く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<往馬大社火祭り・宵宮> 祈願木を焚き上げ 若者は褌姿で禊ぎ

2012年10月07日 | 祭り

【本祭では松明担ぎ石段を一気に! 別名「勝負祭り」】

 奈良県生駒市の往馬(いこま)大社で7日、長い伝統を持つ「火祭り」が行われる。2011年3月に県の無形民俗文化財に指定されてから2年目。6日夜の宵宮では境内の広場で子ども神輿や祈願木の焚き上げ、宮太鼓の奉納などがにぎやかに行われた。境内下手にはまばゆいばかりの献灯の提灯。本祭で神輿を担ぐ若者たちは広場脇の禊ぎ場(みそぎば)に入り、褌(ふんどし)姿で水をかけ合って禊ぎを行った。

   

 往馬大社は古くから火の神として崇められ、歴代天皇の大嘗祭で用いる火燧木(ひきりぎ)を献上してきた。火祭りの起源は不明だが、古く天武朝まで遡るともいわれる。7日の本祭は午後3時すぎから御供上げ、大松明、神楽、弁随(ベンズリ)舞、火取り神事などが行われる。火取り神事は神前から火を取り出すもので、祭りのクライマックスを飾る。

 

    

 往馬の火祭りは「勝負祭り」の異名も持つ。氏子区域が上座と下座の2つに分かれ、全てを競争するためだ。御供上げでは神饌を供える速さ、大松明ではススキを突き刺す速さ、そして火取り神事では燃え盛る松明を担いで石段を駆け下りる速さを競う。神事の花形は火取り役。火出し役から松明を受け取るやいなや、介添え役のワキビ(脇火)伴って一気に石段を駆け下りる。(下の写真は往馬大社HPから)

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする