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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

感情生活

2010-01-23 10:31:30 | 読書生活
以前知っていた人が口癖のように他人に対して「かわいそう」を
連発する人だった。僕は「かわいそう」なんて言葉をなるだけ使わないように
して生活していたので、すごい違和感があった。今でもそうだ。
よく分からないけれど、「かわいそう」なんて無責任な言葉だと思う。

と考えて、最近、灰谷健次郎の「太陽の子」を久しぶりに読んだのだが、
登場人物に僕と同じキモチの人がいて、なんか共感したのでここに
抜粋しておく。

「口先だけでかわいそうなんて言うてる奴ほど、痛いこともかゆいことも
何にも感じてない奴や。痛いこともかゆいこともないことをいうてるから
痛い目に合う人がちっとも減らんのや。この女は病気で死んだんと違う
ねんで。飢え死にしたとも違うねんで。痛いこともかゆいこともない
ことを言っているやつによってたかって殺されたねんで」

命の別名を久しぶりに聞いたので貼っておく。









日常の生活で忘れていくこと

2009-11-08 00:15:07 | 読書生活
今日は夜の飲み会もキャンセルになったためかなり暇になった。
ぼんやり本など読んでいたのだが、胸につっかかるような
一節があったので、忘れないように書いておく。

    *     *     *
アムネスティの運動は、1961年にピーター・ベネンソンという英国の弁護士
が開始した。

ベネンソンの理念は、当時軍政下のポルトガルで学生2人が逮捕
されたという新聞記事を目にして、彼自身が考えたことがベースになっている。
彼が何を考えたかというと、まず「とんでもないことが起きている」と感じた。
学生2人がカフェで「自由のために」と乾杯しただけで捕まってしまうとは、
由々しきことである。

もう一つは、彼自身こうした見逃しがちな小さな新聞記事を読んで奇異に
思わなかったというショックがあった。日常生活をしてゆく中で
このようなひどい話はよくニュースで見かけることである。朝のニュースで
こうした事件を見かけたときに多くの人々は「ひどい事件もあるな」と感じるが、
昼ごろにはもう忘れてしまう。ニュースは山のようにあり、食事をしながら
もう次のニュースを追いかけている。そのことが彼自身にはショックだった。

ベネンソンとしてはこの「忘れてしまう」ことのショックをみんなと共有
したいと考えた。だから1961年5月に彼が投稿した新聞記事のタイトルは
「忘れられた囚人たち」だった。人々に忘れられようとしている社会的な死、
つまり社会的に殺されてしまう人々を思い出そう、これがアムネスティという
運動の原点である

          ~「人権分野におけるアムネスティの取り組み」寺中誠

ポルトガルの手紙

2009-11-03 21:21:04 | 読書生活
今日は文化の日だったので、ということもないが
東京都現代美術館までぶらりと行ってみた。ドイツの
レベッカ・ホルンと服飾の展覧会「ラグジュアリー」展の二つを鑑賞。
レベッカホルンの微妙な運動をする羽根とか、水面に落ちた文字とか、
どこを向いているか分からない銃口とか、なんかそういう
緊張感の弛緩感覚が良かった。作品に近づくと一瞬緊張するのだが、
何も起こらないのでちょっと引いて緊張が緩むのだ。

とそれはさておき、種さんがブログで書いていた「ポルトガル文」
という詩をネットで検索して読んで見た。
注意深く読もうと思ったのだが、最初の一行あたりで投げ出してしまった。
フランス語が難しかったというのが一番の理由だが、それに加えて
直接的な内容にちょっと引いてしまったのだ。感情のぶつかりあいとか
ああいうストレートな恋愛感情は苦手だな。
だから僕はいまだに独身なのかもしれないが。

la lettre portugaiseのリンクは↓

http://www.bacdefrancais.net/portugaises_texte.htm

棚と市民社会

2009-10-21 06:31:38 | 読書生活
前から本棚を買おう買おうと思っていて、何度も
吉祥寺の家具屋に行ったり、あとIKEAのカタログや
ホームページなど見たりしていたのだが、今朝
はっと部屋を見渡すとあまりにも整理されていない
平積みの本の状態に絶望してしまい、思わず出勤前の
一瞬、10分ほどで無印良品のネットストアで本棚を購入してしまった。
しかも二台、5万ぐらいの買い物。いいのか、こんなんで。

本といえば、フランスに出張していたとき友人の甥っ子が
KHAGNEUX(エコール・プレパラトワール)に通っていて
どうも歴史コースとかそういうもんなんだが、夏休みだけで
60冊本を読むように義務付けられている、という話を聞いて
自分なんかまだまだなあ、などと反省。でもそんなたくさん
どうやって読めるんだろうか?

本棚のあと、調子に乗ってアマゾンで本を注文。
出勤前にそんなことやっているから会社に遅れるんだが。
読破するかどうかは別として10冊注文・・・。

ピーターキャメロンの新作

2009-09-22 23:06:58 | 読書生活
来週の集中講義で発表することになっているため、今日は
連休中だけど出かけもせずに、家でレポートを書く。紛争地域の
NGOの活動について調べていたのだが、自分が持っている本では
対応できないことが分かる。でも、今から本買ってたら今度の
発表に間に合わないっす。ということである文献でなんとか書いていく。
うう、こうやってレポートの内容が薄くなっていくのか。

とそれはそうと、最近ピーターキャメロンの最新作を
アマゾンで購入して読んでいる。

someday this pain will be useful to you
いつの日かこの痛みはあなたにとって役に立つだろう

というタイトルの本なんだが、18歳の大学進学を目前にした
ニューヨークの少年の話だ。キャメロンが人間嫌いの、将来に対して
漠然とした不安を持っていて、それゆえに途方もない夢を持って
(カンザスに家を買って、ポーチに座ってぼんやりシェイクスピアの
本を読みふけりたい、とか)それを一生懸命
周りの人間に話して聞かせる少年の姿を描写している。

そのときにはまったく価値の分からないことというのは
若い頃にはたくさんあるはずだ。大学に行ってなんになるんだろう、
母親はどうしてこんなことで怒るんだろう、とか。
そんなのことをたくさん思い出してしまった。

    *    *    *

三度目の結婚に早々と失敗して、離婚してきたママに
僕は尋ねる。「どうしてあいつと結婚したんだい?」
ママは答えない。ママはただ窓の外を見ている、いやそうじゃなくて
ただ窓に映った自分の顔を見ていただけなのかもしれない、僕には
よく分からないけれど。ほんの少しの間、僕はそんな質問を実際に
したわけじゃなくて、たぶん、心の中で考えてみただけだったのかも
と思った。
でもそのとき、突然ママは軽く、頭を振った。まるで何か
考えをクリアにするみたいに。彼女はまだ暗い窓を見ている。
そして言った、「だって孤独だったから」


九州居酒屋と変わっていく世界

2009-08-19 06:59:14 | 読書生活
阿佐ヶ谷に夜8時に待ち合わせて、パールセンターの中にある
居酒屋に飲みに行く。九州料理の居酒屋で、福岡から空輸される
魚の刺身とか、きびなごのフライ、さつま揚げ、明太子のダシ巻き玉子とか
いろいろ九州各県の名産が食べれるったい。実は土曜にも行ったのだが
また行ってしまった。凝り性かも、自分。

飲み会のあとブラブラ阿佐ヶ谷にいてほぼ最終電車で西荻に戻る。
そのあとボーっと本を読んでいた。今、エマニュエル・トッドの
「帝国以後」という本を読んでいるのだが、フランス語の訳がうまくて
読みやすい。翻訳本の読みやすさって重要だなと思う。
世界の急激な変化についてトッド先生が以下のように書いていた。

自由貿易は、世界のすべての国の労働人口を競争させることになり、
その結果賃金の縮小と総体的需要の停滞を引き起こし、そのうえ
すさまじいレベルの不平等を各国社会の中に導入しかねない。

国の勢力が伸縮する過程

2009-08-09 21:05:30 | 読書生活
実は8月の末に福岡の実家に帰省しようと思っているのだが、
ついこないだついでに、もう15年以上行っていない種子島に
「お墓参りに行くのもいいかもね」なんて親に言ったもんだから
親も福岡に住んでいる姉も興奮しちゃって、週末だけでその件で
3回も電話がかかってきた。やれいつ福岡に戻るのか、
やれ種子島に何泊するのか、どうやって福岡から鹿児島まで行くか、
とか大事なのだ。でもこっちはまだ福岡に戻る航空券だって買ってない
んだよ。休みの申請もしてないのに、気が早いっつーの。

週末はポール・ケネディの「大国の興亡」をずっと読んでいた。
実は1ヶ月前から読んでいたのだがなかなか先に進まずこの分では
1年たっても読み終わらないと思い、一念発起して全部読破した。
あ、ちなみに上下巻の下巻だけで上巻はまだ買っていないが。

学校で覇権安定論などを知識として学んだが、あと覇権国と挑戦者の
関係など。でも、実際のところ僕はよく分からないのである。一方で
アメリカの覇権はかなり揺らいでいる、と言うやからもいれば、
21世紀になってまた強化されたと言っている人もいる。
経済的な覇権はもう多極化した世界に譲歩したという声もある。でも
武器産業ではやはりアメリカは世界最大の武器輸出国だし、兵器の
先端技術は他の国の追随を許さないから、軍事的には覇権国なんだろうし。

