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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ファンサービスの一事例99

2023-06-02 00:01:23 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 最近、当ブログでも取り上げる事がかなり増えてしまった水戸さん。当ブログ独自の評価基準「Jクラブの付加価値」でも早くリスペクトせねば。そんな中、J’s LINKを眺めていたら、「地域通貨『ホーリーコイン』×『オレンジコイン』共同スタンプラリー実施」という情報を見かけました。えっ、ホーリーコインって何だっけ? 前にリスペクトしてたかな?と思い、中身を見てみました。すると驚くほどの付加価値の高いサービスでした。
    
【地域通貨として機能するファントークン「ホーリーコイン」発行を開始】
「水戸ホーリーホックはトークンを活用したデジタルマーケティング事業を展開する canow 株式会社(東京都千代田区、代表取締役:桂城 漢大、以下 canow )が運営するファンマーケティングツール『YELLtum』導入により、地域通貨として機能するファントークン『ホーリーコイン』の発行を10月10日(日)より開始することをお知らせいたします。」
「『ホーリーコイン』の具体的な活用方法
■ ファン・サポーター
『ホーリーコイン』を購入し保有することによって、以下のような特典を得ることができます。
・スタジアム内:限定イベントへの参加や、スタジアム内での飲食店舗やグッズ購入特典等
・スタジアム外:水戸市をはじめとするホームタウンの加盟店舗が発行するお得なクーポン利用やSNSでのキャンペーンへの応募等
■ホーリーコイン加盟店舗
・ファン・サポーターを対象としたクーポンの発行や来店特典などのマーケティング施策を実施。
・購買データの取得による新商品開発や既存商品の見直し
■ 水戸ホーリーホック
・試合日のファン・サポーターの購買行動から賑わいを可視化
・試合日程以外でもファン・サポーターとクラブの接点確保
・ホーリーコインを基軸としたファンエンゲージメントを高めるプロモーション施策実施
・『ホーリーコイン』による決済に応じた新たな収益源の確保」

 

地域通貨として機能するファントークン「ホーリーコイン」発行を開始 | 水戸ホーリーホック公式サイト

いつも水戸ホーリーホックへの熱いご声援、ご支援、誠にありがとうございます。 この度、水戸ホーリーホックはトーク

水戸ホーリーホック公式サイト

 
 

ホーリーコイン | 水戸ホーリーホック公式サイト

応援が地域を照らす。ホーリーコインはスタジアムや地元の加盟店で決済にしようすると、その一部がクラブに還元される仕組みです。つまりあなたの日常をエール(応援)に変え...

HOLLY COIN

 

 今回の大宮さんとのコラボはアウェー戦で水戸サポが、向こうの参加店舗でホーリーコインが使えるという面白い企画です。対戦チーム両方が使えるというのは画期的ですね。今後多くのJクラブがこのシステムを導入すれば、ファン・サポーターは毎試合利用できるという夢のような話になります。
 ではホーリーコインの加盟店はどれくらいあるのか数えてみました。26店舗でした。お店も飲食業から書店、理美容、接骨院もありました。導入半年でこの数なので、これからどんどん増えていくでしょう。

 導入チームは14チーム(J2で2チーム、J3で1チーム、JFLで2チーム)
 大宮アルディージャ、SAKURA(栃木県のジュニアチーム?)、中部大学サッカー部、ギラヴァンツ北九州、水戸ホーリーホック、バルドラール浦安(Fリーグ)、福山シティFC(中国リーグ)、スペリオ城北(都リーグ2部)、奈良クラブ(JFL)、春日井シティ(女子ラグビー?)、南紀オレンジサンライズFC(和歌山県リーグ)、しながわシティ(バスケ? Fリーグ?)、ヴィアティン三重(JFL)、アヴェントーラ川口FUSION(ラクロス)、ファンファーレ(POPPER team)、一社)プロフェッショナルチアリーディング協会FC SONHO 川西(兵庫県リーグ2部)

 今でこそ、J1無しのJ2以下でアマチュアチームばかりの制度のようですが、今後はわかりません。下位のカテゴリも上を目指す意識の高いクラブばかりなので、将来的にJ3やJ2のクラブばかりになるかもしれません。
 この運営会社について調べてみました。この「YELLtum(エールタム)」というfantokenプラットフォームを運営しているのは㈱YELLTRONという会社でした。
 当ブログで思うのでは、このシステムが地域通貨として機能するファントークンであることが大きいと思われます。他クラブでは単にトークンだけとか、地域通貨だけという事例ばかりだと思うので、お買い物するだけでクラブに貢献できるとともに、同時にクラブ経営にも何かしら参加できるというのは価値が大きいと思います。
 先日、しまくんから、水戸のGMさんの著書を借りて読んでいます。そのうち、リスペクト記事にさせていただきます。水戸さんは深いですね。沼田さんの時代から比べたら、かなり進化しましたね。
J2水戸関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /   /  /  /  / 
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地域に溶け込む川崎フロンターレ112

2023-05-28 00:04:15 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 ほぼ定期的に事例紹介が出てくる川崎さん。もう120回を数える当ブログの「超優秀」クラブです。先日もフロンタウン生田に視察に行き、リアルでその付加価値の高さを体験し、「全60クラブが川崎化すれば世界最高のプロリーグになる」という思いを強くしました。
 川崎さんは単にイベント力が高いとか、斬新なアイディアが常に出てくるという単純な評価ではなく、その奥に付加価値の密度の濃さを感じます。その象徴が「Mind-1ニッポンプロジェクト」でしょう。12年目に入っても、その支援の輝きは変わらず、陸前高田市にずっと寄り添っています。他にはそんなクラブは見当たりません。ホーム戦入場チケットも、シーパスも大幅に定数オーバーで抽選と聞きます。それもすごい。
 また、川崎さんのすごい所は、一歩先を考えている事。Jリーグやスポーツ文化、地域・社会課題への取り組みも他のクラブが思いつかない内容について、いつも一番早く名乗りを上げられます。今回の事例もそう。

「Jリーガーの引退後の指南書となる動画」J1川崎が公開した「所属選手の2ndキャリア密着映像」が大反響! かつてのDFのサラリーマン姿や引退後の葛藤に心を掴まれるファン続々 | 概要 | Jリーグ・国内 | ニュース | サッカー批評Web

「Jリーガーの引退後の指南書となる動画」J1川崎が公開した「所属選手の2ndキャリア密着映像」が大反響! かつてのDFのサラリーマン姿や引退後の葛藤に心を掴まれるファン続々 | 概要 | Jリーグ・国内 | ニュース | サッカー批評Web

5月28日、川崎フロンターレはJ1リーグ戦第15節として柏レイソルと対戦する。この試合を前に、クラ…

サッカー批評Web

 

【「Jリーガーの引退後の指南書となる動画」J1川崎が公開した「所属選手の2ndキャリア密着映像」が大反響! かつてのDFのサラリーマン姿や引退後の葛藤に心を掴まれるファン続々】
「試合を前に、クラブの歴史と選手の“その後”に迫るイベントが行われる。『川崎OutBreakers』と名付けられたそのイベントは、クラブに在籍経験のあるOB選手の中でも、『今』に特徴のあるOBが集結するものだ。」
「イベントを前に、川崎はある映像を披露した。5月22日に公式ユーチューブで『【卒業後の今に密着】”vol.1 武岡優斗” とりあえずサッカー界に残らないと決めた。でも…』と題されたもので、武岡さんの『今』に迫る密着ドキュメントだ。」
「今後、このシリーズの動画がさらに4人分公開される予定となっており、Jリーガーの2ndキャリアを追うことができる。フロンターレサポーターだけでなく、サッカーファンやそのほかの人も含めて多くの人が見るべき内容となりそうだ。
【川崎OBが集結するイベント「川崎OutBreakers」】
 5月28日のJ1・柏レイソル(等々力競技場)で行われる。イベント実施は12時30分~16時30分で、スタジアム内で行われるイベントは観戦チケットが必要なものの、スタジアム外で行われるものは観戦しない人でも参加可能。
 OB選手とのじゃんけん大会やトークショーのほか、人間ブルドーザーゲームや鄭大世さんの母が屋台を開くなど、盛りだくさんの内容となっている。」

 当ブログでも昔からリスペクトしている、選手のセカンドキャリア。Jリーグも各クラブもある程度は考えているとは思いますが、川崎さんはまた一歩先に進んで、試合イベントでわかりやすく、世の中に主張されました。来場者の参加者イベントという事で、リアルで選手のセカンドキャリアに触れ合えるという付加価値の高さ。ちなみに各OBの今のお仕事と当日のイベント内容は以下のとおり。

・小宮山尊信氏:不動産業に転身。彼と行うゲームは「レアル間取りどう? in鹿島田」と銘打ったHIGH&LOWゲーム。
・井川祐輔氏:不動産会社に勤務。しているさんの緊急参戦も決定。小宮山さんとの迷コンビで楽しませてくれる予定。
・武岡優斗氏:アスリートの怪我や不調へのケアを行う再生医療関連事業会社「セルソース」に勤務。LOTTE「TOPPO」を並べ切るというゲームで参加者と対戦。
・鄭大世氏:サッカー解説者。DFをなぎ倒して決めた圧巻のゴールシーンを体験できる「人間ブルドーザー・テセ 体験ゲーム」。
・田中裕介氏:SHIBUYA CITY FC運営会社の役員に就任。引退記念ユニフォーム販売やチェキ撮影会、写真展に加えて、SHIBUYA CITY FCとのコラボブースが展開。
・田中パウロ淳一選手:栃木シティFCに所属。同クラブの物販ブースが展開される予定。

 

川崎フロンターレ:5/28 柏「川崎OutBreakers」開催のお知らせ

川崎OB選手の「今」を活かしたエンターテイメントイベント!5月28日(日)ホームゲーム・柏レイソル戦は、川崎フロンターレに在籍経験のあるOB選手が集結したイベント、「川...

