日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

オレンジの中庭~南スペイン3日目

2005-08-25 06:42:32 | スペイン
セビリヤ行きの電車は午前10時40分に
マラガ駅を発車した。一日3本しかないセビリヤ行きの電車。
これを逃すと、午後遅くの電車になってしまう。
少し眠い目をこすりながら、冷房のよく利いた車内に腰を下ろす。

二時間半ほどで、電車はまるで空港のように
巨大で近代的なセビリヤ・サンタフスタ駅に
滑り込む。六月末に来てから二ヶ月ぶりのセビリヤ。
一歩駅の外に出ると、その日差しの強さに
面食らう(グラナダでもそうだったが)。
二ヶ月前と気候が全然違う。
どうやら僕は一年でもっとも暑い、
厳しい気候条件の時にセビリヤに来てしまったらしい。

それでも、噴出す汗をできるだけ気にしないようにして、
サンタクルス街にある予約していたホテルに向かう。
街はシエスタの時間であるせいか、シャッターを下ろした店が目立つ。
どれだけ暑いかというと、あまりに発汗量が多くて、
着ていたポロシャツが汗の結晶で(塩分?)胸や
首の周りが真っ白くなってしまった。

憧れのサンタクルス街は相変らず、白くて、熱気の中で
幻想のように広がっていた。歩いていると、建物の
玄関が時々開けっ放しになっていて、その中の
涼し気なパティオを垣間見ることができる。
パティオはタイル張りの壁に囲まれ、日陰の中で
涼しげな鉢植えの植物が配列されている。
こんな暑い午後でもそこだけは別世界。

サンタクルスを抜けて、セビリヤの象徴でもある
カテドラルに入る。世界で三番目に巨大なカテドラル。
途方もない高い天井や、巨大なパイプオルガン、
贅を尽くした金色に輝く祭壇に目を奪われる。
カテドラル出口付近に、昔のモスクの名残である
オレンジの中庭に出る。果実をつけた涼しげな緑の
オレンジの木々がシンメトリーに並んでいる様を
眺めているうちに、ああ、セビリヤにいるんだ、
という実感が。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
優雅な生活ですね (はる)
2005-08-25 18:11:29
地図を見ながら、ブログ見てました。

また遊びにきます。
返信する
Unknown (ケロヨン)
2005-08-26 05:22:11
はじめまして。

優雅なんてとんでもない(笑)

やっと取れた一週間の休暇、遊び呆けました。

でもそれだけっすよ。
返信する

コメントを投稿