などといろいろ考えていたら締めのところでビスマルクの言葉が
引用されていた。

すべての大国は「時の流れ」の中を漂っていて、それを
「つくりだすことも支配することも」できず、「多少の手腕と
経験を頼りに舵をとる」ことができるだけなのだ。
その航海をうまく乗り切れるかどうかは各国の政府の知恵による
ところが大きい。

とかって読んでいたらさっき地震が起きた。西荻の僕のアパートでも
若干植木がゆらゆら揺れた。誰にも予測できない自然現象。ほんとう
時間は誰にも支配できないんだろうな。

読書がしたい

2009-05-06 21:50:28 | 読書生活
最近、結構いろいろ追い詰められていて
小説も読む暇がない。暇がないというか、時間は見つけようと
思えば見つけられるんだろうが、なんか読む気にもなれないのだ。
こんな慌しい環境の中で小説なんか読んでも何も
頭に入ってこなさそうな・・・。

とそれはさておき、英語の論文を連休中に読んでいたのだが
(これは大学院用)、さっぱり分からない。
日本語に訳してレジュメにしないといけなかったのだが
そもそもどんな訳を当てたらいいのか分からない。たとえば
reasonという単語が「理由」なのか、「道理」なのか、「理性」なのか。
でいろいろ調べながら読んでいたらとんでもない時間だけかかった。
あとcommunicative actionという単語が出てきたのだが、
何も考えずにコミュニケーション行動とか適当に訳していたのだが
途中まで読んでいて、それはハーバーマスのコミュニケーション的行動理論
のことだった・・・。

でも、連休中そればっか読んでいて、今、ちょっとうんざりっす。


スティーブン・キングでなくとも

2008-03-01 07:08:06 | 読書生活
恐ろしいほど忙しかった2月が終わった。
あんまり「忙しい」とか「僕はこんなに大変なんです」
なんて言うのは好きじゃない。というか声にして言った事はない。
なんかものすごくかっこ悪い気がするから。
自分がどんなに大変か、とか、自分がどんなに凄い仕事を
しているか、ということを言葉にして他人に語る行為というのは
受け入れがたく、そういう人間を軽蔑してきた。
まあ、各人、好きなことを言っていいんだけれど。

といいつつ、ちょっとどんなに忙しかったか言ってみると
毎週土曜出勤、かつ週のうち3日は深夜帰宅。
こりゃ老化が進むよ、と思ってしまうような勤務時間。
日本ならともかく、労働者の権利が守られているフランスでは
ありえない勤務体系だったっす。
といいつつ、弱音は吐かないが。というか吐きたくなるような
日本人の友人もいないしな。

フランスの週刊誌を読んでいたらあの、スティーブンキングが
長らく住み慣れた、かつ自身の小説の舞台にすることを常と
していたメーン州に愛想をつかし、フロリダに移住したらしい。
全米のすべての退職者のように。彼ももう60歳を越えた頃。
退職を迎える年齢なのだ。
スティーブン・キング、昔よく読んでたなあ。ITとか。
日常に潜むホラーを抉り取るような作風が好きだったなあ。

鴨沢祐仁さんのこと

2008-02-02 08:56:15 | 読書生活
漫画家兼イラストレーター鴨沢祐仁さんの訃報を聞いた。
彼のそのオシャレな絵柄と小気味よい科白にあふれた
世界が大好きだった。もともと種さんの
「みんな愛のせいね」というセカンドアルバムの
カバージャケットのイラストを担当していたこと
から知ったのだが、雑誌「ガロ」にも掲載された
「クシー君の夜の散歩」という作品を
読んで、どこかヨーロッパ風な街角で、ニッカー
ボッカーを履いて、永遠に大人にならないような、
おしゃれな少年を描く鴨沢祐仁さんの漫画に一時期
魅了されたものだ。なんだか一つの時代が終わってしまった
ようでちょっとさびしい。

あんなに一時期流行っていた鴨沢さんも晩年は
ひどい生活を送っていたらしく、アルコール中毒、
鬱病の治療、生活保護給付を受け
仕事もうまくいっていなかったらしい。

星がたくさん瞬いて、オシャレな服を着て、右手に
タバコを吸って愛犬と夜を闊歩していたクシー君も
いつか年をとって人生自体を疎む日が来たんだ、
と思うとかなりセンチメンタルな気持ちになった。

純化されたメッセージ

2008-01-27 17:34:11 | 読書生活
今週の後半は労働争議に巻き込まれ、いろいろ矢面に立ち
ろくなことがなかったばい。こういうとき会社組織っていや
だとつくづく思う。フリーでやってると気楽なんだけどねえ。
しかも自分なんか大して責任ある立場にないんだから、
交渉相手に選ぶなっつーの。