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト

 

 クラブ特命大使の中西哲生氏と中村憲剛FROの2人も“回し役”で登場されるとか。選手のセカンドキャリアとして、結構苦労されているというイメージがありましたが、少なくとも川崎さんから企業に転身された4人の方は素晴らしいと思います。
 おっとー 元岡山の田中祐介さんいますね。SHIBUYAさんに移籍されたのは覚えていますが、役員さんなんですね。いいセカンドキャリアだと思います。ご活躍を祈念しております。東京でJリーグ入りを目指すクラブに行っている元岡山の選手、とても多いと思います。昨日も南葛さんの先発に中林選手の名前出てたし。皆さん頑張って欲しいと思います。
 もう一つ気になったのが、「サッカー批評」さん。先日書店で最終号を見かけて、えっと驚きました。「サッカー批評休刊」という事ですが、今後は「サッカー批評Web」で頑張っていただけるのかな。

明日は「川崎OutBreakers」開催!担当者に見どころを聞いてみた - スポーツナビ

明日は「川崎OutBreakers」開催!担当者に見どころを聞いてみた - スポーツナビ

5月28日のホームゲーム・柏レイソル戦で、川崎フロンターレに在籍経験のあるOB選手が集結するイベント「川崎OutBrea…

スポーツナビ

 

【明日は「川崎OutBreakers」開催!担当者に見どころを聞いてみた】
「OB選手の集まるイベントをやりたいと、突発的に思いついたことで動き出したというこの企画。OB戦のイベントであれば、クラブ創設10周年(2006年)、20周年(2016年)記念で開催されているが、それとは異なり、OB選手の『今』にフォーカスしたエンターテイメント企画になっている。」
「こだわったのは、彼ら個人個人の『今』にフォーカスすること。単にOBを呼んだ場にして終わらせるのではなく、引退された後に、どういった思いで過ごしているのか。そういう部分に焦点を当てて、サポーターに知ってもらいたい。そこがポイントだった。天野春果部長からの『今、どういうことをやっているのか。それを具体的に知ってもらった方がいい』という声により、OBが参加するゲームや企画にもできるだけキャラクターに合わせたイベントが盛りだくさんとなった。」
「OBのキャラクターに合わせたイベントが盛りだくさんだが、『鄭大世・田中裕介引退あいさつ&川崎OutBreakers始球式』、『特製キーホルダー争奪OB選手とじゃんけん大会』、『OB選手マル秘トークショー』など基本的には誰でも気軽に参加と観戦のできるものばかりだ。」

 確かに他のクラブでもOB戦はどこもやってますね。でも川崎さんはもう一歩進んだ「OB選手の『今』にフォーカスしたエンターテイメント企画」という事で、素晴らしいの一言。当ブログでも心酔する天野部長の「今、どういうことをやっているのか。それを具体的に知ってもらった方がいい」というアドバイスも効いていますね。ファン・サポーターだけでなく、スポンサー等のステークホルダーにもリスペクトしていただき、いいマッチングにつながったらいいですね。そして、川崎さんとしてはもう1ついい事例が出ました。
  
【写真で応援しよう! 写真共有サイト「新フォトサポ」プレオープン】
「川崎フロンターレとニコンでは昨年トライアル運用を実施しました、“写真で応援する”をコンセプトとした写真共有サイト『フォトサポ』の運用を5月28日(日)より開始いたします。
 なお、今回はプレオープンとなり、今後7月頃を目途に正式オープンを予定しています。プレオープン期間中にぜひ皆様にフォトサポについてご意見・ご感想をいただき、正式オープンにつなげたいと思っています。」
「フォトサポとは?
『推しへの思いやクラブへの応援を写真に乗せて届けたい!!』『自分の撮った写真を選手に見てもらいたい!!』『フォトサポーターが撮った試合の写真を楽しみたい!!』
 そんな思いにお応えするべく立ち上がった『写真で応援する』をコンセプトとする画像共有サイトです。皆さんによりフォトサポに投稿された写真は、サポーター同士で見て楽しんでもらえます。
 また、フォトサポに加入すると、今後予定している各種フォトサポーター限定イベントにもご参加いただけます。」

 

川崎フロンターレ:写真で応援しよう! 写真共有サイト「新フォトサポ」プレオープンのお知らせ

川崎フロンターレとニコンでは昨年トライアル運用を実施しました、“写真で応援する”をコンセプトとした写真共有サイト「フォトサポ」の運用を5月28日(日)より...

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト

 

 ファン・サポーターによる「参加」「協働」はいろいろな形があると思いますが、この「フォトサポ」は面白いと思います。今はインスタ映えに象徴されるように、誰もがカメラマン。村井チェアマン時代のJリーグで、SNSでの投稿も緩和され、こういう事はやりやすくなりました。画像共有サイトというのがいいですね。「フォトサポーター」という新しいカテゴリも登場しているし。今後はそのフォトサポーター限定イベントも企画されているようで、どんな内容なのか楽しみです。
 おっと、今日は柏戦ですね。どうでしょうか。川崎さんは選手層に苦しまれているのか、今季は低迷。現在12位と中位にいます。得失点もマイナスって、目をこすりました。今日の試合もいい試合になって欲しいです。
J1川崎フォトサポ:https://fan.tenant2.nc0009npe.nikon.com/kawasakif/
J1川崎関連:12011911811711611511411311211111010910810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
Jリーグキャリアサポート関連⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230204
     〃             ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211218
     〃             ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180317
     〃             ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131227
     〃             ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130618
     〃             ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100611   
     〃             ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050915

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Jリーグの話題216

2023-05-27 00:33:17 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日23日(火)にJリーグ実行委員会が開催されたようですね。スポーツニュースを観ていたら、それに伴う各クラブの声明が出ていました。仙台さん、新潟さんと続いたので、おいおいと思って後で北部のクラブの公式HPをチェックしましたが、その2クラブだけしか見当たらなかったです。札幌さんや岩手さん、秋田さん、山雅さんなど雪国クラブの動向が気になります。
 リスペクトさせていただきますが、まずは仙台さん。社長の交代など経営面でいろいろあったクラブで、ファン・サポーターとも距離が近いため、ダイレクトな反応が出る傾向があります。
   
【Jリーグの「シーズン移行」について】
「5月23日(火)のJリーグ実行委員会では、事前のアンケートをもとに、シーズン移行のメリットや懸念事項等を整理するための必要な項目の確認がなされました。懸念を上回るメリットがあるかなど総合的で深い議論は、情報収集と検討を行いながらになります。 
 Jリーグからは、 現段階においてシーズン移行そのものについての賛否を問う議論、移行を前提とした検討は行われていない。『選手、スタッフ』『ファン、サポーター』『ステークホルダー』『クラブ経営』様々な視点からの最適を検証するための検討や意見交換を行っていく。 ことを示されております。 
 当クラブとしては、秋春制によって起こり得るあらゆる課題をJリーグに伝えております。 対応策や代替案が示されていく中で、積極的に検討に関わってまいります。以上が現状となります。 
 先日、ベガルタ仙台・市民後援会が主催するサポーターズカンファレンスでも、本件に関して多くのご意見をいただきました。今後、上記のようなJリーグの取り組みと連携し議論を深めてまいりたいと思います。株式会社ベガルタ仙台 」

 

Jリーグの「シーズン移行」について

ベガルタ仙台オフィシャルサイト

 

 実行委員会の報告ですが、委員会報告を公式HPに出すのも異例かな。「選手、スタッフ」「ファン、サポーター」「ステークホルダー」「クラブ経営」様々な視点からの最適を検証するための検討や意見交換を行っていくとあります。気になるのは雪国クラブのステークホルダーとファン・サポーター。まずはスポンサー企業の反応が気になります。ACLで優勝できるチームになってくれなのか、雪が積もったスタジアムに客が来るのか、来れるのかという反応。ファン・サポーターも同様の反応か。
 ここで言えるのは選手・スタッフ以外の3つの存在がほぼ同じではないかと思われる事。すなわち、クラブも秋春制は反対という立場。寒い北国では夏にやりたい、熱い南国では冬にやりたいという本音。仙台さんが強いのはサポカンなどで、ファン・サポーターとしっかり話ができているという事。どういう展開になるのか。
 
【Jリーグのシーズン移行に関する報道対応について

5月24日(水)、当クラブ代表取締役社長 中野幸夫が、Jリーグのシーズン移行について、報道関係の皆さまにお話しをいたしました。報道対応の内容について、以下の通りお知らせいたします。」
「資料を見ながら説明をいたします。この資料は、5月17日に選手や監督、コーチへの説明に使用したものです。Jリーグからアンケート調査が来たときの質問事項に沿って、選手たちに質問項目を示し、それに対してこれから議論が始まるという説明をしました。」

「(秋春制について)全60クラブにJリーグが質問として投げかけて、それぞれのクラブがそれぞれの立場で答えて、それを集計しています。昨日、その集計状況の資料をいただきました。当然、その質問には、新潟の立場としての回答を出しています。そういうものをベースに、これから議論していくという申し合わせがありました。本格的な議論はこれから始まるということです。」
「昨日(のJリーグ実行委員会で)はいろいろと意見交換がありました。

