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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

文学や演劇に求めるもの

2011-07-17 01:31:03 | 自分について
今日は、夕方から梅田まで行って久しぶりに演劇を見てきた。
昔からよく知っている劇団で、東京にいるときはちょくちょく見ていた劇団だ。
で、感想はというと、笑いあり、ロックあり、テンポもあり、
なかなかよかったのだが、どこか、全体的に違和感があった。

よく考えてみたら、メッセージとか、作家の思考を、そのまま直接的に
役者にセリフとして話す、という部分が引っかかったんだと思う。
昔、某有名作家の演劇を見ていたら、「宇宙って○○○」とか
「孤独って○○○」とか思いっきり役者がセリフとして話していて
非常に興ざめしたことがある。挙句の果てに、「日本文化では~、
でもフランス文化では~」とか日仏文化の違いを説明したりして。
文化の違いは説明するものじゃなくて、表現するものだろうよ。

そう考えると、マルグリット・デュラスのテキストやシナリオは
本当にすごいと思う。誰も何も語らない。何も直接的には書かれない。
しかし、そこに、完全な錯乱、自己破壊、底なしの絶望、孤独が伝わってくる。
たぶん、デュラスの小説を読んで読者が感動するのは、やはりそこに
本物の絶望があるからなんだと思う。


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