日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

返事の妙

2013-02-17 10:05:23 | 自分について
最近忙しくて、土日も働いている。気がついたら2月半ばになってしまった。
忙しくて髪を切りにいく時間もない・・・。長くなって、かなりカッコ悪い感じだ。

最近仕事で、外部の人と話す機会があった。
一人はフランス人、もう一人は在仏の日本人。この
二人に共通するのは、「質問の返しが長い」ことだ。
僕がする質問に、余分な情報も含めてすごい長い返事をくれるので、
ぜんぜん会話が進まない。もうそういう話し方なんだろうなとは思うが、
時間のないときにそういうことをされると
かなりいらいらする。たとえば、地方在住の共通の知り合いの人について
たまたまこういうことがあった、ということを言うだけで、その返事は
その共通の知り合いの人生だとか、大学の専攻だとか、今どんな
問題を抱えているとかを、一気に返してくるのだ。

僕は結構そっけない返事しかしないので、すぐに会話がぶつぎれに
なる傾向があるのだが、その対極にあるような会話術に
結構疲れてしまった・・・。

テキスト恐怖症

2013-02-10 10:30:28 | 自分について
仕事と直接関係ないのだが、知人から文章執筆を頼まれて
安請け合いしてしまったのだが、締め切りが近づくにつれてなかなか
筆が進まない。いろいろ考えつつ、なかなか文章化できない。
絶対的な知識量の不足が原因だと思うのだが。

書かないといけない原稿は実は4本もあり、どれもそんな長くないのだが、
凝縮された情報の整理をしないといけないらしく、かなり骨が折れる。
1本だけ昨日ようやく書き上げたが、読み返してみるとなんでこんな
文に時間かけたんだろうか?と思うような仕上がりだった・・・。

誕生日

2012-12-02 21:11:39 | 自分について
仕事に追われてバタバタしていたら今年も誕生日が
来てしまった。早いもので、もうアラフォー最後らへんの
歳になってしまった。

今年はなぜかFACEBOOKの関係で、FACEBOOK経由で10人近くから
誕生日のお祝いのメッセージが来た。電話では、昔から知っている
ノルマンディーのおじいさんからお祝いの電話がきたし、
パリの友人からも携帯のメッセージなどもらう。

あ、結構自分も人脈あるんだなあ、なんて実感。
さて、今度の一年はどんな年になるんだろうか。

人生の転換点

2012-11-18 09:30:46 | 自分について
きっと人生にはあとから考えると、転換点だったと思えるような
日があるような気がする。僕にとっては大学三年の頃、フランスを
旅行した2週間がひとつの転換点だったような感覚を覚える。
2週間だから、「点」じゃないけどな。

そのあとの人生はいろいろ山あり、谷ありだったんだが、
ただ価値観が大きく揺らいだとか、世界の見方が大きく変わったとか
そんな経験や日は訪れなかった。結構こう見えて鈍感なんだな、自分は。

そんな自分なんだが、今朝、一通のメールが。
大学院のときの恩師が今度、本を出版するのでその一章を
担当しないか、とのお誘いが。一章といってもありえないくらい短い
ページなんだが。
まだ先生にOKはしてないが、なんか、人生が変わってゆくような予感が。
って気のせいか。

タイミングと偶然の問題

2012-11-05 22:51:45 | 自分について
3年ぐらい前仕事で知り合ったベルギー在住の人からメールが来た。
長いこと音信がなかったのだが、数ヶ月前ひょんなことでメールが
出てきたので、仕事の挨拶もかねて、こっちに戻ってきたことを
連絡していたのだ。

彼は僕とあまり歳は離れていないが、当時、ベルギーの大学の博士課程で
何かドクター論文の研究をしていたようだ。

もうかなり前から欧州にいるので、さぞかし活躍しているだろうと思い、
「今、何やってるんですか?」と軽い気持ちで聞いてみると、
「大学は休学して、ブリュッセルのレストランで働いている」との返事。
てっきり研究者になると思っていたのでかなり意外な答えだった。
レストランで働くこと自体、別にいいのだが、なんだか彼の
イメージに合わないような気がした。