【質疑応答】 
---昨日の実行委員会で、初めてアンケートの結果を踏まえた本格議論となったのか? 
 2月に頭出しがあり、4月の実行委員会で進め方の確認がありました。その間に、アンケートが実施され、その集計が行われ、昨日の実行委員会で、これから議論を進めていくという確認がされました。個人的には、いろいろな観点で課題があると思っています。60クラブがありますので、地域差や規模感から、それぞれの立場で意見があると思います。
 私たちもいずれはACLに出たいと思っていますし、Jリーグで優勝したいと思っています。そのような観点も含めて、どうあるべきかということを申し上げたいです。ただし、6月7月に試合がないのはいかがなものか。あるいは12月から2月までの過ごし方はどうするのかについては、新潟にいる立場で話をさせてもらいたいと思っています。
 降雪の少ない地域の立場もあるでしょうから、一方的ではなく、全体で集まって、最適なカレンダーが議論されていきます。しかし、違うのは違うという部分があります。チーム数は、降雪地域の方が少ないと思いますが、試合ができるかできないかではなく、サポーターの皆さんの目線や、地域の応援してくださる方々の目線でどうなのかということも、よくお伺いしながらこの議論に加わっていきたいと思います。」
「---どのような意見を提出したのか?
 これから議論をしていくことですが、シーズンを移行させたときに12月の第4週まで試合があり、2月の頭から試合をするようなスケジュール感です。当然、私たちにとって練習ができない時期となります。それから、試合ができるのかできないのかを検証しなければなりません。そういう観点もきちんと議論したいと思っています。新潟ならではの回答になるかもしれませんが、変えられるもの変えられないものがありますので、そこは明確に私たちの立場で、試合はするのかしないのか、できるのかできないのかの検証をさせてください、ということを書かせていただきました。
---降雪地域のデメリットが解消しない限りは反対姿勢?
 賛成反対をこの段階で申し上げるべきでないと思いながらも、やはり、できるのかという疑問点や、変えられるもの、変えられないものがあります。『やれますか、やれませんか』という質問をいただきましたが、『できないものは、できない』という主張は明記しました。最終的にするかしないかは、議論の中で決まると思います。」
「---練習環境や試合の集客など、雪国クラブの不利な部分について、リーグから対応策など出ているのか?
 これから議論が始まるところです。この議論は今に始まったことではなく、2010年にこういった議論がありました。その後に何度か議題に出ましたが、2017年に次の2点で抑えました。ひとつは降雪地域の練習環境や試合環境が整うまで凍結しましょうということ。もうひとつは、ACLのシーズンが変更されたら再開させましょうということ。ACLのシーズン移行という、ひとつのピンが外れたのが今回の議論の起点になっています。」
「---いくつかある課題の中で、特に大きなネックになるところは?
 12月と2月に試合があるかどうか、というのが非常に大きな問題です。試合があれば、降雪の問題になります。寒い中での楽しみ方もあると思う反面、雪の量によっては、試合会場に来れるのかが予測ができないので、非常に難しい問題です。いま、集客や練習、どれが大きな問題かとご質問をいただきましたが、そもそも試合ができるかどうかが一番のネックだと思っています。」
「シーズンが移行するとなれば、12月半ば以降は、雪が降るのか降らないのかは分かりませんが、恐らく新潟から外へ出て練習するようなことになると思います。当然、1月はキャンプトレーニングとなりますので、ウィンターブレークと言っても、正月明けからキャンプに入って2月の試合に向けて練習をするでしょう。

 恐らく12月10日から2月一杯は県外で練習する状況で、我々は対応することを考えると思います。それもシーズンが移行して、日程がどうなるかによって対応を考えます。雪に対してなかなか一筋縄にいかないと思います。」

 

Jリーグのシーズン移行に関する報道対応について

5月24日(水)、当クラブ代表取締役社長 中野幸夫が、Jリーグのシーズン移行について、報道関係の皆さまにお話しをいたしました。報道対応の内容について、以下の通りお知...

アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE

 


 いろいろ重要なポイントがありますね。順番に見ていきましょう。
 まずは「個人的には、いろいろな観点で課題があると思っています」「6月7月に試合がないのはいかがなものか。あるいは12月から2月までの過ごし方はどうするのかについては、新潟にいる立場で話をさせてもらいたい」という部分。単純に中野社長はクラブとして反対の立場と表明されているのかな。
 次に「私たちにとって練習ができない時期となります。それから、試合ができるのかできないのかを検証しなければなりません」という観点。試合云々の前に練習ができないのは「フェア」なのかという点。W杯等一時的な年ではなく、これからずっと毎年継続される事象になる事はどうなのか。じゃあ例えば、その練習費用をJリーグが負担するという話になっても、それで「フェア」が保証されるのかと思えます。

 そして、「
ひとつは降雪地域の練習環境や試合環境が整うまで凍結しましょうということ。もうひとつは、ACLのシーズンが変更されたら再開させましょう」ということ。ACLのシーズン移行という、ひとつのピンが外れたのが今回の議論の起点になっている点。今回、凍結されていたこの議論が再開されたのは、ACLのシーズン移行がきっかけだった事がわかります。
 12月と2月に試合があるかどうか、というのが非常に大きな問題で、そもそも試合ができるかどうかが一番のネックとあります。真冬のスタジアムの写真を何度か観ましたが、一面1mくらい積もっている光景を目にして、これは試合どころじゃねえだろと思いました。あと、どこかのサポーターさんの声で、まるでスキー場に行くかのような道でスタジアムに行く事になる状況を聞きました。すごいな、みんなスキー・スノボウェアを着て観戦になるのかと思ってしまいました。札幌さんはクラブのコメントは無かったですが、西選手の動きがありました。
     
【コンサ西大伍が“秋春制”移行の懸念点を語る「完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある」 
「北海道コンサドーレ札幌のDF西大伍が5月4日、自身の公式YouTubeチャンネルで『Jリーグ秋春制移行はデメリットだけじゃない!雪国クラブが生きる道とは?』を公開した。」
「“雪国”における冬の降雪量が多い点が、秋春制移行への大きな障壁になるという意見があるなかで、北海道出身で現在は故郷のクラブに所属している西が、思いを語った。
『完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある』という35歳の元日本代表DFは、まず日本の学校制度とのズレを懸念。3月に卒業してからシーズンインまで間が空く点を指摘しつつ、『今でも完全にピッタリというわけではない。学校側とのコミュニケーションを上手く取ることで対応はできると思う』と見立てた。 
 Jリーグのスタッフと選手の再就職活動での時期のズレについては、『同じJのサッカーチームに入れれば良いが、それ以外のことをやる人も出てくるだろう。それは難しくなる』と危惧する。
 さらに、雪が降ると屋外での練習ができなくなるため、冬季屋内練習場の配備が必要になる点にも言及。『作る際の費用を、Jリーグ側が、どれだけ負担してくれるのか』という面や、屋内練習場での足への負担が大きいとされる人工芝で発生する怪我の問題もある。」

 

コンサ西大伍が“秋春制”移行の懸念点を語る「完全に反対というわけではなく、ただ、かなりクリアしないといけない問題はある」 | サッカーダイジェストWeb

 


 西選手はややポジティブでしたが、クリアしないといけない問題はあるとあります。前から言われている学校関係の教育面と選手の再就職面ですね。屋内練習場の整備とあります。当然屋根があるので天然芝ではなく、人工芝なので足の負担が増える。政田のように天然芝という練習環境である他クラブに対して「フェア」なのかという事か。
 という感じでした。この前の記事で、田嶋会長の顔を立てて、一所懸命に協議はするが、結論は凍結で決まっているかのような報道がありましたが、これらの話を聞くとやっぱそうなのかなと思ってみたり。あと、北部地方の各試合会場で、サポーターダンマクが掲げられていたようです。リスペクトさせていただきました。

秋春制関連⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419
  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)28

2023-05-26 00:01:37 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。  
 最近、シャレンネタが続きます。シャレンアウォーズの動画で最後に、辻井執行役員が閉会挨拶をされていました(またレポします)が、ああ、この方が高田理事の後任の方なんだと思いました。そのお話の中で、「気候アクション」なる言葉が強調されていたのが気になりました。えっ、シャレンって少し路線変更するの?と。まずは最近のJリーグにおける気候アクション関係の動きをリスペクトコラムしてみましょう。
   
【Jリーグ気候アクションパートナーカテゴリー新設】 
「Jリーグは、2023年度より新たなパートナーカテゴリーとして、気候アクションに特化した『Jリーグ気候アクションパートナー』を新設することを決定しましたので、お知らせいたします。2023シーズン全公式戦カーボン・オフセット※1をはじめとしたJリーグ・Jクラブが行う気候アクションの推進や、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容への寄与を目指し、Jリーグと『Jリーグ気候アクションパートナー」が連携して取り組んでまいります。
 【Jリーグ気候アクションパートナーカテゴリー】 
 近年、地球規模の気候変動に伴う、世界的な平均気温の上昇や海面水位の上昇により、私たちの日常生活や経済・社会活動に多大な影響が及んでいます。国連を始めとする国際社会も真剣にこの問題に向き合っており、日本政府も2050年までにカーボンニュートラル※2を実現するという目標を掲げています。日本では、特に台風や豪雨など、自然災害の激甚化による影響が顕著ですが、Jリーグも例外では無く、フットボールそのものを持続するために気候変動問題の解決に真剣に取り組まなければなりません。
 今回、新たなパートナーカテゴリーとして気候アクションに特化した『Jリーグ気候アクションパートナー』を新設することにより、『Jリーグ気候アクション』に共感していただける企業・団体の皆さまとともに、より大きな力で持続可能な社会に向けた活動を実施してまいります。
〔Jリーグ気候アクション戦略〕 
「Jリーグが目指す『安心安全な運営』というフットボールそのもの、そして、Jクラブのある『ホームタウン』という土台が現在の気候変動問題により脅かされつつある事実に目を向け、Jリーグ30周年を迎える2023年から、自分ごととして気候アクションをさらに推進するため、2023年1月1日の組織変更において、これまでの社会連携活動『シャレン!』を引き継ぐ『社会連携グループ』と気候変動問題に特化して取り組む『気候アクショングループ』という2つのグループを持つ『サステナビリティ部』を新設いたしました。
 Jリーグは、気候変動問題の解決に貢献し、それと同時にJクラブのホームタウンをハブとして地域活性に貢献することを目標として、気候アクション戦略への取り組みを進めてまいります。」 
 
※1の2023シーズン全公式戦カーボン・オフセットは、公式戦開催時のScope1(事業活動に伴う直接排出量)・Scope2(間接排出)とし、将来的にはScope1・2およびScope3(その他の間接排出)を含めたJリーグ・Jクラブの全ての事業活動のカーボンニュートラル※2を目指すとあります。 
※2
のカーボンニュートラルは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの『排出量』 *から、植林、森林管理などによる『吸収量』 *を差し引いて、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする(合計を実質的にゼロにする)ことだそうです。

 

Jリーグ気候アクションパートナーカテゴリー新設について:Jリーグ.jp

Jリーグは、2023年度より新たなパートナーカテゴリーとして、気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー...

Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

 

 これまでの社会連携活動『シャレン!』を引き継ぐ『社会連携グループ』と気候変動問題に特化して取り組む「気候アクショングループ」という2つのグループを持つ「サステナビリティ部』を新設したとあります。Jリーグシャレン事業は、サステナビリティ部の一部という事になりますが、埋没しないのかと個人的に思います。アウォーズで憲剛特任理事が、シャレンの言い出しっぺは自分と言われていましたが、サステナビリティ部への組織変更や気候アクション事業について、どう思われているのか聞いてみたいです(本音の部分)。
 辻井隆行執行役員についてちょっとリスペクトしてみると、Jリーグでは『ソーシャルビジネスコンサルタント』でした。デンソーから、パタゴニア日本支社長として勤務され、パタゴニアでシーカヤックと雪山滑降を楽しむなど自然と親しむ生活を続けておられた方。このコラム詳しく出ています。前職を観ても、元々気候変動問題を専門にされていたような印象。 
 また、Jリーグが目指すのは『世界一、クリーンなリーグ」で、全公式戦でカーボン・オフセットを実施しますとありますが・・・意識が高いクラブ、今までカーボンのカの字も聞いた事がないクラブと極端な格差があると思っています。今回の動きでは、気候アクションの推進や、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容への寄与を目指し、気候変動問題の解決に貢献し、それと同時にJクラブのホームタウンをハブとして地域活性に貢献することを目標として、気候アクション戦略への取り組みを進めていくとありますが、個人的に心配なのが、気候アクションにシフトしてしまい、『Jリーグを地域で使っていただこう』というシャレン本来の意味合いが薄くなり、活動が減ってしまう事。そうならないように、しっかり両立させてJリーグの付加価値を高めていってもらえたらと思います。 
シャレン!アウォーズ特設ページ:https://www.jleague.jp/sharen/awards2023/
シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
シャレン(Jリーグの社会連携)関連: /  /  /  / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)27

2023-05-21 00:01:38 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日、シャレン!アウォーズを紹介させていただきましたが、早速鳥取さんが受賞した取り組みをリスペクトさせていただきます。鳥取さんは地元J2岡山でもお隣のクラブで、かつては「陰陽ダービー」として盛り上げて来た仲間であり、当ブログでも実は初期から尊敬の念を持ってリスペクトコラムしてきた立派なクラブ。J3に行かれてから、その頻度は少なくなりましたが、今でも地域・社会貢献面では中四国で№1だと思っています。
 そんな中、シャレン公式ツイッターで、地上波のTV番組でシャレン!特集があるという告知が流れたので、録画してしっかりリスペクトさせていただきました。

   
【FNN Live News α】

〔ピッチ外でも存在感、Jクラブ果たす社会貢献〕
 Jリーグのクラブがホームタウンの課題解決へ。その取り組みは更に進化している。地域が抱える課題の解決へ。ピッチ外の活動にも存在意義を示すJクラブの役割とは。
 J2リーグ復帰を目指すガイナーレ鳥取。今、クラブをあげて取り組んでいるのが、主催試合を行うスタジアムの施設管理で培ったノウハウを生かした「芝」の生産事業。生育は地元農業の担い手が減り、地域に点在する休耕地。そこを有効活用する事で、地域課題の解決に一役買っていた。更にクラブが作った芝で県内の小学校の校庭を芝生化。そこにやってきたのがガイナーレの選手達。
   
〔復活!公園遊び〕
 シーズン中の今も選手・スタッフが「ガキ大将のお兄ちゃん」となり、鬼ごっこなど昔懐かしい遊びなどを通じ、子ども達に「外で遊ぶこと」「仲間と楽しく過ごすことの楽しさ」を伝えている。
J3鈴木選手「練習の時のオンとオフの切り替えという意味でも結構リフレッシュできるので、自分としてはいい機会。『今度試合見にいくね』と子供たちに言われるので、その時にはかっこいい姿を見せてあげたいというのはあります。」
    
〔2023シャレン!アウォーズ〕
 J1からJ3までカテゴリを問わず、全60クラブがホームタウンで地域貢献の一環として行う社会連携活動「シャレン」。今週月曜日には今回で4回目となる表彰式が行われ、ガイナーレ鳥取は一般投票で選考された「ファン・サポーター賞」を受賞。全60クラブで唯一となる4年連続での受賞。
J3鳥取塚野社長「スポーツですのでなかなかお金という物差しでは測りにくいものがたくさんあるんじゃないかなと思っております。そういう測りにくいもの、我々はそういうものを大事にして取り組んでいければなあるんじゃないかなというところで、今後もその思いを忘れずにやっていければと思っております。」

ガイナ 4年連続表彰 Jリーグ社会連携活動 全60クラブで唯一 | 日本海新聞

ガイナ 4年連続表彰 Jリーグ社会連携活動 全60クラブで唯一 | 日本海新聞

サッカーJ3ガイナーレ鳥取が展開する社会連携(シャレン)活動の芝生生産プロジェクト「しばふる」と「復...

日本海新聞

 

【ガイナ 4年連続表彰 Jリーグ社会連携活動 全60クラブで唯一】
「サッカーJ3ガイナーレ鳥取が展開する社会連携(シャレン)活動の芝生生産プロジェクト『しばふる』と『復活!公園遊び』を発展させた取り組みが15日、Jリーグ『2023シャレン!アウォーズ』のファン・サポーター選考賞に輝いた。ガイナーレの受賞は4年連続。クラブを運営するSC鳥取の塚野真樹社長は、東京都内で行われた同リーグ開幕30周年記念イベントの表彰式に臨み『一番人口が少ない県のクラブが、得票数の一番多い賞を頂けた』と喜びを語った。
 今年で4回目の同アウォーズは、Jクラブの活動の中から社会に幅広く共有したい活動を表彰している。今回受賞した『継続は笑顔なり。20年続けてつながった二つのシャレン』は、過去にメディア賞を受賞した『しばふる』『公園遊び』をミックスして発展させた。一般投票で最多得票を獲得し、J1~3の全60クラブで唯一、4年連続の受賞となった。
 活動の裾野は広がりつつある。米子市は昨年度、しばふるで生産した芝を使用して小学校の校庭2カ所を芝生化した。このうち淀江小(同市淀江町西原)では今月11日、児童と選手約80人が鬼ごっこなど昔ながらの遊びを通じて交流を深めた。さらに本年度は同市内4校で校庭芝生化に取り組む。03年から展開する公園遊びは、本年度からJ2ツエーゲン金沢も参考にした活動を展開している。」

 Jリーグ特任理事の中村憲剛氏から記念盾を受け取った塚野社長は「小さく身近なコミュニティーを育むこともJリーグの大きな役目の一つ」と述べ、一層の発展を誓ったとあります。
 公園遊びもしばふるもどちらも当ブログはよくリスペクトしており、10年以上もうらやましく思っていたのも事実。最近はしていないクラブを探すのが困難なくらい、選手の学校訪問が浸透しています。ただ、本当に地域に根差し、地域の公共財になるためには、鳥取さんのようにサッカー以外の内容で交流すべき。学校の校庭の芝生化もかなり前に川淵さんが提唱し、だいぶ進んだと思います。鳥取さんのすごいのは次の 点。
・公園遊びは20年以上継続事業として、色褪せなく実施されている事
・元選手の塚野社長が選手時代に始められた事(街で会う子ども達の顔をみんな知っていたとか)
・しばふる事業をきちんと事業化された事(確か国立競技場の芝も?)
・賞の開始年からすべて(4年連続)受賞されている事(唯一)

 普通に考えてもすごいですね。自社で製造した芝生を、ホームタウンの小学校の校庭に敷き、そこで20年やっている公園遊びを実施して、すべてをつなげたという。さすが、成績以外の付加価値で中四国№1と認識し、もちろん100年続くと思われる鳥取さん。そろそろJ2に戻ってきて欲しいですね。J3では現在9位。昇格争いでは強豪がひしめいていますが、早くJ2に戻って来て下さい。
J3鳥取「復活!公園遊び」関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121030
 〃      〃      ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120526
 〃      〃      ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120421
 〃      〃      ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080423
 〃  「しばふる」関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171102
J3鳥取関連:
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Jリーグをつかおう! Jリーグ社会連携(シャレン)26

2023-05-20 00:01:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 5月15日はJリーグの日でしかも30周年という事で、各メディアでJリーグがよく露出されましたね。TVでもBS番組だったサッカー番組が、特別番組という事で、NHK総合で放映されていました。リスペクトすべき内容だったら、紹介します。
 そして、この同じ日に今季の「Jリーグシャレン!アウォーズ」が開催されました。確かJリーグシャレン担当の鈴木氏が、Jリーグアウォーズでシャレン賞を設けてくれなかったので、このタイミングでアウォーズをやる事にしたと言われていた覚えがあります。そんな中で、先日YouTubeでアウォーズを視聴させていただきました。そのレポは改めてリスペクトします。

2023Jリーグシャレン!アウォーズ 各賞決定のお知らせ:Jリーグ.jp

2023Jリーグシャレン!アウォーズ 各賞決定のお知らせ:Jリーグ.jp

Jリーグは本日、全60クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する...

Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

 

【2023Jリーグシャレン!アウォーズ 各賞決定】
「Jリーグは本日、全60クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する「2023Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催し、各賞を決定しましたのでお知らせいたします。
 Jリーグシャレン!アウォーズは今年で4回目の開催となり、多くの協働者との連携、取り組む課題や活動に関する発信力など、地域に根差したプロスポーツクラブの持つ価値をいかんなく発揮している社会連携活動を称える目的で実施しています。今回は、Jリーグ開幕30周年という節目の年の開催に合わせ、昨年の活動に限らず「これが自クラブの代表的なシャレン!」という活動を選考対象とし、Jリーグ全60クラブよりエントリーのあった活動から選考を行い、6クラブの受賞を決定いたしました。」
■2023Jリーグシャレン!アウォーズ・各賞発表/選考委員・選考コメント(抜粋)
◇ソーシャルチャレンジャー賞  在留ブラジル人の子どもたちのお仕事体験(名古屋グランパス)
・外国人との共生は、現在各地域で大きな課題となっており、特に非英語圏に暮らしていた本人、及び家族がなかなか地域社会に溶け込めない実情がある。そのような中、地域に多い在留ブラジル人との交流を深め、子どもたちが自ら役割を持てる身近なプログラムを提供するなど、クラブの発信力で相互理解を深める有効な取り組みとなっている。

◇パブリック賞  やいづ ふっとさる かっぷ(藤枝MYFC)
・技能実習生の社会的包摂は、全国の地方部での大きな課題であるにも関わらず、後回しにされがちな状態にある。その課題にしっかり目を向けたこと、サッカーという世界共通語の持つ可能性を提示したこと、サッカー交流だけではない課題に目を向けていることは、シャレン!活動にとってモデル性がある。多文化共生という今後の日本においてより重要になってくる課題に対して、「サッカー」の非言語性、「チーム」という強みを活かした取り組みであること。地域で関わる企業が多いことから、受賞をきっかけにより活発な活動に繋がっていくであろうし、そうなって欲しいという想いも込めて推薦した。

◇メディア賞  選手の汗と情熱がしみこんだ堆肥「芝~レ!」カターレ食農プロジェクト~紅はるか~(カターレ富山)
・CO2削減という日本が抱える問題に対して、スタジアムから出た資源の循環・再利用からサツマイモ作りという農作業経験、更にはスタジアムでの子供たちによる販売体験、と盛り沢山な循環型展開は、フットボールがある街の強みを活かした取り組みである。クラブ活動につきものの刈芝の再利用という着目点、農業との連携。この活動をベースにさらに事業としての広がり、連携の広がりも期待できる。

◇明治安田 地元の元気賞  新しいフツウを子どもたちからプロジェクト〜大豆ミートバーガー編〜(水戸ホーリーホック)
・子どもの発意を受け止めるクラブの姿勢が素晴らしい。子どもに価値を提供しており、周りの子どもたちにも勇気・元気を与える。

◇クラブ選考賞(モンテディオ山形) 高校生が本気で挑戦できる場として「高校生マーケティング探求」を実施(モンテディオ山形)
・地方クラブにとって、若者の流出は深刻な問題であり、そういった課題に地域の学生を巻き込んで取り組んだことは非常に素晴らしい。実際には目標を達成できなかったとのことだが、多くの学生が自分たちのアイディアを出し合い、それを実施する場を提供したということは非常に重要なことだった。ビジネスとしてうまくいかない、ということを学ぶ場になったことも意味があると同時に、この機会が将来的にスポーツビジネスに関わりたいと思う若者の創出にもつながったのではないかと思う。また単発の企画ではあるものの、長いスパン(2か月)をかけて取り組んできたことも、クラブがしっかりと向き合ってきた証拠だと感じた。他クラブが参考にする点があるという意味でも、受賞にふさわしい。

◇ファン・サポーター選考賞  継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン(ガイナーレ鳥取)
・特設ページでの最多得票を獲得。」

 今季は昨季までよりちょっと趣が違っていたように感じました。また、地域・社会貢献の付加価値が増していたようにも感じました。今回表彰されたどのクラブ事例も、受賞にふさわしい素晴らしい取り組みでした。特に鳥取さん、4年連続ですが、今回もファン・サポーターに選ばれたという事で文句無し、シャレンの優等生を証明した形になりました。
 当ブログで過去のクラブの取組事例を紹介しきれていません。今回はどれも付加価値が高い取り組みなので、ぜひ1つでも多くリスペクト記事にさせていただきたいと思います。読者の皆さん、少々お待ちください。

 あと、Jリーグ理事で、シャレン担当だった高田理事がWEリーグチェアマンに就任され、シャレンはどうなるの?と思っていましたが、新しい担当理事がお披露目された形になりました。Jリーグ執行役員の辻井隆行氏です。今回の配信動画での閉会挨拶で今季のシャレン事業について熱く語っておられ、その思いが十分伝わってきました。後日詳しくリスペクトさせていただきますが、シャレンを引き継ぐ「社会連携グループ」に、新たに気候変動問題に特化して取り組む「気候アクショングループ」が加わった「サステナビリティ部」が新設されるとか。新事業として気候アクション事業を新たに推進していくようです。具体的にどういう取組なのか、個人的に気になりますね。
シャレン!アウォーズ特設ページ:https://www.jleague.jp/sharen/awards2023/
シャレン!HP:https://www.jleague.jp/sharen/about/
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地域に溶け込む川崎フロンターレ111

2023-05-17 00:01:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 視察見学レポです。
 このGWに神奈川県川崎市にある「Anker フロンタウン生田」に行ってきました。急に東京に行く便ができ、ならばという事でどこに寄るか急いで検討。優先順位で、この4月にオープンしたばかりの、J1川崎が運営する総合スポーツ施設に行く事にしました。念願のJリーグ屈指の施設に行く事ができてうれしかったです。
   
 最寄り駅はJR南部線中野島駅と小田急小田原線生田駅。中野島駅から歩いて15分ほどで到着。水道施設が目立ち、フロンタウンは水道施設の活用という事が容易に想像できました。
 程なくして門とエンブレムが見えてくる。門から入場しましたが、横の駐車場も広かったですね。全体施設、1つ1つの施設にスポンサーが付いているようで、多くの支援者に支えられている施設である事がよくわかりました。
   
 入口から入ってまず目に入ったのがEufy テニスコート。屋外・屋内合わせて6面の照明付きオムニコートですごい充実していました。テニススクール(インドアテニスガーデン)のチラシを拝見すると、毎日朝から夜まで各クラスのスクールがビッシリ入っていて、とても規模が大きく、立派なテニススクールでした。一枚しか持っていなかったブログ名刺をスタッフの方に渡して挨拶と説明。表情を見ると、たくさん視察が来ているんだろうなぁと思わせる場慣れした表情でした。
    
 すぐ横には生田ふれあい広場がありました。芝生エリアやこども向け遊具など憩いとやすらぎのスペースになっています。リスペクトしたかったので、外周を歩きました。ジョギングコースになっていましたが、この日は走っている人は見当たらず。敷地は政田より一回り大きいかな。政田はひたすらグランドが広がっていますが、フロンタウンはしっかり施設が立ち並び、サッカー以外のスポーツをフロンターレの名前でしっかり運営されていて、まさにJリーグ百年構想に最も近づいたイメージ。比較するのも酷な話かもしれませんが、政田も100年後くらいにはこうなっていて欲しいと思いました。
   
 Anker フィールドではユースチーム?が練習していました。Nebula フィールドでは、地元のジュニアチームが何ヶ所にも別れて練習していました。鳥かごやってましたが、レベル高いです。歩いていたら、こんちは!とアカデミーの選手達が何人も挨拶してくれました。ジュニアの子達が試合してましたが、みんな上手い。
   
 外周がジョギングコースになっているため、観戦禁止になっている箇所もありました。Nebula フィールドの周りの観覧可能エリアではご父兄なのか、大勢見学者が座っていました。すごいのが、人工芝ピッチの中で、コートを囲むようにミストのように水が出ていた事。スタッフさんに聞いたら、やはり暑さ対策とのことでした。どこだったか、天然芝への水やりのために、ピッチの中から自動的に水を放水していたスタジアムは観た事ありますが、暑さ対策でのミストは初めて観ました。
     
 奥には生田多目的広場がありましたが、野球を意識した施設の様子。市の公共施設になるそうですが、そばに公園管理者(若い方)の方がいたので、またブログ挨拶でお話を少し聞かせていただきました。広さは少年野球の試合ができる仕様だそうで、ソフトボールよりはよく少年野球の試合が行われるとか。この日は家族連れがあちこちで、思い思いにキャッチボールとかしていて、微笑ましい光景が広がっていました。吹田スタジアムでもすぐ横で野球をやっていましたが、Jクラブの景色に野球色が混ざるのは面白いですね。
   
