日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

久しぶりのマドリード4

2017-06-23 21:57:05 | スペイン
なんだかプラド美術館のゴヤの絵に衝撃を受けたまま、ぼーっとした気分で
僕はアトーチャ駅に足を運ぶ。今度は、マドリードの郊外、電車で30分ほどの
場所にある古都トレドへ。
窓からは、果てしなく乾いた平原が広がっているのが見える。
人の気配も何も感じられないような荒野だ。そんな景色がひとしきり続いたあと、
電車はムハデル様式に似せた作りの駅舎に滑り込む。
電車を一歩出たとたん、マドリードとは温度も湿気も違う、ひときわまぶしい
痛いような太陽を感じる。




トレドに前回来たのはいつだろうか?やっぱり学生のころ見たいのようだ。
でも、この町は何も変わっていない。あのときのまま、強烈な光の中で、中世から続く
石畳が不愛想に広がっているだけなのだ。



学生の時にも入った、トレドの大聖堂にもう一度入ってみる。
あの頃と変わらない静けさの空間と、あの頃と変わらない巨大なステンドグラスが
そこに存在している。観光客の波の横で、ちょっと長椅子に腰かけて
ぼーっとしてみる。


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