心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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帰り際に

2018年05月22日 | 母のこと
帰り際に「今、盛りだから切って持って行けば」と、沢山咲いている中からお勧めのエビネをよこした母。二本でいいから、と言って急いで部屋に戻り、窓辺に飾っていた花瓶に挿した。

母の台所にはすでに裏庭から切ってきたエビネが挿してあった。
白より黄色の方が綺麗なんだけどね、今年は無理かもしれないなあ、と残念そうな顔をしていた。昨年あちこち移動させたので、すねてしまったかもしれないねと。

時々、母はわたしに庭の花を持っていけと言う。もう散ってしまうから綺麗なうちにと。綺麗なうちに飾ってあげたら、と思うのだろう。わたしはと言えば、言われるまで切るつもりはサラサラなく、いつも声かけされてから。もしかしたら母はわたしが「あの花綺麗だから持って行ってもいい?」と言われるのを密かに待っているのかもしれない。
それでも帰り際になると、すっかり庭の花のことなど忘れてしまい、急いで母の元から帰ってしまう。

花一輪さえも母の気持ちがあるようで、なんだか和んでくる。部屋に花があるだけでなんだか気持ちよい。
きっとその気分を味わってもらいたかったんだろうな。
そんなに急いで戻らなくても・・・と言いたいのを我慢しているのかも。
そういえばこの頃、叔母がいることをいいことにサッサと帰っていた気がする。反省・・・



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4 コメント

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Unknown (そらママ)
2018-05-22 21:06:50
こんばんは、
エビネ好きな花ですが何故か我が家には育ちません、
この色も素敵ですね。
毎朝私は玄関の靴箱の上にお花を生けています、
ほんの一輪ですが、今日はミニ薔薇とカスミソウです、
ほぼ毎日新しいお花を生けるようにしています。
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けいさんへ (りこ)
2018-05-23 22:04:48
帰ろうとすると、何やかやと引き留めようとしてくれます💦
親は有難いものですよね。

これ食べなさい、あれはどうなった?などなど…。
また父は母の愚痴を言い
母は父の愚痴を其々に言って(笑)
年寄り子どもとは、昔から言うけれど、とても可愛らしくて…
でも時に人生の師となる言葉を沢山与えてくれる大切な存在。
特に最近感じます💖

「生きていると色々な事があるけれど、悩んでも仕方ない事は悩まない。
なる様にしかならないのだったら、悩むだけ、つまらないことよ…と。」
この言葉は、母が病床でもなおかつ、私に与えてくれた言葉です。
でも、なかなか…難しい。
まだまだ沢山の事を教わりたいです💖
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そらママさんへ (けい)
2018-05-25 19:07:04
いつも花を飾っているんですね。
玄関に花があるとなぜか心が安らぐ気がします。わたしはアパート住まいですので、玄関が華やぐ花があると嬉しいのですが、なかなか花を飾るまでにはいきません。
でもこうしてエビネを飾ることができたのでちょっと嬉しいです♪
黄色のエビネはもっと可愛いですよ。
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りこさんへ (けい)
2018-05-25 19:10:47
なんだか可愛らしいご夫婦ですね。
互いになんだかんだといいながらもいたわり合って過ごしているのでしょうね。そこにりこさんという頼りになる娘さんがいるから、大いに甘えているのでしょう。
甘えてくれるのもいいものです。これがいつまでも続いてくれますようにと願うだけです。お互いに今できることを自分なりに、無理せず、そういうスタンスがいいのかなと思っています♪
お母様の言葉が身に染みます。
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