 カフェ施設があったので、コーヒーをいただきました。Jクラブのこういう施設でカフェがあるのは確か、鹿島くらいではなかったかと。地元の焙煎店の豆で作ったコーヒーで、時間が少しかかった分美味しかったです。お店スタッフにブログの取材ですと説明すると、公式インスタがあるのでPRして下さいと言われました。
 
 横に総合受付があり、こういうブログやってます、見学させて下さいと挨拶すると、フロント社員さんのDさんが丁寧に相手して下さり、何と!写真にも写っていただけました。やはりうちのブログは全国で通用する名刺代わりだと実感。これからも頑張ろうと決意。いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
   
 Dさんの押し施設の1つが隣りにあるSoundcore アリーナ。B1川崎のアカデミーとスクールが時々練習している体育館だとか。この日は真っ暗で写真が撮れなかったですが、中は広く充実した設備であることがよくわかりました。フットサル、バスケット、バレーのコートラインが引かれてあるとか。何と天井部分には太陽光パネルが設置され、エネルギー消費量の削減をサポートしているとか。やはり、視察に来る人がたくさんいるようですね。まぁそうでしょう。当ブログも昔レッズランドを視察していますが、フロンタウンは施設面で更に充実度が高い印象。
     
 今回見学できなかったですが、他にも室内でのスポーツ教室をはじめ多目的に使える2つのスタジオ(スタジオA・B)があるようです。1面が鏡張り、プロジェクターがあって、足や膝への負担を軽減する高弾性衝撃吸収シート床材を使用しているとか。それ以外にも大会時のブリーフィングや控え、打ち合わせに使えるミーティングルームもあるとか。見学したかったなぁ。
 チラシを見ると、「フロンタウン フィットネス」が営業されていました。2つのスタジオとSoundcore アリーナで太極拳、ヨガ、和太鼓美人、ピラティス、おしり体操までとかなりバラエティな講座構成でした。何かJクラブの施設っぽくない内容。
   
 細かい部分に目が止まり、何度もすげえなと声が出ました。製氷室、スポーツ保育園・学童クラブ、大きなコインランドリー、アカデミー専用の立派なクラブハウス、開設不要型応急給水拠点やマンホールトイレなどの防災設備もすごかった。アカデミーの歴代出身選手の写真があちこちに貼られており、その筆頭が三笘選手。アカデミー最高傑作である事がよくわかりました。
 いやぁイメージどおりの素晴らしい施設でした。レッズランドができた時に涙を流した川淵さん、この施設を見たらもっと涙を流すのではないでしょうか。Jクラブ(他の競技クラブも)の皆さん、ぜひ「Anker フロンタウン生田」へ視察に行ってみて下さい。きっと何か「気づき」があると思いますよ。
Anker フロンタウン生田公式HP:https://ikuta.frontown.com/
J1川崎関連:11911811711611511411311211111010910810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
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村井(前)チェアマンのサッカー愛15

2023-05-13 00:41:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 またまた久しぶりの村井さんネタです。この「Jの金言」シリーズですが、今回は組織論とか、ビジネス色が強いものばかりになりました。なるべく内容をコンパクト化したいのですが、どうしてもボリュームが多いままになりますね。という事で、前回の続きを行かせていただきます。また4回分一気に行くので、ちょっと長くなっています。

体力、技術、メンタルに大きな違いはない…120人のJリーガーを調査して判明した「世界に通用する超一流」の共通点 「傾聴力」と「主張力」という2つの力

体力、技術、メンタルに大きな違いはない…120人のJリーガーを調査して判明した「世界に通用する超一流」の共通点 「傾聴力」と「主張力」という2つの力

世界に通用する超一流選手はどこがすごいのか。Jリーグがキャリア10年目の選手120人を調べたところ、相関が認められたのはメンタルやフィジカルではなく、「傾聴力」と「主...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【体力、技術、メンタルに大きな違いはない…120人のJリーガーを調査して判明した「世界に通用する超一流」の共通点】(第17回)
「(いったい、どういう選手がそういった世界に通用する超一流に育っていくのか。彼らにはどんな共通点があるのか)分析力、クリエイティブ力、想像力、計画力、規律性、柔軟性など50項目くらいについて、大きな成功を納めた選手とそうでない選手を比べてみたのです。すると成功した選手の中で圧倒的に相関係数が高い項目が2つ見つかりました。『傾聴力』と『主張力』です。」
〔「前のめり」に聞き、堂々と主張する力〕
「――聞く力と主張する力。一見、矛盾しているように思えます。
【村井】そこが面白いところですね。まず『傾聴力』。私はこれを『体を前のめりに傾けて聞くこと』と定義しています。聞くだけでなく、前のめりに、というアクションが入っているわけです。例えば、要点をメモするとか、『本当かな』と疑って調べてみるとか。」
「【村井】そう、傾聴の極みというのは『あなたはそう言うけど、僕はそう思わない。僕はこう思います』と主張することです。勇気を持って主張してみると、その倍くらいの答えが返ってくる。この傾聴と主張のサイクルを高速で回している選手が、成長していくのではないかと思います。
〔ミスをしないことより、どう立て直すかで決まる〕
「【村井】プロで10年以上活躍するような選手なら誰しも、絶対にどこかで一度や二度は挫折しています。けがをしたり、スランプになったり、代表から外れたり、出場機会が減ったり。大切なのはそれを乗り越える力。リバウンドメンタリティーです。そのリバウンドのために必要な要素が傾聴と主張と言うわけです。
成功する選手とはミスをしなかった選手ではなく、ミスで凹んだことを立て直しながらリバウンドしていった選手である。それが調査からわかったことでした。」

 成功した選手で圧倒的に相関係数が高い項目が「傾聴力」と「主張力」で、そのうち傾聴力は当ブログでよく使う言葉で言えばやはり「リスペクト」ですか。言葉は違っても本質はほとんど一緒です。挫折を乗り越える力がリバウンドメンタリティーです。そのリバウンドのために必要な要素が傾聴と主張であると言われています。そして、ミスで凹んだことを立て直しながらリバウンドした選手が成功するですか。なるほどねぇ。

だから開催国ブラジルはドイツに1対7で負けた…Jリーグ村井チェアマンが学んだ「関係の質」の重要さ 関係の質が低いまま「結果の質」を求めてはいけない

だから開催国ブラジルはドイツに1対7で負けた…Jリーグ村井チェアマンが学んだ「関係の質」の重要さ 関係の質が低いまま「結果の質」を求めてはいけない

2014年のW杯ブラジル大会では、開催国ブラジルが準決勝でドイツに1対7で負けるという衝撃的な試合があった。リクルート出身でJリーグチェアマンを4期8年務めた村井満さんは...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【だから開催国ブラジルはドイツに1対7で負けた…Jリーグ村井チェアマンが学んだ「関係の質」の重要さ】(第18回)
〔基本は「おはよう。ありがとう。ごめんね」から〕
「――ドイツ代表は個々の能力だけでなく、チームとしても頭ひとつ抜けていた気がします。決勝戦でもアルゼンチン代表のメッシにほとんど仕事をさせませんでした。
【村井】そこが選手同士、あるいは監督、コーチと選手の『関係性』ではないか。白金幼稚園のお母さん、お父さんに私はそう話しました。マサチューセッツ工科大学、組織学習センターの共同創始者であるダニエル・キム教授によると、『おはよう。ありがとう。ごめんね』を幼稚園で教えることがとても大事で、これができると『関係の質」が上がります。
 すると『僕はこう思う。私はこう思うんだけど』という『思考の質』が上がります。思考の質が上がると『じゃあ、一緒にやってみようか』と『行動の質』が上がり、最後に『できたね。よかったね』と『結果の質』が上がります。この順番が大事なのです。」
〔半径10メートルの「関係の質」を上げる〕
「――同じことが会社でも言えそうですね。
【村井】まったく同じですね。私はリクルートエージェントという転職支援の会社で社長をしていましたが、『今の会社を辞めたい』と言ってくる人の退職理由の8割はその人の半径10メートル以内に原因がある。要はその人と周囲の『関係の質』が低かった。会長派と社長派の対立みたいなことがある会社にろくなことはありません。半径10メートルで『おはよう。ありがとう。ごめんね』が普通に言えない可能性があるのです。
 私がいたリクルートは1989年にリクルート事件という大変な事件を起こしますが、半径10メートルの『関係の質』がとても高かったので、『みんなで乗り越えよう』となりました。
 Jリーグで私が心がけていたのは副理事長の原博実さんと将来を語り合うことでした。チェアマンの私と副理事長の原さんの関係がよければ、部長と課長の関係も良くなる。Jリーグ全体で『関係の質』の連鎖が向上するのです。
 最近はパワハラとかの問題があるので『おはよう』くらいは言っても相手の心の中には踏み込まない。少し距離を置いて差し障りのない関係を保つことが多くなっていますが、これを良い『関係の質』だとは思いません。相手の心に土足で踏み込むのも良くないですが、相手の気持ちをしっかり理解した上で、本音で向き合うことが、すごく大事なんじゃないかと思います。」

 選手同士、または監督、コーチと選手の「関係性」の話です。挨拶で「関係の質」が上がれば「思考の質」「行動の質」「結果の質」の順番で上がっていき、この順番が大事とか。日頃の挨拶は大事ですね。確かに一般的に職場の中で、日頃の挨拶がまともに交わせていないケースがあり、そういう職場は生産性が低いのかもしれません。
 当時のJリーグでも正副理事長の関係は良かったようですね。原副理事長もJリーグチャンネルという違う媒体の方で貢献されていて、いいバランスが取れていたのではないでしょうか。
 今の時代、若い人との関係性を構築するのは難しいのかもしれませんが、昔人間からすれば、膝を突き合わせて酒を酌み交わしながら「関係の質」を縮めたいという内容でした。