いつ、どんな風に、自分の人生が変わっていくのか、まったく偶然にしか
ないような気がする。自分の意志をどんなに強く持っていても。
でもまあ、そんなことを考える前に、果たして自分はそんな強い意志で
人生を歩いてきたのか、と自問したい。

気持ちに余裕があるときは

2012-07-06 22:49:51 | 自分について
最近、仕事が忙しくなって(というかもとから忙しかったのだが)、
気持ちに余裕がなくなってきた。やっぱり、クヨクヨ悩んだりとか
いろいろ考えたりするのは気持ちに余裕があって、時間があるから
なんじゃないか、と思ったりする。

仕事に追いまくられて(といってもそんな大した事をしている
わけではないのだが)、昨日など疲労が最高潮に達し、
夕飯を一人で部屋で食べながら、途中で居眠りしてしまった。
なんなんだか。はっと我にかえったら、まだテーブルに座っていて、
皿も全部食べかけのまま…。


仕事とかのテーマ

2012-07-01 10:43:50 | 自分について
なんか毎日仕事に追われて生活していると、自分で考えて
好きだと思って始めた企画の内容の仕事でも、途中で
何がやりたかったのか分からなくなってくることが多々ある。
自分のような事務系の会社員だと、結局なんでもかんでも
一人でやらないといけないから、頭を使ってものを考えるのと、
機械的に事務処理をするのを同時にやらないといけないので、
ある時点で訳分からなくなってくるのだ。

といいつつ、あんまり頭は使ってないが…。

ところで最近、ふと思ったのだが、新しい企画を考えるとき
とりあえず自分の興味のあることややりたいことを基本に
いろいろ発想するのだが、クライエントの意向を聞いたり、
もちろん組織の中のこととかいろいろ考えないといけない
ポイントは多いのだが、そうやっていると最終的に、
毒にも薬にもならない、平凡なありきたりの企画内容や
仕事になっているような気がする。

要するに現状にいろいろ不満なのだ。
もっと尖った、みんなが驚くようなことをやりたいんだがなあ。

FACEBOOK

2012-06-08 23:24:22 | 自分について
実はこんな自分であるが、10カ月ぐらい前からFACEBOOKを
やっている。自分の場合、友人も少ないし、それ以前に
「みんながやっていることをやる」という行為が苦手で、
なんかそういうのがブームになると、いつも巧妙に避けていて
大衆に迎合しないようにしていたのだが、昨年、フランスに
赴任する前に東京で会った数少ない友人の一人に、半ば強制的に
FACEBOOKを勧められ、仕方なくアカウントを作成する羽目に。

といいつつ、あまり友人の数は増えていないのだが。
それでもFACEBOOK経由で、定期的に僕にメールを送ってくれる
物好きな会社の後輩とかいてたまに精神的に和まされることがある。
俺とコンタクトとってもいいことなんかないのにね。

久しぶりのフランスのバカンスは、スペインに一人で
旅行したいと思っている。今まで、エストレマドゥーラ地方に
行ったことがないので、ぜひ行ってみたい。
雄大な自然とか、乾ききった大地とか、そういうのを
体で感じてみたいなあ。


感情の問題

2012-06-02 22:25:33 | 自分について
最近、普通に働いていて職場で、嫉妬について考えることがあった。
嫉妬は恋愛中の女性に宿るもの、なんてイメージがあるが、
女性だけに限らず、男も、しかもいい歳したオヤジでも嫉妬に
駆られることがあるらしい。しかも恋愛じゃなくて、仕事とかだ。
まあ、最近、そういうリアルな話を聞いただけなんだが。

結局、人間はいくつになっても嫉妬やコンプレックスから
自由になれないんだろうか、などと思ってしまう。

他人をねたんだり、おとしめたりするために時間を費やすのは
ばからしいなあ、と思ってしまう。自分が人間関係が希薄だから
そう感じるのかもしれないが。

ふと思った

2012-03-29 22:31:47 | 自分について
今日は仕事の関係で、日本人も参加する国際シンポジウムみたいなもの
の手伝いをしていた。もちろん僕はパネリストではなく、その
シンポジウムの開催に必要な諸手続きをいろいろ行う側だったのだが。
日本と、各地域(アフリカとか中東とか)の共同プロジェクト
についての説明を聞いていてふと思ったことがある。

僕が大学生のころ、まさに国際化の時代、とか言って、
国際的であるのが非常にもてはやされたことがあった。
大学も国際関係学科みたいなところに入って、国際政治や
国際関係論を勉強するのがかっこいい。就職も多国籍企業に
入って、海外の拠点に配属されて、地球を駆け回るような、国際派
サラリーマンになるのがかっこいい、みたいな感覚だ。

僕も例にもれず、そういうことをずっと頭の中で
考えていた。日本から遠い異国に行って、地図帳にも載ってないような
見知らぬ街に行って、普通に日本で暮らしていたら出会いもしないような
違う文化や違う価値観を持った人とコミュニケーションして、
一緒に笑ったり、一緒に仕事をしたりするのだ。

そんなこと今じゃすっかり忘れて、僕は福岡の中古マンションの
値段なんかネットで調べたりしていたんだが、今日のシンポジウムで
アフリカ諸国と日本との共同プロジェクトのことを発表してる
日本人の説明なんかを聞いて、自分の体たらくに辟易してしまった。
モラールが低すぎるのかも。今の自分は。
僕は今、またフランスで働いているが、そういった国際性や価値観や
異文化の多様性の受容みたいなものはまったく感じていない。
保守的になりすぎているのかもしれないな。

何をしてもうまくいかないとき

2012-03-08 23:10:15 | 自分について
40年以上も人生を生きていると、たまに何をしても
うまくいかないときに出会う。といってもそんなに多くないんだけど。

僕の場合は、20代の後半、フランスに留学して、
でも結局なんだか最後までやりとげずに中途半端に日本に
戻ってきた時がそうだった。就職しようと勉強していたけれど、
就職試験を落ちまくり、福岡の実家にいてもしょうがないと思い、
上京したけれど、お金もなにもなくて、バイトに追われる生活になり、
そのうち人生で何がしたいのか分からなくなり、実家の家族も
病気になり、やっぱり心配で福岡に戻り、
今度は福岡の実家で就職活動するが、やっぱりうまくいかず、
みたいな暗黒の時期を2年ぐらい過ごしたと思う。
あのときこそ、なんだか、人生何やってもうまくいかねえよなあ、
と思った時だった。

でもそうやって、悩んだり、汗を流してもがいたり、苦しんだり、
する感覚が若さというか青春なんだろうなあ、なんて思う。
今じゃ、人生行き詰っても、行き詰ってます、とかっつって
肯定して全然ショック受けないもんなあ。



ちょっと一息

2012-02-07 00:04:29 | 自分について
帰りがけにそういえば白ワインを最近飲んでいないことに気づき、
スーパーによって白ワインを購入。夕食と一緒に一杯飲んでみれば、
白ワインはワインでも、どうも甘い、デザートワインを間違って
買ったことに気がつく。ミュスカみたいな甘いワインなのだ。
しかし、もったいないのでちびちび飲む。日々の憂さ晴らしみたいな感じ。

5月の連休時に福岡に帰ろうと思っているので、ちょうど
その計画など考える。本来は羽を伸ばして那覇にも行きたいが、
1週間ぐらいの休みで、東京の知人にも会って、大阪でも知人に会って、
福岡の実家の親や大学の友達の顔も見る、みたいなことをしていれば
1週間なんてあっという間だ…。