さて、15年くらい前に買った雑誌「エスクワイア」の
野地秩嘉の記事に以下の文章があった。すばらしいと思う。

   ★ ★ ★

人と会って、話をして、何かひとつでもそれまでに分からなかった
ことが解決すれば、私はもう満足してしまう。自分が遥かに
進歩したような気がしてくる。氏の家を引き上げた後、
私には何も不満がなかった。

   ★ ★ ★

ムーミン谷の11月

2007-11-12 05:21:11 | 読書生活
11月になったので、トーベヤンソンの最高傑作との
誉れも高い『ムーミン谷の11月』を引っ張りだして来た。
ムーミンシリーズの最後の作品。しかもムーミンファミリーは誰も
登場してこない異色の作品。そういえば、一年前は極寒の
ヘルシンキを週末に旅行したよなあ、などと回想。今年は
とてもそんな余裕なし。

ムーミンたちに会いに来た個性豊かな面々は谷で
ムーミンが旅行へ行ってしまったことを知る。そして奇妙な
共同生活が始まる。虚飾ばかりのヘムレンさん、いつも何かに
おびえているフィリフヨンカ、自分の世界に閉じこもってそこから
出てこようとしないホムサ、自由で身軽なミムラのねえさん、
そして永遠の憧れ、スナフキン。

今、第11章まで読み終えたところだが、この11章のタイトル
「さびしい心は、おしゃべりになる」ってところだけで
なんだか泣きたくなってしまう。人間の滑稽さ、おろかさ、
人生の儚さ、やるせなさ、すべての要素が詰まっている。
この章の中のスナフキンのつぶやきをちょっと記します。

思い出しているよりも、一緒にいるほうがまだましだ。
連中たちときたら、ムーミンとは大違いだ。
はっと、きゅうにスナフキンは、ムーミン一家が恋しくて、
たまらなくなりました。ムーミンたちだって、うるさいことは
うるさいんです。おしゃべりだってしたがります。どこへいっても
顔があいます。でも、ムーミンたちといっしょのときはひとりに
なれるんです。
いったい、ムーミンたちはどんなふうにふるまうんだろう、と
スナフキンはふしぎに思いました。

星の王子様

2007-09-14 06:50:41 | 読書生活
敬愛する種ともこがブログで「星の王子様」と夕焼けの
ことを書いていたのでいったい王子様と夕焼けにどんな関係が
あるのか、調べてみた。
(自分で勝手につけた訳)
============================
アメリカで正午のとき、みんな知ってることだけど、フランスでは
太陽が沈もうとしている。夕焼けを見るためには、一分でフランスまで
飛んでいけばいいのかもしれない。
でも、残念だけどフランスは遠いところにある。
でも、君の小っぽけな星じゃ、夕焼けを見るにはちょっとだけ
椅子を動かすだけでよかった。そして好きなだけ夕焼けを見ていたんだ。

「あるとき、一日で43回も夕焼けを見たんだ」

そして少ししてから君は言いたした。

「分かるかい、人はさびしいときは夕焼けを見たくなるんだ」

「じゃあ、一日に43回も夕焼けを見た日は、君はすごく悲しい
気持ちだったのかい?」

星の王子様は何も答えなかった。

little miss sunshine

2007-05-07 04:12:03 | 読書生活
テレビもラジオもサルコジの大統領選出で大騒ぎだ。
テレビの画面に興奮した群集が歓声を上げながらコンコルド広場
に流れ込もうとするのが映っていた。有名人達も、エンリコ・マルシアスも、
ジャン・レノも。その他多くのサルコジ支持者たちが。
こりゃ、パリの中心部にはいけない状態だ。集団ヒステリー状態。

とそれはそうと、やっと見たかった映画little miss sunshine
をDVDで見た。ミスコンクールに出場が決まった女の子オリーブを
コンクール会場であるカリフォルニアまで家族で連れて行く
ロードムービー。勝つことにしか興味がない父親と、勝つために
ミスコンテストに出るオリーブ、それを見守る母親、兄、叔父、おじいちゃん。
それぞれの弱い部分が旅行の途中でメッキのようにどんどんはがれて見えてくる。
人生の中で勝つことなんか意味ないんだよ、などとからかうように。

おじいちゃんがオリーブに言う。
ほんとの負け犬は戦いに負けたやつのことじゃない。
負けるのが怖くて戦うことさえしなかったやつのことだ。

フェルナンド・ペソアのこと

2007-03-23 07:45:32 | 読書生活
「不穏の書」の作者、フェルナンド・ペソアは1888年
リスボンに生まれた。1896年、両親に連れられペソアは
南アフリカへと移り住む。1905年に再びリスボンに戻り
ペソアは文学雑誌に寄稿しながら、翻訳家を生業とする。
1935年にペソアが逝去したとき、彼の古ぼけた
タイプライターの脇には、無数の未発表の作品が積まれていた。
ロカ・デ・コエーリョ通り16-18番地。
今はペソア博物館になっている彼の生家。