2026年までに日本のサッカーは変わる…Jリーグ村井チェアマンが自信を持つ「重要プロジェクト」の中身 イングランドの躍進に学ぶ「哲学づくり」

2026年までに日本のサッカーは変わる…Jリーグ村井チェアマンが自信を持つ「重要プロジェクト」の中身 イングランドの躍進に学ぶ「哲学づくり」

W杯カタール大会で、日本は優勝経験国のドイツとスペインを下しベスト16で大会を終えた。この先に進むには、なにが必要なのか。2019年、Jリーグはワールドクラスの選手を輩...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【2026年までに日本のサッカーは変わる…Jリーグ村井チェアマンが自信を持つ「重要プロジェクト」の中身】(第19回)
〔優勝を争う国の選手は、どこのクラブに所属しているか〕
「――吉田麻也選手、三笘薫選手、堂安律選手などW杯カタール大会で活躍した日本代表選手の多くは、10代をJリーグのジュニアユースやユースで過ごしています。育成の主体が学校の部活からJクラブに移りつつあるわけですが、そんな中でJリーグは2019年、ワールドクラスの選手を輩出することを目的にした『PROJECT DNA』を始動させました。」
「【村井】ロシアに滞在している間はわりと時間があったので、出場32チームの全選手の経歴をエクセルに入力して、どのクラブの出身なのか洗い出しました。」
〔ドイツもイングランドも自国リーグの選手が多かった〕
「W杯でベスト4以上に進むためには、まずJリーグがプレミアリーグやブンデスリーガと同じレベルにならなければならない。そこでクラブの育成能力を客観的に評価・採点しているベルギーのベンチャー企業に依頼して、Jリーグとブンデスリーガの育成力の比較をしてもらいました。」
〔ブンデスリーガを100点としたら、Jリーグは…〕
「日本にオーディター(調査員)がやってきて、ストップウォッチを片手にJリーグユースの練習を観察していました。何を測っているのか尋ねると『オーナーシップをもって練習している比率を見ている』と言います。
 オーナーシップとは子供達が自発的に考案して練習することです。最初から最後までコーチが考えたメニューをこなす日本式の練習は『オーナーシップが足りない』と評価されます。試合のオーナーシップを握るのはピッチの選手です。ベンチが動かすわけではない。なので日ごろの練習からそうした自立性を求めているのです。結果的にブンデスリーガを100点とした場合、Jリーグは40点という結果が出ました。」
〔長期的な育成プランで若い選手への投資を〕
「(ドイツより強い関心を持ったのはイングランドでした)2017年のアンダー17とアンダー20のW杯で優勝しており、アンダー19も欧州選手権で優勝しています。若い世代がメキメキと力をつけ、その成果がW杯ロシア大会のベスト4という形で表れました。人材の底上げに成功した感じでした。
 イングランドはいったい何をやったのか。調べてみると2012年にEトリプルP(エリート・プレーヤー・パフォーマンス・プラン)という育成プログラムを導入していたことがわかりました。」
〔技術だけでなく教育、栄養、分析力も〕
「【村井】誰が育成プランを作るのか。白羽の矢が当たったのが、ウェストハム・ユナイテッドの監督などイングランドで37年の指導歴を持つテリー・ウェストリーさんでした。
 テリーさんが作った『EトリプルP』は、フットボールの技術だけでなく、教育、栄養、分析力などのスタンダードを作り、それをベースに各クラブが独自の育成に取り組むプログラムでした。」
〔秋田には秋田の、沖縄には沖縄のサッカーがあっていい〕
「(招聘した)テリーさん自身が日本に飛び込んで、全身どっぷり日本に浸かって、日本の文化を理解しようとされました。来て早々に全国の20クラブくらいを回り、その地域の風土や文化を学ぼうとしていました。フットボールというのはそういった地域の風土に根ざして発展するものだという考え方なのです。」
「秋田には秋田の沖縄には沖縄のサッカーがあっていい。それを育成や戦術に落とし込むために、まずは各クラブが自分たちの『フィロソフィ(哲学)』をしっかり持ちなさい、というのがテリーさんの教えでした。」
〔2026年までに日本サッカーは大きく変わる〕
「――イングランドのクラブがEトリプルPの活動を始めてからW杯でベスト4に進むまで7年かかりました。Jリーグの『PROJECT DNA』が始まったのが2019年ですから、結果が出るのは2026年ということでしょうか。
【村井】その頃には日本のサッカーも大きく変わっていると思います。しかしすでに今回のW杯でもある程度の効果は見えたのではないでしょうか。」

 育成の改革の話ですね。育成プログラムでイングランドのEトリプルPを目標に、Jリーグが2019年から「PROJECT DNA」を始めていて、イングランドの例からすれば2026年に開花するという事ですが、あと3年で次のW杯でどうなるかですが、個人的にはそんなにトントン拍子に上手くいくのかなと思います。先のW杯でも結局ベスト8には行けず、強豪国に勝てたのもギャンブルに勝っただけという印象は残っています。育成部分の成果は置いておいて、W杯での成果が出るのはそんなに甘くないと個人的には思っています。ただ、テリーさんには頑張って欲しいですね。

反対意見にこそ問題解決のヒントがある…全試合中止のJリーグから「世界最高の感染対策」が生まれた理由 村井チェアマンが実践した「弁証法」のやり方

反対意見にこそ問題解決のヒントがある…全試合中止のJリーグから「世界最高の感染対策」が生まれた理由 村井チェアマンが実践した「弁証法」のやり方

2020年2月、Jリーグは新型コロナウイルス感染防止のため、4カ月間にわたりすべての試合を中止した。この時Jリーグの当事者はなにを考えていたのか。チェアマンを4期8年務め...

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【反対意見にこそ問題解決のヒントがある…全試合中止のJリーグから「世界最高の感染対策」が生まれた理由】(第20回)
〔試合も大事だが、お客さんがいることがもっと大事〕
「【村井】Jリーグは『豊かなスポーツ文化の振興』を目指しているわけですから、ずっと試合を止めているわけにはいきません。本来1シーズン34節であるところがチームによっては30節で終わっても構わないから、とにかく試合は継続したい。そうすると不公平による大きなリスクを避けるために、そのシーズンの降格はなしにしようとか、さまざまな緊急措置を考えました。
『文化』とは『主観』の集合体です。お客さんはスタジタムに強制されて来るのではなく、自らの主観でフットボールを楽しむために足を運んでくれます。その流れを止めてはいけない。お客さんのいない無観客試合では文化は育たないのです。」
〔「利益を上げるか、社会貢献か」松下幸之助さんの答え〕
「【村井】そうですね。幸之助さんが松下電器産業を発展させた頃に、企業の目的は利益を上げることなのか、社会に貢献することなのかという意見対立があったようです。どちらに重きを置くかは、そのレベルによって今でも議論があります。
 幸之助さんは家電製品で日本に貢献しているのだから、事業であがった利益は社会貢献の証なんだ、とおっしゃいました。その証を使ってさらに製品を開発したり、社会に貢献したりしていくことが天の声なんだと。要は利益をあげることも社会貢献もどっちも大事なんだと。これをわかりやすく説明したのが幸之助さんだと私は思っています。」
〔嫌いな人、反対意見の中にこそヒントがある〕
「対立するものを議論して丁寧に見ていくと、対立する者同士の間に共通する要素が見えてくる。これを相互浸透と言います。」
「我欲の表面的なレベルで『俺がやる』と言っても誰も付いてきてはくれませんが、自分の心からの願いを表出させていくと、それが世の中に共通するものになり、やがて『世の中がそうなっていく」。そういう概念だろうと思います。つまり、一つ上の次元にアウフヘーベンしたいと望むなら、嫌いな人、反対意見を言う人の中にこそヒントがある。そんなイメージですね。」

 出ました、松下幸之助さんの水道理論。昔、松下氏の伝記を読んだ事がありますが、当ブログでよく出てくるキーワードの「公共財」の考え方のルーツで、懐かしいです。現在のCSRの原点でもあるかもしれません。これは同時にJクラブなどプロスポーツクラブも同様であり、商業主義に走り、地域・社会貢献活動を軽視するという行為はお話になりませんね。
 最後に反対意見の中にこそヒントがあるという事で、いい事を言われています。当ブログも日本代表などそういうシーンが多いですが、例えば地元Jクラブでもファン・サポーター全員が、万歳万歳では進歩しません。悪意を持った「文句」ではなく、おかしい所はおかしいと言ってもらってこそ、多様性が出て進化が図れるのではないでしょうか。

村井(前)チェアマン関連⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230422
  〃         ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230308
  〃         ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221221
  〃         ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221120
  〃         ⑫https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220716
  〃         ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220520
  〃         ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220502
  〃         ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220403
  〃         ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220211 
  〃         ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211202 
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  〃         ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160917
  〃         ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160206
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2023-05-11 00:01:12 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨季、J1昇格までもう1勝まで近づいた熊本さん。本当に強かったですね。今季は現在11位ですが、実は最近ジワジワと順位を上げてきています。地元岡山とは勝ち点1点差という事で、油断していたら熊本さんに追い抜かれますよ。そんな熊本さんに関する、ちょっとビックリするニュースが流れました。

TSMC効果、ロアッソ熊本にも波及 進出企業、知名度アップへ新スポンサーに|熊本日日新聞社

TSMC効果、ロアッソ熊本にも波及 進出企業、知名度アップへ新スポンサーに|熊本日日新聞社

熊本日日新聞社

 

