日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

鹿児島2日目(3)

2011-08-27 15:12:33 | 日本
磯庭園で黒豚料理を堪能したあとは、尚古集成館で鹿児島というか
薩摩藩の近代化の歴史資料などを見学する。奄美、琉球王国の支配の歴史、
江戸時代の薩摩藩の社会的・政治的位置などかなり薩摩マンセーな
書きぶりになっているのが気にかかったが、歴史観とか歴史認識とは
そういうものであろう。というか、同じ国の中でもこうも違うものなのか。

新幹線までの時間が少しあるので、天文館に行ってみる。南九州最大の繁華街だ。
老舗の百貨店、山形屋に行って物産品など見る。僕は山形屋に集まっている
客層など観察する。近隣から集まって来ているような主婦や、やることがなく
暇をつぶすだけの老人(圧倒的に女性)、もしくは買い物に疲れているのか
分からないが、エレベータ近くのベンチに座って宙を見ているおばさん連中
などを見る。ありえないぐらい髪の毛を染めていたり、誰も着ないような
不自然な派手な服を着た中年の恰幅のいいおばさんが一人で、ぐったり
ベンチに座っていた。デパートとは何をしにくるところなんだろうか、と
一瞬いろいろ思いを馳せてしまった。

そのあと今度は話題のマルヤガーデンズという新しい(といっても母体は
老舗だが、最近改装され新装オープン)デパートに行く。
ショップなどのテナントのほか、NPOのスペースを確保したり、
ミニシアターがあったり、空中庭園があったり、あとフロアで
カナリアを飼っていたり、とかなりオーガニックなデパートなのだ。
実際コンセプトもデパートではなくてユナイトメント・ストアだし。
センスのいいショップと雰囲気で、店内はごった返していて、
老舗の山形屋とは違い、かなり若々しい感じの空間であった。

で、夕方ごろ九州新幹線に乗る。鹿児島、薩摩川内、出水、
新八代、熊本、玉名、大牟田、船小屋など馴染みの駅があっという間に
去っていく。昔、あんなに時間をかけて移動していた九州の鹿児島本線
沿いの風景があっという間に後ろにとびさっていく。



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