日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

事務所はりつきの日

2005-11-19 07:31:31 | パリ左岸
不思議なもので自分が翻訳をするときには
ウンウン、ウンウン、と汗をだらだら流しながら作業し、
「ああ、翻訳って本当に難しい」などと実感するのだが、
他人のやった和文仏訳をチェックするときには思いのほか
明瞭に、翻訳の間違いなどに気がついてしまう。
今日も業者に頼んだ和文仏訳を受け取って、アラ探し。
誤訳などめざとく見つけ、業者にクレームの電話を
かける。

で、修正後の翻訳をもらいまた読んでいるとまた
業者のやった訳文に疑問が。で、電話を再度かける。
修正してもらったにもかかわらず、やっぱり気に入らない仏文を
論理的に説明するのだけれど、説明しているうちに、
だんだん自分のロジックに自信が失せていく。
文章って、和文も仏文も読めば読むほど
理解が遠のいていくなあ。
この段階になると名詞のあからさまな誤訳ではなく、
原文のニュアンスを汲み取るか、汲み取らないとか、もう
どうでもいいような話。

そのあと事務所の粗大ゴミを捨てようと思って
ビルのゴミ捨て場に台車をガラガラ言わせながらゴミを
運んでいくと、ビルのメンテナンス会社の人に取り囲まれ
つるし上げの目にあう。どうも今週、うちの事務所が
なんの前触れもなく古本や、紙類のゴミを大量に出したことに
怒っているらしい。たしかに今週は席替えなんかがあったせいで
古い書類を整理する必要が生じ、古文書を次から次へと
ゴミ捨て場にこっそり運び出していたのだけれど、それが
メンテナンス会社には気に入らなかったらしい。
「市指定のゴミ箱に入らないような大量の紙ゴミは清掃車は
もっていかない。そもそも、ゴミ収集員はゴミ箱以外は
触らない決まりになっているから、それ以外のゴミは
受け取ってくれないんだよ」などとくどくど言われる。ちっ。

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