最近、昔を知る友人にも言われたんだが、僕はあまりにも
小さくまとまりすぎたようだ。そうは自分では思わないが、
知人には少なくともそう言われた。昔はもっと破天荒で破たんしていて
面白かったのに、最近、言っていることはまるで普通の
大人と変わらないと。そういうことを聞くにつけ、ああ、自分も
普通のおじさんになったんだろうか、なんて思う。
この先、福岡に戻ったらますます普通の人間になっちゃうんだろうなあ。

マッチング

2011-12-15 22:45:54 | 自分について
今日、会社で仕事の話をしていて、なぜか知らないけれど
会話の流れで「儀式」というか「儀礼」という単語を
使わないといけない流れになった。で、最初にCEREMONIE
という単語を使っていたのだけれど、よく考えてみると
RITUELという単語がしっくりくるので、途中からそっちに
切り替えたのだが、このRITUELという単語、妙に懐かしい。
無理もない、僕が20代のころフランスに留学していたころ
大学の民俗学の授業でよく出てきた単語だ。で、ついでに
思い出した、そうか、フランスに留学してたころは
社会学・民俗学やってたんだ。

まったく仕事と関係ない。

思い起こせば、僕の学業と仕事のミスマッチもいいところだ。
大学ではフランス語もちょこちょこやっていたが、主専攻は
教育学部の心理学だった。しかし、マスコミに就職したので
まったく心理学なんて関係なかった。

そのあとフランスに留学して社会学をちょこと勉強したが
今の仕事と社会学なんてまったく関係ない。
そして東京で国際政治もやったが、今のところ
まったく関係がない。少なくとも仕事とは。
こういうのってもっとも使えないタイプの労働者だよな、と思う。
心理学はもう忘れてしまったとはいえ、国際政治は
なんらかの形で生かせればいいのだが・・・。

語学の才能

2011-08-31 13:33:47 | 自分について
語学についてだが、実は自分は英語がめっぽう下手である。
発音もおかしいし、ちゃんと話せないし、英語圏の国に
住んだこともないので、まったくコミュニケートできない。

でフランス語もあれだけフランスに住んでいて無責任だが、
うまいか下手かといえば、下手だと思う。たまち間違って
話していることもあるし、文章を書かせたら読めたもんじゃない。

最近思ったんだが、関西でたまに大阪弁風な言葉を喋って
みることがある。でも、あまりにもおかしなイントネーションなので
職場の同僚に大笑いされるのだが。日本の方言もだめなようだ。
九州弁を除いて。

ということで最近、反省して、フランス語の学校に登録してみた。
大阪駅の近くにある学校だ。今週の土曜にスペイン語のクラスの
後に行ってみる予定なんだが、どうなるんだか。

フリーター

2011-08-17 15:54:13 | 自分について
20代のある時期、やることも見つからなく、職も失ってしまい
(勝手に後先考えずに、会社が嫌になって辞めてしまっただけだが)、
フリーターを2年近くやっていたことがある。福岡の実家に戻って、
家族としか口を利かず、午前中だけバイトをして、午後は図書館で勉強したり、
公務員の学校に行ったりした。本を読んだり、音楽を聴いたり、
たまに、福岡市まで映画を見に行ったり、買い物をしにいったりした。

そのときは先の見えない不安と、周りの、自分の同年代の人間に
対する劣等感から、ほとんど誰ともコンタクトをとらず、黙って、
何も考えず、生活していただけだが。

あの頃に戻りたいとは思わないが、あの時期があるんで今の自分が
あるような気もしている。といってもフリーターをやったせいで、
今の自分が人間的に成長した、とかそういう話ではない。

あのときを思い出して、もっと、誠実で、真摯な気持ちで
人生を送ったり、仕事をしたりできればいいんだが、と思うことがある。
今日は難波の法善寺横丁の水掛地蔵を見に行ってみた。
観光客が大はしゃぎして水掛地蔵に水をかけては写真を撮っていた。
何年もそんな人間の姿をみてきた水掛地蔵は苔むして、
でんとすわっている。