待ち合わせ場所に向かう道のり、ちょっとした坂で脚が動かない。(数日自転車乗ってないから疲れは無いはずなのに)
風は冷たい向かい風、太ももの上が一杯なのは何故だろうと考えてしまう?(心当たりは寝る前の安物ワイン?)
和歌山市内のほうは、暖かいらしく待っていた森口は素手。
桃山町から二人で西高野街道、一気に速度が上がり、脚が重くて集中力が散漫になるが、切れるまで踏み倒す覚悟はできている。
最初の坂道に入いってガンマンしてみるが、粘れないから即やめて力を温存。(自分の脚か疑う)
西高野街道に突入したらタイム計測、ここから花坂までが練習だ。
何時になくギヤを踏む森口、ギヤが重い分加速力が鈍いので後ろには着きやすいが、キツイのには変わりはない。
中間地点、植益が何時も切れる坂、俺が先頭で入って即交替、ここで切れる訳にはいかない。
切れずに無事頂上を通過すると、何時もなら森口が高速走行に入るが何時もの伸びが無い。
ギヤを踏み過ぎて腰が痛くなり、踏み込めない分速度が鈍り始めたのだ。
残り5km遂に腰が限界に達した森口は俺からも切れた。(相当辛そうだ)
何度か待ってみるが、練習なので踏み始め単独で花坂を目指す、最後の緩やかな坂はギヤをかけてみるが心が折れて減速まだまだ力が足りてない。
ここからはゆっくり走りながら座談して下り森口と別れた。
帰り路は追風のはずがそうでも無い、何度か速度を上げてみるが、何となく失速していく。
おまけに冷たい風が前から吹いてくる、薄着だし身体がだんだん動かなくなり紀見峠突入。
もう全く動かない脚、こんな時に限って後ろのギヤは小さいし、どんどん速度が鈍って行く。
こないだの植益状態だと思いながらペダルを踏み、何とか頂上を超えた。
下りで更に身体は冷え肩が痛い、それでも最後の坂は練習だと言い聞かせやけくそでダッシュ。
意外と伸びると思った瞬間に止まった。
辞めておけば良かったと思うぐらいきつくなり帰宅。
バリバリのころなら足が止まってからが練習だと言い聞かせた。
心は簡単には折れず、ギヤをかえて追い込む、これが練習だと言わんばかりに。
そんな気持ちは心の片隅にあっても、ついつい優しく走ろうとする、この気持ち捨てなければ進化は望めない。
森口や植益のお陰で、初老のオッサンの進化は続く。