【TSMC効果、ロアッソ熊本にも波及 進出企業、知名度アップへ新スポンサーに】
「半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)進出は熊本のスポーツ界にも波及効果をもたらしている。サッカーJ2ロアッソ熊本の運営会社アスリートクラブ(AC)熊本は、新規スポンサーを既に獲得。TSMC進出を機に熊本での知名度を高めたい企業の思惑を取り込もうと、さらに営業攻勢をかけている。
 昨年夏、AC熊本は新たにスポンサーになりたいとの申し出に沸き立った。話を受けた片山良二・営業部長は当初、『先方が人材派遣の会社だったので、最初はこちらが営業を受けているのかと思った』と冗談交じりに振り返る。
 その企業はエンジニアに特化した人材サービスを提供する『アウトソーシングテクノロジー』(東京都)。支援の規模も破格で、いきなり最上位のスポンサー『オフィシャルトップパートナー』となった。
 同社は2015年に熊本支社を開設。TSMCの進出が決まり、事業拡大を模索する中、企業の知名度を高める必要性を感じていた。雇用戦略本部の山根弘行本部長は『県民のみなさんに身近に感じてもらうためには、地域に根差したロアッソのスポンサーとなることが良いと判断した」と説明する。
 同社は、サポーターが応援で使うビッグフラッグの寄贈や小学生の試合招待を展開。『サポーターの方々がSNSなどで会社の名前を発信してくれるようになった』(山根氏)と効果を強調する。
 ほかにも、新規スポンサーに就いた郵船ロジスティクス(東京都)は、半導体関連の輸送をにらんで昨年4月に熊本営業所を開設。ロアッソを通じて熊本での知名度アップを目指している。
 こうした状況を、資金獲得に長年苦しんできたAC熊本は『千載一遇の好機』と捉える。TSMC本体だけでなく、今後進出を図る会社のリストアップも進め、すでに数社と接触した。
 4月に就任したばかりの藤本靖博・AC熊本社長は『J1仕様のフロントを目指す』と宣言。『パートナー企業とウィンウィン(相互利益)の関係を築きたい』という。
 AC熊本は台湾との民間レベルでの交流推進も開始した。郵船ロジスティクスと協力し、3月の『熊本─台北』のチャーター便でチームユニホームを現地の少年サッカークラブにプレゼントした。現地でロアッソの知名度を向上させ、将来的な台湾からの誘客を見据えた〝地ならし〟も着々と進めている。」
〔台湾でバスケ熱、ヴォルターズも注目〕
「バスケットボールB2の熊本ヴォルターズ運営会社『熊本バスケットボール』もTSMC進出にビジネスチャンスの可能性を感じている。福田拓哉社長は『具体的な動きはこれからだが、大きな転機となることは間違いない』と注目する。
 台湾はバスケ熱が高まっている。現地では2020年にプロリーグが発足し、元NBA選手が所属するチームもある。『熊本-台北の定期便が就航すれば、現地チームとの交流戦開催の可能性も出てくる』と福田社長。」
   
 調べてみると、TSMCは世界最大の半導体受託製造企業とあり、世界で最も時価総額の高い半導体企業ともありました。従業員数約65,000人、年商は約7兆円ってスゴ過ぎです。そんなグローバル企業であれば、J2クラブのスポンサードは困難ではないでしょう。
 ㈱アウトソーシングテクノロジーですが、「地域に根差したロアッソのスポンサーとなることが良いと判断した」というのが泣かせますね。郵船ロジスティクス㈱は年商709億円の大企業と次々と大企業の名前が出てきます。これも「半導体」効果なのか。

 熊本さん、まさに好機到来ですね。「J1仕様のフロントを目指す」との事ですが、運営会社のバージョンアップを図るという事ですか。予算が巨額になる事によって、神戸さんのように化けてしまうのではないですか。でも、まだ買収とか子会社化するという話にはなっていないようで、熊本さんの経営はそのままなので、一番理想の形で進化できますね。何年かしたら熊本さんも先にJ1に行っちゃうのかなと思ってみたり。
 でも、当ブログ的にはどうしてもリスク対策を考えてしまう。つまり、トントン拍子に物事が進まない、もしくは上手く進んでも、半永久的ではなく、いつかバブルが弾けてしまう可能性。ポイントはいくら資金が潤沢になっても、決して偏った経営構造にしない事。100年続くためには、あくまで公共財で市民クラブの体裁をキープする事かな。そう考えたら、よその事例ですが、一個人が筆頭株主になっている「個人オーナー」制は、当ブログにとってかなりネガティブな事象です。熊本さんにはそういういびつな経営構造にはなって欲しくないですね。
 そして、B2熊本も同様の半導体効果が到来しそうです。ポイントは台湾ですね。現在B2ですが、あっという間にB1、その先の新B1に行くのかな。

J2熊本関連⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20221220
   〃     ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211230
   〃     ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210603
   〃     ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181207
   〃     ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170920
   〃     ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160529
   〃     ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140928
   〃     ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130725
   〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120209
   〃     ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090420
   〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071107
   〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060608
   〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051003
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優勝の味74

2023-05-07 00:01:27 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 見逃し配信観戦レポです。
 観れないかなと思っていたら、DAZNで放送があるという事で、急遽こっちになりました。DAZNさん、ありがとう。4時間遅れですが、J1浦和のACL決勝セカンドレグです。ACL決勝戦は過去もリスペクトしており、今回も勝つか0-0引き分け以上で優勝が決まります。赤い日本代表頑張って欲しいですね。浦和さんの選手OBである阿部さんがACL優勝トロフィーを持って登場。今大会のアンバサダーだそうです。
   
 シーズンをまたいだという事で、浦和さんは監督も選手も何人か入れ替わりになっており、12戦負け無しとか。浦和サポさんの「ウィー・アー・レッズ」の大合唱。コレオもすごいですね。「URAWA AIR」の飛行機が飛んでいました。すごいコレオ。そういえば、ファジボラの時に篤氏が行くって言っていましたが、行ってるのかな。シマカズ氏も。
     
 キックオフ。勝てば5大会ぶり3回目の優勝。相手のアル・ヒラルは昨季優勝のディフェンディングチャンピオン。浦和さんはファーストレグと同じ先発。アル・ヒラルは3人替え。この日の審判は3人とも東アジアですね。
 アル・ヒラルは4-4-2からフォーメーションを変えてきました。おっと、相手の監督はラモン・ディアス氏。Jリーグの初代得点者ですが、あの時の面影は無し。この日は風が強く、前半は風下ですね。確かに風強かったですね。前半はどちらかというと守りの時間が続きました。ディアス監督は浦和さんは守備はいいが、攻撃は良くないというコメントがあったようです。
   
 ずっと攻められていますね。浦和さんは、今季セットプレーから失点していないようです。今日の主審(中国)は余りファウルを取らないですね。酒井選手の抜け出しから、興梠選手の惜しいヘッド、バーに嫌われる。
 ペルー代表のカリージョ選手対酒井選手の激しいマッチアップ。風が強いので浮き球の処理が難しそう。西川選手も効いています。アル・ヒラルの左が空いている、使えると解説で言っています。前半終了。
     
 交代無し。後半スタート。前に出てくるしかないアル・ヒラル。今度は浦和さんが風上に立ちました。FKから折り返しのボールが入ってしまう。浦和ゴォール!!! ホイブラーテンゴール! 1-0(2-1)。断然浦和さんが有利になりました。アル・ヒラルのスペースがだいぶ空いてきました。1人1人の球際が弱くなってきているようです。セカンドボールがほとんど浦和さんになっています。相手のFWにボールを行かせていません。前半以上に風が強くなっており、ボールが戻ります。興梠選手と小泉選手のチェイシングの貢献度が相当高いです。酒井選手絞ったのか、顔が細くなっていますね。
   
 浦和さんの選手の疲れが少し見えてきました。アル・ヒラルもボール出しに困っている様子。浦和さんはシンプルなプレーに徹して、ボールを通していきます。アル・ヒラルはすっかり強度が落ちました。それでも危ないシーンもありました。終盤相手の攻撃が増えてきましたが、西川選手、ナイスセーブ。
 浦和さんも安井選手が果敢にシュートを打つ。アル・ヒラルの選手はイラついていて、審判に文句言ってイエローもらっています。最後、懸命に守っています。またしても西川選手のスーパーセーブ。最後に両チーム小突き合っています。またカンテ選手と小競り合い。ここでホイッスル。浦和さん、優勝おめでとうございます!

ACL=アジアチャンピオンズリーグで浦和レッズが優勝 3回目の王者 | NHK

ACL=アジアチャンピオンズリーグで浦和レッズが優勝 3回目の王者 | NHK

【NHK】サッカーのアジアナンバーワンクラブを決めるACL=アジアチャンピオンズリーグは今夜、さいたま市で決勝の第2戦が行われ、J…

NHKニュース

 

   

 

Jリーグ - ACL 決勝 第2戦 浦和レッズ vs. アル ヒラル サウジFC - 試合経過 - スポーツナビ

ACL 決勝 第2戦 浦和レッズ vs. アル ヒラル サウジFCの試合経過。スポーツ総合サイト、スポーツナビ(スポナビ)のJリーグページです。最新のニュース、速報、日程、見どころ...

スポーツナビ

 

 MVPは酒井主将。柏から欧州へ行き、その後浦和さんを優勝させるためにという事で浦和さんに入団。念願叶いましたね。個人的にはベテラン勢が目立った大会の印象。興梠選手、西川選手、酒井選手。その後に若手選手や外国人選手も活躍していました。
 あと、決勝戦がいろいろ理由があってGWまで伸びました。本来は昨年3月頃にプレーオフが始まり、年内に決勝が行われるところ、今回は半年ほど伸びています。これは秋春制への移行も関係があるのかな。という事はこの秋からACLがまた始まるという事か。ACL出場枠のためにも、浦和さんの今回の優勝は大きいと思います。とにもかくにも浦和さん、優勝おめでとうございます。
J1浦和関連:/ /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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