日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

冬の匂い

2005-01-08 07:41:32 | パリ左岸
『日々の泡』というのはそれこそ有名なボリス・ヴィアンの
小説でサンジェルマン・デ・プレとか、ジャズとか、
パリっぽいものが満載な小説だ。
せっかくフランスに住んでいるので、そんなタイトルをBLOGに
つけてたんだけど、ネットで引くと同タイトルの日記が
多いこと、多いこと。ちょっとひねって上のようなタイトルに
してみた。ちょっとくだらないかも。住めば都はるみ、みたいな感じ。

残業が終わって、夜9時ごろ、オフィスの重いドアを開け、
パリの街に出てみる。今日は気温がそんな低くないせいか、
夜の匂いがした。これは懐かしい匂いだ。
実家のある福岡の西鉄の駅前で吸い込んだ夜の空気と同じ匂い。
もしくは、東京の東高円寺に住んでいた頃、
夜中にコインランドリーまで駆け足で急いで行くときに吸い込んだ
夜の風と同じ匂いがした。

インターネットラジオでユーミンの『花紀行』が流れている。
30年前の曲だ。春先に一人旅行をしていたら空から
桜の花びらが落ちてきた、という内容の詩だ。聞いているうちに
20歳ぐらいのころ一人で旅行した大分の竹田市の荒城の
春を思い出した。
福岡の夜の空気も、大分の春も今となってはもう
遠くなってしまったけど。

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