でも諦めない、追いついては離されるを繰り返し残り1km、ここでオッサンの心臓の予備タンクにスイッチが入った、坂が急になる前にダッシュでしとめてやる、豪快にダッシュしたつもりが、なんと加速が足らない。
瞬時にかまされると判断、思った通り小娘に豪快にかまされた。
一瞬ひるむが、反射的に二の足を使い、小娘が出した運動エネルギーを反発させ一気にし止める。(元選手だぜ、二の足三の足がお前の攻撃で想いだされた)
全力で踏むから太股の上の筋肉の動きが悪くなるが、そこは無視、無視しなければもう一度攻撃を仕掛けられる恐れがあるからだ。
しかし忘れていた筋肉の使い方がどんどん想いだされる、やはり究極に追い込まないと進歩は無いということか?
こうして今日は考えさせられた一日だった。

チームあさひが動きだした

2010年03月16日 17時21分38秒 | Weblog
チームあさひが本格的始動し始める。

アジア大会王者の萩原が何処まで強くなれるか、現在アジアで萩原とまともに闘えるのはGIANT中国の選手達だけだ。
その選手達を敵に回し、闘う為には数人の強力な選手が必要なのだ(アスリート)、いまや、女子もチームプレーが必要な時代で一人が強くてもレースをコントロールできない。
現在の日本は、ハイレベルの闘いができるだけの体力がある選手は少ない、だから作り出すしかないのだ。
現在の力では萩原をアシストそうまでには至らない、そんな事は針谷が一番知っている。
針谷のスプリント力が何処まで通用するか?もちろん坂もこなさなくてはいけないが発展途上だから時間の問題か。
それに針谷の能力アップメニューは、今後の女子選手の走りを変えられるだろう。

牧瀬の心臓は一流のアスリートでTTに強く、発展途上なのが面白い、とぼけた訛りの抜けない牧瀬の今後は大きな戦力になと思われる。

最後の一人はエンジンの調整中でだ、多分数ヶ月でやるき満々になると思うし、その能力は現在封印されているが時間の問題だろう。
今日の体力測定でも目を疑うタイムをたたき出した、しんどいと言いながらたたき出したタイプは普通じゃない、さすがだ。