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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

バルバラ

2007-06-24 02:58:41 | パリ左岸
音楽の日、街中のあちこちでバンドの演奏
が聞こえ始める夕刻。事務所の廊下で同僚の
バレリーがフランスの代表的歌手、バルバラの
歌の物まねを振り付けつきでやっていた。
「黒い鷲」という曲だったんだが、鷲が羽を
羽ばたかせる動作を真似て、両手を大きく
上下に振り回していた。その姿を見て他の
同僚も大笑い。ていうか、面白すぎ。

写真はうちの中庭の景色。天気が悪いが緑がいっぱいっす。

最大公約数的な悪趣味

2007-06-21 06:35:04 | パリ左岸
今日は仕事の関係で外部の人たちの集まる
(主にフランス在住の外国人)会議に出たんだけど、
あまりの会議のゆるさに途中から帰りたくなった。
みんなべらべら喋るだけ喋って、何も進まないのだ。

会議の議題の一つで、あるイベントのポスターのデザインを決める、
ということがあったのだけれど、デザインの候補として出てきたのが
どれも凡庸なデザイン、すべてどこかでもう見たことあるような
ものばかり。なのに、みんな口を揃えて
すばらしいとかかっこいい、とか賛同の嵐。
多数決で決まったポスター案は、僕がもっとも凡庸
だと思ったデザインのポスターだった。
俺は認めないぜ、あんなデザイン。


夕方、13区の劇場にちょっと招待券をもらっていた
ダンスの公演を見に行く。ストイックすぎて自分に向かない
ことがすぐ分かる。確かに過剰なものは疲れるけど、
ストイックすぎるものって、観客にも禁欲を強いられるから
見ていてしんどくなるんだよね。

などとパリを東西南北に駆けずり回って一日が終わる。
まだ週の真ん中だよ。

普段はこれといって何も起きない

2007-06-12 05:51:35 | パリ左岸
種さんのアルバムの感想を続けようと思ったが一休み。
長い週末が終わって職場復帰の月曜日。

なんやかんや言って自分の席の電話、朝から
鳴り続ける。どうでもいいことから、重要なことまで。
重要なことといっても自分ごとき、タカが知れているが。
某フランス人のカウンターパートからJAZZかなんかの
フェスティバルの実行委員会に名前を入れていいか、など
の問い合わせ。入れてもいいけど、JAZZなんて
興味ないよ。クラシックよりはまだ好きだけど。
僕は言語芸術が好きなのだ。

夕方、別のフランス人の同僚と話す。フランスの演劇は
ドイツの演劇とイタリアの演劇の影響をどちらも受けていて
舞台装置などその中間に位置する、などの話を聴く。
確かにフランスの古い劇場はすべてイタリア式劇場だが
コンテンポラリーなものになればなるほどドイツ的な劇場
要素が多いのかもしれない。

ブリュッセルのフェスティバルに行ったとき、ひょんなこと
で知り合い一緒に飲みに行ったベルギー在住の建築家の
方からメールが届く。僕よりずっと若いが(31歳ぐらい)
元気そうにやっているらしい。ちなみに彼は僕を
彼と同じ歳ぐらいかと思っていたらしいが。

前うちの事務所に勤めていてもうやめてしまった
フランス人の友人からもメールが届く。元気にやっているらしい。

メールであれ、実際の物理的な出会いであれ、あまりに
多くの人々が行ったり来たりするから最近ついていけない
自分だった。

仕事と日常生活のバランス

2007-05-04 06:12:57 | パリ左岸
最近、外国人ばかりしかいないという会議に出席し、
セルビアの人やハンガリーの人間や、イタリア人など
いろんな人種の人間を見る機会に恵まれ非常に満足した。
で、その会議にすっかり慣れて、次回の出席を楽しみに
していたら、今日気がついた。次回の会議、出席できないじゃん、
オーバーブッキングだよ。他の会議が入っていた。
こんな風に、全然偉くなくて、こき使われるばっかりの自分なのに
予定ばっかりあれこれ入って、ほんと自分は情けないっす。

パリでタイ料理

2007-05-02 04:05:48 | パリ左岸
地下鉄felix faure駅前のタイ料理屋に行ってみた。
洗練された生け花が店内のあちこちに飾られて
ちょっとした仏教テイストのコンテンポラリーアートが
壁にかけられて、なんかすごいおしゃれな店だった。
食器もなんかおしゃれで、食事も生春巻きとか
カレーが香ばしいソースとともに運ばれてきて
満足の食事であった。値段ははったが。
15区のタイ料理ってあんまりないかと思ったけどここは穴場だな。

ミシュランのガイドと年齢

2007-03-28 14:40:55 | パリ左岸
知り合いのフランス人のおばさん(60歳近く)
が今度新しく発売されるというミシュランガイド「JAPON」
を見せてくれた。どこかから入手したらしい。
ミシュランガイドといってもあの緑のやつではなく、
voyager pratiqueシリーズの、ちょっとロンリープラネットみたいな
ペーパーバックみたいな手触りのガイド。
写真もあるし、地図も結構正確なのが載っているし、なかなかいい。
九州地方の紹介が北九州地方だけ、しかも博多、大宰府、唐津(なぜ?)、
長崎、別府、熊本しかないのが、残念。鹿児島飛ばされたんだ。

「ところで、あなたって何歳?」
とおばさんから年齢を訊かれたので、「38歳」というと
目を丸くして、「quand même!」と言われた。この言葉、
前に別の人に年齢を明かしたときもまったく同じ単語を発されたのだが・・・。
「結構いっているんだ!」とかそういうニュアンスなんだろうか。
なんだよ。「1968年生まれ」と言うと、
「私はちょうどそのとき、舗道の石を機動隊に投げてた」と言われた。

quai de la gare

2007-03-13 06:29:59 | パリ左岸
地下鉄の駅、quai de la gare(6号線)最寄りの
トリュフォーまでベランダに植えるための植物を買いに行った。
バラとかラベンダーとか小さいオリーブの樹とか、あと
名前の分からない植物とか。トリュフォーは園芸のスーパー
見たいな感じで本当に買い物がしやすい。

写真はベルシーの大蔵省とセーヌにかかる橋。

今年もまた、黄水仙(JONQUILLE)の季節が

2007-03-10 18:04:35 | パリ左岸
3月16日から18日、小児ガンの研究支援のため、
キュリー研究所はいくつかのイベントを開催する。
パンテオン前広場ではトリュフォー(園芸用品のチェーン)
が用意した4万本の黄水仙が植えられた臨時庭園が出現する。
黄水仙は2ユーロの募金で1本摘むことが。
1930年代風のバスに乗ってピエール、マリーキュリーのゆかりの
地をめぐるツアーも用意されている。

このイベント去年行こうと思って逃しちゃったんだよな。
水仙で埋め尽くされたパンテオン。すごいかも。

ただ慌しいだけ

2007-03-02 07:11:29 | パリ左岸
今週やたら慌しくて、昨日なんかランチ食べる暇もなかった。
というか作業に熱中して食べるの忘れていた。
今日は今日で予定外の客が来たり、電話がひっきりなしに鳴ったり、
同僚の話を聞いたりと息つく暇もなし。

東京からのお客さん(中年の女性)が来ていたんだけど、いろいろパリのことを
説明したら、「日本にはよく帰ってるの?」と唐突に聞かれた。
「いや、二年に一回ぐらいですが」と返答すると
「親不孝ねえ」と言われた。
親不孝・・・ってそんなこと言われる歳でもないんだけど・・・。

スペイン好き

2007-02-27 16:10:35 | パリ左岸
職場のバレリーに冗談でスペイン語で話しかけたら
その10倍ぐらいの長いスペイン語で返事が返ってきた。しかも大声。
聞くと最近スペイン語教室に通っているらしく、こうやって
スペイン語会話を実践できる場を探しているらしい。
彼女みるみるうちに興奮しちゃって20分ぐらい会話は続いた。

昔スペイン語の教室に通っていたんだが、全然上達しないまま
放置していた。来月仕事の関係でスペインに一瞬行く機会があるので
古い辞書や参考書を取り出してちびちび復習しているのだけれど、
初心者レベルから抜け出せない。というかほとんど忘れている。

パエーリャとパエージャ、セビーリャとセビージャ。
スペイン人の耳には同じに聞こえる、とスペイン語の先生が言っていたが
バレリーにも同じに聞こえると言っていた。フランス人なのに・・・。

レストランの夜

2007-01-28 08:08:06 | パリ左岸
たまたま週末仕事の関係で左岸、メトロCONVENTION近くの
レストランに行く。そういえばレストランに出かけるのは
久しぶりだ。11月にジビエを食べるために躍起になって
レストランに行って以来。そのときもジビエ食べられなかった
んだけど。いつになったらジビエ食べられるんだか。

パリに住んでいるけど、滅多にレストランに行かない。
昼間はランチを取りに界隈のレストランに行くけれど、
あれはレストランと呼ばないだろうな。ビストロとか定食屋というか。
なんか心躍る、食事を味わう夢のような空間、という
感じではないのだ。たまに日本からの客を連れてレストランに
行くことはあるが、ほんとたまにだし、仕事の延長みたいな
感じで全然面白くない。でもそもそもレストランって
一緒に行った人と話しないといけないから、話が続かないような
相手と同席すると苦痛な空間なのだ。

などとレストラン論などつらつら書いたが、今日のレストラン
良かった。フランス料理だったけど、オーセンティックで。
またアンドゥイエット食べてしまったぜ。おいしい。

僕とアンドゥイエット

2007-01-26 07:00:27 | パリ左岸
● アンドゥイエット
豚の腸に、内臓やその他の肉を細かく切って詰めた腸詰のこと。

今日の昼はちょっと遠目の場所にあるビストロに行って
アンドゥイエットを食べた。すごくうまい!
実は長い間アンドゥイエットというものを敬遠していて
苦手だったのだが、去年の夏高速のドライブインでたまたま
食べてみたら、これがおいしくて、それ以来大好きになってしまったのだ。

アンドゥイエットといえばトロワ。
中世の時代にはそのアンドウィエットの評判はヨーロッパ中に
轟いていたらしい。ナポレオンもルイ16世も絶賛した腸詰。
ちょっと臭みがあるのだが、多分赤ワインなんかと合うんだろうな。
今日は禁酒の日だったので水で合わせたが。



トラムに乗って

2007-01-25 07:53:46 | パリ左岸
今日は初めて、パリの南のぺリフェリック沿いに
新しく開通したトラムに乗って移動してみた。

ピカピカの車体。目新しい停車場。
Porte de versailles, brassanse,
Porte de vanve, Porte d'orléan, cité universitaire...
次々と駅が現れる。夜の街はあまりはっきりしないけれど、
パリのもう郊外への入り口になる、街区の街並みが窓越しに
浮かび上がる。カフェ、高層の集合住宅、鉄路、地下道。
なんだかぼんやりと、殺伐としている雰囲気だ。
光の街、のパリの姿はもうそこにはない。

それにしてもトラムでの移動はバスや地下鉄に比較して
非常に遅い。すぐ止まるし、みんなよくイライラしないよな。